年明け一発目の『ジオウ』は何と未来編。年明け以降はレジェンド編ではない異なる展開をする予定というのは、白倉Pの証言から何となくわかっていましたが、まさかこんな面白い展開になるとは。
当初はガッカリしていましたが、公式から「2022年よりあのレジェンドライダーが登場!」とさも皆知っているかのような発表のされ方に、笑顔にならずにはいられませんでした。視聴者の予想を次々と裏切り、斬新なアプローチでこれでもかと攻める。これこそ「平成ライダー」というコンテンツですね。私も蓮太郎の雄姿を1年かけて見届けていた気がする。何で忘れてたんだろう(錯乱)
そんなシノビ登場ですが、ただその先の未来からやってきただけでは終わらせない。未来の可能性のひとつが新たに生まれ、そこからやってきたのでした。白ウォズという未知の存在とともに。どうなる、平成ライダー20作!? というところで17話感想です。
⌚⌚みんな起きてるジオ?⌚⌚
— 仮面ライダージオウ (@toei_rider_ZIO) 2019年1月5日
EP17「ハッピーニューウォズ2019」は、午前9時から始まるジオ!!
今回は、2022年にニンポゥッバトルアクションで世界が大熱狂した「仮面ライダーシノビ」から神蔵蓮太郎が駆けつけてくれるジオ!?!?#仮面ライダージオウ #ジオジオ #シノビ #ベストエバーシノビ pic.twitter.com/PyNVDE9eXN
⌚⌚EP17「ハッピーニューウォズ2019」⌚⌚
— 仮面ライダージオウ (@toei_rider_ZIO) 2019年1月6日
ご視聴ありがとうございましたジオ!
ニューウォズ不気味だったジオ…ハッピー…ジオ…
次回は、1月13日(日)午前9時からEP18「スゴイ!ジダイ!ミライ!2022」ジオ!
…HPも更新!https://t.co/00BVvjf7RK#仮面ライダージオウ #ジオウ #シノビ #ウォズ pic.twitter.com/0NSFNb7zdO
仮面ライダーシノビ、華麗に参上!
何と言っても今回の目玉は、新ライダー・シノビ。何と2022年のライダーだそうで、ソウゴの夢に現れるのでした。地味に幼き日以来の予知夢でしたが、これはソウゴが王になることを決意したことの表れ? これからこういう予知夢を見ることになるのでしょうか。
予知夢はさておき、シノビですよ。おそらく『エグゼイド』に出てきたライドプレイヤーの改造だし、いうてそんな活躍はしないだろうと思ってました。いや、夢でしか見てないし、実際そんなに尺は割かれていないんですよね。なのに、強烈なインパクトを残すことができたのは、変身シーンのシークエンス・バトルスタイル・役者の雰囲気と全てが『仮面ライダーシノビ』という架空のパッケージに准じて造り込まれたからだと思います。
まずあの変身シーン。多和田さんの長身を生かしたダイナミックな手裏剣ポーズと、瓢箪のような変身アイテム、そして巨大なカエルロボ(ジライヤ的な?)から吐き出されるシノビのスーツ!もうこの一連の流れで引き込まれましたね。
こういう「一発屋」なライダーって手抜きな印象を与えてしまいがちですが、年々こういう展開に慣れてきたのか、未来ライダーはスタッフのこだわりを感じられます。あの変身シーンだけ切り取って載せたらライダーに詳しくない人は「へえ、今のライダーってニンジャなんだ!」って勘違いしてもおかしくない。というか、ライダーファンでも騙されそうな作り込まれ方ですよ(笑)
この変身だけでも美味しいのに、「忍法キリステ!」「ストロング忍法!」「メガトン忍法!」「フィニッシュ忍法!」などなど、「何かありそうな気がする!」なヘンテコ技の数々。平成ライダー、特に2期以降の文脈が染み込んでますね。それを忍者らしい華麗なアクションで魅せる魅せる。もう早くも虜になってしまいました。
ちなみに変身音声は初村健矢さん。バラエティやワイドショーのナレーションをされているようです。小山さんにも大西さんにも、そして今週からビヨンドライバーに声をあてるMOROHAのアフロさんにも譲らず、別の方を呼ぶというこだわり。この地味な差別化が、シノビの存在によりリアリティを与えるのでした。
「忍と書いて、刃の心!仮面ライダーシノビ!」という決め台詞もよいですね。神蔵蓮太郎くん、既に主役の貫禄があります。(パーリナイやってたしね)
さて、彼がどんな活躍するのか!?といったところで夢はおしまい。2019年にいるまだ力を得てない彼に会う展開になるのでした。これまでのレジェンドと全く異なる展開に騒然です。
もうひとつの未来
