零れ落ちる前に。

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獣になれない私たち 第9話 感想 生きることは案外悪くないけど、それでもやっぱりやりきれない

こんばんは、ログ(@exloyrog)です。

 

獣になれない私たち、いよいよ明日最終回。それに合わせて(合わせて?)、少し早めに前回分を視聴しました。最終回は明日夜か明後日朝を目処に観る予定。うん、最終回ともなるといつも以上に早く観たいという気持ちになります。

(結局書き終わったのは水曜でした)

 

さて、第9話。結構辛くて思考の渦にダイブしてしまいましたが、ちょちょいとアウトプットしていきましょ~。

 

 

 

女たちは笑い合う

朱里のこと、晶のこと、京谷のこと。何も知らない千春さんは、まさかまさかの突然の訪問によって、ようやく全てを知ることになるのでした。いや、急だなおい。思い立ったっておい。まあ確かに千春さんらしい行動です。夫が亡くなって、気持ちの整理が少しついたから。そんな流れで、1回顔を出してみようということになったのでしょうか。

 

千春さんが晶たちの真実を知ったらどんな反応をするのか。怒りに怒られ、縁を切られるのではないだろうか。色々修羅場を想像していたのですが、まさかまさかpart2。何と仲良く飲んじゃうのでした。すげえ、全く予想していなかった。京谷の不甲斐なさを責め、でも朱里の言葉を聞き入れ、晶の涙につられて泣く。そして笑い合い、また飲もうねと約束を交わす。何とも不思議な縁です。

 

元々カノ、元カノ、元彼の母。世間的に見たら、全く相容れないはずの3人。でもこの3人が一緒に飲んで笑っている姿を見ていると、なんだか泣けてきました。こんな関係もありなんだな~って。

「性別関係なく、人間どうしでいられる相手がいるとしたら、貴重じゃないですか」っていう恒星の言葉がありましたけど、これは3人にも当てはまるなと思います。息子と結婚手前で終わった人だとか、終わった相手の母親だとか、息子のお金で生活を続ける女だとか。そういうややこし~い関係とか抜きで、ただただ人間どうし。一夜限りかもしれないけど、3人が純粋に結ばれたことはとても貴重だし、壊すには惜しいですよ。

 

晶の部屋での雰囲気も、前とは全然違う。朱里も晶に対する棘がなくなり、2人は既に友達になっていたのでした。ずっとこういうほっこりとした会話が見ていたいなと、今迄の展開を思うと余計に感じます。

 

 

 

現実は甘くない

1人が声を上げようが、立ち向かおうが、現実は何も変わらない。晶が九十九に反抗しても、恒星が"悪事"から足を洗おうと足掻いても、ドラマのようにスカッとすることは何も起きない。けもなれはドラマですけど、相変わらずリアルで、痛いところを突いてきます。観てて辛い。

 

朱里を散々使った挙句、いつもと変わらず「最近の若いヤツは~」と声を荒げる社長についに真っ向から牙を剥いた晶でしたが、「変わりはいくらでもいる」と非情な言葉をかけられ、沈められただけでした。某番組のように、スカッと社長を撃退! とはいかない。これが現実なんでしょうね。

 

それにしても今週は朱里がよく頑張りました! 秘書とかいう役目を急に任され、いっぱいいっぱいになりながらも懸命にやる姿にグッときましたね。これまで朱里にあまり共感できなかったのは泥棒猫のような姿勢が気に食わなかったからなんですけど、今週の彼女を見ていると、昔はちゃんと頑張っていたんだな......と思って。そこに色んなプレッシャーが重なって辞めちゃったという。きっと世の中でよくあることなんだろうなあ。

 

どう考えても朱里の適性判断をできずに、技術から事務に回してしまった社長が悪い。だけど、そんなミスしないだろというミスをしちゃう朱里もまずい。誰が悪いか? を考えると堂々巡り。朱里が、自分のやれる精一杯の生き方を見つけてくれることを願うばかりです。

 

 

 

晶と恒星のワンナイト

今週の目玉と思われた、2人のワンナイト。何と、あっさりと一夜が明け、晶の「間違えた?」という台詞で最終回へ引くことになるとは。こちらも度肝を抜かれたというか。

ドラマ的には、「ついに2人が!」と盛り上がるクライマックスに持ち込むべき展開だと思うのですが、そうしないのが野木さん流・けもなれ流。慰めあった結果、「いやこれなんか違う」と感じたのでしょうね。

 

呉羽のように、「とりあえずあれください」的なノリでヤッてみた。だからといって、「獣になる」ことはなかった。残ったのは違和感だけ。最終回、2人はこの気持ちをどう消化するのか? これまで散々「ラブかもしれない物語」といわれてきましたが、やはり「ラブではない」可能性が見えてきました。壊すには惜しいこの関係にどんな名前を付けるのか? いよいよ、クライマックスです。

 

 

 

 


【公式】3分でわかる!けもなれ第9話!ガッキー&龍平が切ないキス!ついに一夜をともにした二人の行方は? | 新垣結衣

 

以上、けもなれ9話でした。

 

晶は仕事を続けるのか。恒星は足を洗えるのか。呉羽は渦中から抜け出せるのか。朱里はどこへ行くのか。京谷は何かに気付くことができるのか。彼らの間違いだらけな旅路は、どこへ向かうというのか。

けもなれは大きなドラマが起きる作品ではありません。だからきっと最終回も、大団円とはいかない。ただ彼らの日常が続くだけ。でも少しでも救いがあれば。少しでも楽しく生きられる方向へ向かってくれれば。そう願ってやみません。ラブかもしれない物語の結末を、明日見届けたいと思います。

 

 

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