こんにちは、ログ(@exloyrog)です。
ゴースト編後編、中間フォームであるディケイドアーマーも兼ねた激アツお祭り回でしたね。豪華絢爛でどっからどう突っ込んでいいやら。ワクワク感そのままに、色々触れていきたいと思います。
⌚⌚みんな起きてるジオ?⌚⌚
— 仮面ライダージオウ (@toei_rider_ZIO) 2018年12月8日
EP14「GO!GO!ゴースト2015」は、午前9時から始まるジオ!!!
ゴースト編の後編ジオ!!!
ゴーストに、スペクターに、ディケイドに…もりだくさんジオ!!!#仮面ライダージオウ #ゴースト #スペクター #ジオジオ #ジオウ #ディケイド #おのれディケイド pic.twitter.com/Svj0EmqAlT
程よい『ゴースト』感
ゴースト編後編、何とも全体的に『ゴースト』本編のような緩さを感じた回でした。そこをトリックスターの門矢士が上手く締めてくれたような感覚。豪華だけど雑で、雑だけど豪華。不思議なバランスでした。
まず、横軸としてゲストのお兄ちゃんがどのように救われるのか? というところがポイントでしたが、ビックリするほど雑でしたね......。死ぬ前に助けに行けば生きてるぜっていう。まあ、確かにソウゴなら可能な方法だし、一番確実だし、タイムジャッカー側も別に「兄が死んでいる」ことが必ずしも大事ではないので、いいのか。いいのだろうか......。
この辺りの解決法の雑さも、『ゴースト』らしいっちゃらしいのでしょうか。うーむ。ホロッとくる解決法を期待していたのですが、ディケイドや新フォームに尺を喰われてしまった感じがします。
雑さといえば、マコト兄ちゃんの登場シーンがあまりにも雑で笑いました。無から生えてきて、なんだかよくわからん内に妹ちゃんを任されて、そのままフェードアウト。いや、こっちの雑さは『ゴースト』らしいし、何なら平成ライダーらしさでもあるんですけどね。「どうして変身しない!?」とキレ気味かつ唐突に登場する彼に、謎の安心感さえ覚えました。
そしてエグゼイド編以来となるレジェンドの変身! 久々の同時変身はやはり熱いし、キレがありますね。『ゴースト』の変身ポーズ、どれも好きなんですよね~。当時メテオみたいに腕をぐるりと回して変身するようなポーズが多くて、少し飽きていました。そこに呪術師のようなタケルの見栄と、マコト兄ちゃんの腕の長さを活かした豪快なポーズは新鮮で、一発で惚れましたね。
前回兄みを発揮したタケル殿が本編のような孫みを出してくるのも今回のポイント。「だよね!!」と笑顔で同意してくるのが本当に可愛いです。歴史改変後なのになんで「幽霊の時にお腹が減らないのか」にハチャメチャ同意してくるのは謎でしたが、ファンサということで。ゴーストハンターらしく(らしく?)ソウゴやお兄ちゃんを助ける格好良さと可愛さを兼ね備えたタケル殿、そして無から生えてくるも持ち前の美しさで敵を薙ぎ倒したマコト兄ちゃん。2018年に2人を拝めて嬉しかったです! 西銘くん、山本くん、ありがとうございました!
