ヒーローズ・ログ

ニチアサを中心に、様々な映像作品の感想を垂れ流すためのブログです。

獣になれない私たち 第3話 感想 けもなれは社会人版「左門くんはサモナー」

こんにちは、ログ(@exloyrog)です。

 

けもなれ第3話放送と同時に、主題歌であるあいみょんの「今夜このまま」が配信開始しました。私もSpotifyで早速ヘビロテしております。あいみょんはご存知「愛を伝えたいだとか」がとても好みな曲調で、先日からハマっていたところだったので、今回のドラマ主題歌は嬉しい起用でした。「今夜はこのまま 泡の中で眠れたらな」と、不自由からの解放を求める晶たちの気持ちにピッタリな曲だと思います。

 

今夜このまま

今夜このまま

  • provided courtesy of iTunes

 

さて、第3話もまだまだ晶の苦労は止まりません。そろそろバーンと自由になろうぜ。感想行ってみましょう。

 

 

 

「ごめん庇わせて」

 
今回も晶の悩みの種は花井くんの件でした。一応家に泊まりに来ましたが、元カノの件は進展なしだし、上野の話をして嫉妬させようとしても効かないし、不信感が募る一方。まあ、上野くんのアレは掘り下げれば掘り下げるほど効かないと思いますけど。上司を待ち受けにしようとするクソゴミ野郎だからな。(言い過ぎ)
 
花井のダメな点って、「ごめん庇わせて」という言葉に全てが集約されていると思います。晶のことをちゃんと見ていない。一番大切なのは自分のプライド。だから鏡の中に映っている晶の本当の顔に気付かずに、いけしゃあしゃあと「愛してるよ」なんて言葉を吐けるし、安易に抱いたりキスをしたりしようとする。「母さんは今結婚が唯一の楽しみ」とかも言わなくていいのに言っちゃうし、もう......。世間的には田中圭とガッキーのイチャコラが注目されてるんでしょうけど、こちとらムカついて溜まりません。
 
そんな花井くん、ついに今回は恒星や呉羽様としっかり絡むことになりました。恒星とは大した話してませんけど、呉羽様には突然のキスで翻弄されるという超急展開。いやあ、これはクリーンヒットですよ~。家に住まう座敷童の元カノ、自分の思い通りに抱かれない晶と、彼なりにストレスが溜まってるところに、何も気にする必要のない自由な女が現れた。そりゃあやられちゃいますよ。恋愛はダメダメな残念イケメン・花井くんの明日は晴天か、曇天か。はたまた。
 
 
 

晶ちゃんはてっしー

 
私的には花井くんにイラついてるんですが、世間では晶にイラついてる人もいるようで。主に女性側。「私が仕事を辞めたら回らなくなるんです!」→「いや実際は回るやで、気にしすぎやで」っていう言説のツイートを見て、確かに気にしすぎマンへのイラつきもあるかあ、と納得しました。まあ、それから脱却したら?っていうドラマなので、当然出てくる意見だとは思いますけどね。
 
などと、晶のキャラクター性について考えてたら、何か見たことがあるぞ......と思いまして。Twitterでも少し呟き、記事のタイトルにもしたのですが、けもなれって社会人版「左門くんはサモナーといえるんじゃないかな?って最近考えてます。というか、1話を見た時から何か要素に見覚えあるな?と思ってたのを、やっと思い出した。
 
 

左門くんはサモナー 1 (ジャンプコミックス)

 

左門くんはサモナー 1 (ジャンプコミックス)

左門くんはサモナー 1 (ジャンプコミックス)

 

 

 

 
左門くんはサモナー」を知らない人に解説すると、2015年から2017年にかけて約2年週刊少年ジャンプにて連載された、沼駿先生のギャグ漫画です。一応全体的には「ギャグ漫画」なんですけど、ただのギャグ漫画と侮るなかれ。青春漫画、バトル漫画、恋愛漫画といった要素もあったりします。
 
ざっくり説明すると、めちゃくちゃ「良い人」な女子高生が、めちゃくちゃ悪い召喚術士(サモナー)に出会い、学園生活が一変するというお話。これが本編では、「私が地獄に堕ちるまでの物語」と揶揄されています。
 
特徴としてはギャグのキレが良すぎる・人間、悪魔などのあらゆる登場人物のキャラがひたすら濃い・だけど優しい世界観、といったところでしょうか。単行本買うほどのガチ勢ではなく、本誌勢だったので特徴を捉え切れてはいないと思いますが......。毎週笑いに笑ってほっこりしてました。
 
 
より具体的に解説すると、そのめちゃくちゃ「良い人」(=偽善者)こと天使ヶ原桜(てっしー)は、同級生がバス酔いしてゲロを吐いたら素手で受け止めるほどの天使なんですけど、そんな善人ムーブをかますてっしーが「大嫌い」だと言い放つ左門くんは、てっしーを「地獄に堕ちるような人間」にするために、あの手この手を使って嫌がらせを断行。動じたり動じなかったりなてっしーと、してやったりやられたりな左門くんの間には、徐々に奇妙な友情関係が生まれていきます。
 