前回のソウゴの決意により、歴史の大きな転換点(byウォズ)が始まった2019年。その影響で誕生したのが、2019年以降(たぶん?)のライダーと、もうひとりのウォズでした。これまでの時間移動でも十分ややこしい『ジオウ』ですが、ここに来て新たな世界線とは何がなんやら。というか、もうひとつの未来とか言われると『シュタゲ』を思い出しますね。α世界線からβ世界線に移ったような感じなんでしょうか。
転換点として重要なのが、「オーマの日」というオーマジオウが誕生した日。2019年のとある日に覚醒したようです。2018年末のロボット侵攻もそうだけど、思ったより近くてビビる。そして「オーマの日」にジオウが勝利した世界がツクヨミ達の元いた世界で、「我が救世主」すなわちゲイツリバイブが勝利した世界がシノビや白ウォズのいる世界ということになるのでしょう。前者は厳密にはもう違うのかもしれないけれども。
ここで面白いのが、ゲイツが勝った未来がどんな世界かわからないところ。一見ライダーが誕生して平和そうに見えますが、白ウォズのように謎の行動をする者もあらわれて何がなんやらです。もし平和な世界だと確信できるのならその道を選びますが、白ウォズ何も言ってこないしな......。
それに、ゲイツくんは以前の彼と違い、ソウゴを信じることに決めているので、そう簡単には信じませんよね。またここで色々と葛藤することになりそう。ナレーションに「選べ!」とあるように、2人がどんな未来を選ぶかが、『ジオウ』の世界を救えるか救えないかの転換点になるようです。
そして今回登場のアナザーシノビ。変身者は何とご本人......。これで訳が分からなくなりました。力を手にする前のライダーにアナザーの力を与えるって、そんなことできるの?していいの? スウォルツさんが何を思ってこんなややこしいことをしたのか謎です。いやまあ蓮太郎に与えたのはウールくんだけども。タイムジャッカーの動向もいよいよわからなくなってきました。
こちらに16話以降相関図を出してくれるようになりましたが、まあとにかく混沌としてますね。未来のシノビでありながら、アナザーシノビでもある神蔵蓮太郎。まあ、一度間違った力の使い方をしてしまった男が、正しい力の使い方を心で知り、「誤った力の使い方をする者を許さない!」と啖呵を切ってるのはめちゃめちゃ良いストーリーラインですけども。
ハッピーニューウォズ、爆誕
さて、色々ややこしくした超本人、もうひとりのウォズさん。謎のオシャレっぷりを見せつけてきます。これが未来人か。デスノートばりの預言書(タブレット?)を持ち、BTFみたいに雷の中2019年にやってきました。ツッコミどころ多すぎて追いつかない。
我が救世主!と跪くのはソウゴではなくゲイツの方でした。これは意外。これから始まるオーマの日に向けて、我が魔王と我が救世主がぶつかり、それを2人のウォズが見届ける。そういう展開が「未来編」なんでしょうかね。
そしてこちらのウォズさん、前回あれだけドヤ顔で「歴史の大きな転換点が始まる!」とか言っておきながらすごい困惑しておる。知らなかったんですね色々と。秘技マフラー伸ばしも笑いました。白ウォズさんもキャラは濃いですが、元々のウォズさんも十分濃いです。濃い×濃いで特濃です。今年もウォズが止まんねえ。
でも白ウォズさんがウォズさんに対して有利なポイントがあります。何と、変身できるのです。「仮面ライダーウォズ、一体どんな奴が変身するんだ......」と思ってたら白ウォズさん。予想が当たってたようで外れたという何とも言えない気持ちを味わいました。
その変身は未来のライダーらしくスタイリッシュ! 生えてくるベルト、待機音、「ンウォズ!」という耳に残らないわけが無い強い音声。ビヨンドライバー、誰が開発したのか不明ですがもう一目見ただけで「強い」です。緑のライダーは『ゴースト』のネクロムを思い出しますが、ウォズさんのアクションは『電王』ウイングフォームを思わせる王者の風格がありますね。渡邊さんはまだ慣れてなさそうで、アクション中の声が全て「フッ.....」なのにはちょっと笑っちゃいましたが。
預言書使わなくても強いけど預言書使っちゃうところもインパクト的にgood。地味にいませんでしたしね、デスノート系ライダー()
次回シノビのウォッチでフォームチェンジするようで、まだまだ強くなる彼の活躍は見逃せません。

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第17話でした。卒論関係のせいで観たのは昨日なんで、記事が遅れちゃいました。面目ない。
にしても新年一発目に相応しい新展開の幕開けでした。大喜利で話題になった「クイズ」の登場も気になりますし、第2章の『ジオウ』もワクワクが止まりませんね。
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