仮面ライダーゴースト Blu-ray COLLECTION 4<完>
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士にとっては「ジオウの世界」
敵として現れたり、ウォッチを渡す味方ムーブをしたり。「だいたいわかった」と勝手に納得して、敵味方問わず振り回す門矢士のトリックスター感にゾクゾクしました。ここまでのレジェンドとは違う!というのが、『ディケイド』未視聴の人にも伝わるでしょう。
今週の主な活躍はゲイツとの一戦。初の2期カメンライドはなんとゴーストでした。タケル殿の可愛さとはかけ離れた冷酷なゴーストはなんともエロかった。姿は同じでも士くんが変身しただけでこうも見え方が変わるのは驚きです。アナザーゴースト、ゲイツゴーストアーマーの「ゴースト三つ巴」や、士ゴーストの浮遊アクション、そしてWキックなど見応えしかない戦闘シーンでした。しかし、3人もゴーストがいるのに本物はいない、というのが実に面白い。士くんのこういう気まぐれファンサービス精神、好きです。
そして、ただの敵で終わるだけではないところがトリックスター。何とゴーストウォッチをブランクに戻す代わりに、ディケイドウォッチをくれるという大胆な行動に。中間フォームの手に入れ方がこんなに雑なの久しぶりかも。士くんらしいです。先にアイテムの継承をさくっと済ませ、敵として立ちはだかる師匠ポジになってくれるのでしょうかね。継承といえば、ウォズさんの台詞をも破壊するとはおのれディケイド。
最後のクジゴジ堂でのやりとりを見る限り、士くん目線から見るとこれは「ジオウの世界」に訪れていることになるんでしょうね。与えられた使命は、敵としてジオウを王へと導くといったところでしょうか。戦いの先でソウゴ達のどんな表情を撮ることになるのか。ディケイド、門矢士の歩む物語としても、先週から地続きとなるディケイド編は楽しめそうです。
それにしても、オーロラの壁で時間を超えたり、全ライダーに変身できたりと色々チート。しかも今週も先週も未だディケイドには変身してないんですよね。ディケイドに変身しなくても圧倒的存在感を誇る門矢士、やっぱりキャラ造形がすげえよ。
最強!ディケイドアーマー!
ついに登場した新フォーム・ディケイドアーマー。登場時期とチート感からして、「中間フォーム」と言ってよさそうですね。ガンバライダーみたいな奇天烈な見た目と、ディケイド感溢れる音声・エフェクト。他のライダーのウォッチも同時に使える辺り、やはりカメンライドを意識しています。
面白いのが、「「中間フォーム」フォーム」であること。ただ単に顔のディスプレイが他のライダーに変わるだけと思ったら、各ライダーの中間フォームになるというのは予想外でした。選挙で使われるたすきみたいなとこに表示される「スパークリング」「グレイトフル」の文字のわかりやすさよ。顔もちゃんとスパークリングとグレイトフルになっていて面白いですね~。
ディケイドはコンプリートフォームで最強フォームを全召喚していましたけど、中間フォームがフィーチャーされることは特になく。というか、「中間フォーム」というものがちゃんと確立したのって、「W」以降の平成2期ですからね。ファング、タジャドル、マグネット、オールドラゴン、カチドキ、フォーミュラ、グレイトフル、Wアクション、スパークリング*1。2期の販促スケジュールで確立されてきた「中間フォーム」という存在が、再び登場したディケイドによって「カタログ化」される。ディケイドアーマーという「中間フォーム」の位置づけにグッときました。
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そして更に面白いのが、ライドヘイセイバーなる武器。各ライダーを選択して攻撃するのも面白いポイントですが、一番はやはり必殺技「アルティメットタイムブレーク」の音声。「ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!」とかいう掛け声を、平成最後のライダーの必殺武器に入れる。こんな頭のおかしい発想に恐れ入りつつ、朝から爆笑しました。
平成を「Hey!Say!」と言い換えるのは某アイドルが既にやっていることではありますが、ヒーローの必殺技でやってのけるなんてね、ビックリですよ。しかもちゃんとカッコよいし、絶対子どもだったら真似しちゃいます。
以上、14話感想でした。ディケイドの派手さに、ゴーストの安心感。かなり見応えのある回でした。ディケイドの登場は今後も続きそうですしなお嬉しい。
さて、次はついにレジェンド回のルーティンを外れ、『ジオウ』の本筋へ。オーマジオウの世界へと飛ばされるという、早くもクライマックスな展開。ゲイツやツクヨミが見てきた最低最悪の魔王・オーマジオウにソウゴが初めて出会い、何を思うのか。予告を見る限り、乗り越えるべき大きな壁になりそうです。ソウゴが初めて経験する絶望。奥野くんの演技は必見ですね。
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*1:タジャドル、オールドラゴン辺りは「中間フォーム」という枠に入るのか微妙なラインです。カッチリと決められたのは鎧武以降ですね。