冒頭で「私が地獄に堕ちるまでの物語」と触れ込んでいるように、最終的には「「悪い女」になる」という流れなんですけど、この「悪い女」とは「欲深い人」「腹の中真っ黒な人」という意味で。最後に「悪い女」と認められたてっしーは、「私だって白と黒だけでできちゃいないの!」と、「良い人」だった時よりも素敵な笑顔を見せるのです。
 
 

左門くんはサモナー 10 (ジャンプコミックス)

 

左門くんはサモナー 10 (ジャンプコミックス)

左門くんはサモナー 10 (ジャンプコミックス)

 

 

 
 
......ちょっと長くなりましたが、端的に言うと、てっしーと左門くんの構図が、晶と恒星の関係と似ているのではないか?ということ。「良い人」の晶と、「良い人」が「大嫌い」な恒星。2人が関わることによって、晶が「悪い女」になっていく物語。「悪い女」、言い換えれば「獣」。獣になれない私たちは、「晶が地獄に堕ちるまでの物語」のように思えてならないんです。
 
ただ、けもなれの舞台は社会。左門くんは高校。だからてっしーは晶ほど苦しんではいません。「良い人」時代もそんな描写なかったし。でも、晶もきっとそうだったんじゃないかなって。学生の頃はきっと、恒星が嫌いな笑顔でも乗り切ることができてた。けれど、社会に出てもそれを続けていった結果、彼女の心はいつしか擦り切れてしまっていた。だからこそ、彼女に今必要なのは「地獄に堕ちる」ことなんじゃないでしょうか。
 
といってもまあ、恒星が厳密に左門くんのような立ち位置なのか? とか、どっちかというと引きずり込むのは呉羽様の方なのではないか? とか当然細部は違います。しかし、大方のコンセプトとして、けもなれ=社会人版「左門くんはサモナー」じゃないかな、と私は思います。
 
もしこの物語が、「アンタって悪い女だね」という恒星の言葉に、満面の笑顔を見せる晶で終わるんだとしたら、彼女が「獣」になったことの証として美しい幕引きなのではないでしょうか。
 
 
 
 

破壊神・呉羽様

 
本編1の獣かつスカッと女・呉羽様。進展しない展開にいらついたかのように、破壊神としてついに動き出しました。揉める2人への正論パンチと、獣のごとく突然のキス。や~~~~~~~~~~エロい。これこそ「悪い女」。いや極めすぎですけどね。ごちゃごちゃうるせえ晶と花井の関係を上手いことぶち壊してほしいところです。もうぶち壊してますけども!
 
呉羽様役の菊地凛子さん、ドラマ通ではない私はあまり見かけたことがない方だったんですが、パシリムのマコやLIAR GAMEの葛城リョウの人だったのか。普通に見たことありました。しかも染谷将太くんの奥さんだったとは。日本のドラマにはあまり出てないと思ったら、最近は海外で活躍されてるのですね。菊池さんの出てる作品を追ってみたくなりました。それだけ魅力的。
 
 
 
全然関係ない話なんですけど、最近読んでる漫画「左ききのエレン」の岸あかり嬢とダブって見えました。天才モデル・自由奔放・ド正論&ドS・超絶美女。要素が揃いすぎてるんですけど、呉羽様もそんな感じです。そんなモンスターに晶や花井がどう食い尽くされていくのか、あるいは食らいついていくのか。もうここが一番の見どころだと思ってます。
 
 

左ききのエレン 5 (ジャンプコミックス)

 

左ききのエレン 5 (ジャンプコミックス)

左ききのエレン 5 (ジャンプコミックス)

 

 

→ジャンプ+で連載中の漫画です。「天才になれなかった全ての人へ」贈る天才達と凡人の物語。

 
 
 
あ、申し訳ないんですけど、今のところ恒星の闇に関してはあんまり興味が湧かない......。兄との軋轢はわかりましたけど、兄に似てくそうぜえから晶を抱こうとしたってのがなかなかにクソだなぁ。2人の関係が赤の他人から、5tapで会う常連へと少しは進展したのは何よりですけどね。左門くんを見習って、可愛げ要素をもう少し増やしてくんねえかなと思ってますよ。
 
 
 
 

 

 

以上、3話感想でした。けもなれの話をしていると思ったら好きな漫画の話をしていた。すいません、ジャンプっ子なもので。「左門くんはサモナー」も「左ききのエレン」も、老若男女問わず楽しめる作品なので、是非一読ください。ジャンプ+をダウンロードしたらすぐ読めますよ!(ダイマ

 

さてさて次回は呉羽様大暴れで楽しみです。気付いたら今夜ですけど。「今夜このまま」を聴きながら、お酒片手に観ようと思います。

 

......嘘です。家族にテレビ取られて観れないので、明日朝「日テレTADA!」で観ます。ビール飲みながら観たいのに悔しいよう。

 

 

 

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