零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

2019.1.23 「超英雄祭2019」レポート〜北西サイドから見た英雄達と、ステージに具現化された思い出の数々〜

先日は夢のような1日でした。
 
超英雄祭2019。次々と出されるサプライズ、役者達の笑顔や、豪華歌手達による熱いライブ、ヒーロー好きなら絶対盛り上がる素敵な演出の数々。3時間というそこそこの長丁場なのにも関わらず、一瞬足りとも目が離せない夢の空間でした。
 
何より、時代を駆け抜けてきた平成仮面ライダー達とスーパー戦隊達が、時代ごとに続々と登場する演出。これまで見てきたヒーロー達の姿とその思い出が、そのまんまステージ上に具現化されていました。

 

そう、「そのまんま」。殿に跪く流ノ介も、ド派手にはしゃぐドンさんも、わちゃわちゃするトカミオも、うるさいレオとそれに耳を塞ぐアムちゃんも。また、リュウガと戦う真司くんと蓮、シュッと陽気な響鬼さん、美しいカウンターキックの天道総司、ペコリとお辞儀をする映司くん。他にも沢山のヒーローが現れ、ある者は戦い、ある者ははしゃぎ、ある者は縦横無尽にステージを駆け回る。テレビの中にいたヒーロー達の「そのまんま」の姿に、日々の辛い事を全て忘れて、ヒーローをただただ愛する無邪気な子どもに戻ってしまいました。
 
ヒーローを沢山愛してきた私達にとって、これほど素敵な贈り物は無い。そんなライブだったと思います。まさに「ヒーローはここにいる」。
  
そんな素敵な1日についてお伝えしたいんですけど、普通にレポートしても面白くないと思ってまして。トークパートは配信されましたし、何なら全編Blu-ray版が発売すれば見ることができますしね。だから今回のレポは少し趣向を凝らして、私だからできるレポートをしてみたいなと。
 
というのも今回、自分史上一番良い席を取れました!どこかというと、1階北西ブロック。今まで日本武道館には5回ほど行きましたが、全てにおいて2階しか取れなかった自分にとってこれほど嬉しい席はありません。やったぜ。
 
しかし、北西ってどのエリアなんだろう......といざ行ってみると、こんな場所でした。
 
 

 1階席が最も良くなるケースに、北・北東・北西スタンドを開放している場合がある。これらの席だけは、他のどのスタンド席、アリーナ席とも違う特徴がある。以下、北側(北・北東・北西の3方向を総称)スタンドについて述べる。

 ステージとの距離について言うと、特に花道があった場合にはアリーナ最前列より近い。純粋にアーティストとの距離が近いほどいい!という人にとっては、1階北側は最高の席だと言えよう。
 1階北側を開放する場合、少なくとも客席の前にはステージセットは作られない。そんなものを作られたら何も見えなくなってしまうので当たり前である。そして場合によっては、1階スタンドのかなり目の前のところに花道が作られる(ただし、必ずあるという保証はないので注意してほしい)。
 つまり、動き回るアーティストならば頻繁に目の前に来てくれることになり、1階北東・北・北西A列はライブハウス最前列並みの近さで見られることになる。もちろんそこに来てくれたときだけではあるが、2時間のライブのうちたとえ1分でも目の前に来てくれることに意味があると考える人には十分魅力的だと思われる。

日本武道館 座席解説 [3/4] 1階席 -- livehis

 

 
今回は北側の開放はなく、北西も途中までの開放だったので真後ろからということはなかったですが、端的に言うと「出演者の背中が見える」角度でした。なるほど、正面からは全く見えない......! 大スクリーンもまあまあ角度があって見づらいため、北西側のステージ下あたりに小さなモニターが設置されてまして、そこからなら正面から顔が見ることができます。しかしそのモニターはだいぶ小さいし、せっかく近いのに画面で見るんかいとなってしまうので、あんまり意味はないですね。
 
ただ、「近さ」においてはかなり強みがありました。花道に沿ってヒーローや役者、歌手が駆けつけてくれたら、北西最前列なら手が届くくらい近いし、手を振ってみればすぐに気付いてくれる距離。脇の階段を下りるところまで見てられるのは、この角度だからこその強みです。
 
また、暗転時も見えるというのも面白いポイント。ステージ上部で階段を上がってくる姿や、倒された際に階段を下りていく姿など、スポットが当たらなくても全部見えちゃいます。これ、ヒーローショーにはタブーなポイントだし、現実に引き戻された感じがあって嫌な人は嫌かもしれませんけど、なかなかこういう裏側を見る機会はないので個人的にはポイントでした。まあ、正面から見てる皆さんとはヒーローが出てきた時の驚きに時間差が出てしまいましたけど(笑) でもその分2度歓声を上げられるから面白かったですね。(勿論1回目は小声だよ)
 
このような形で、北西サイドだからこそ見ることができたポイントに注目しつつ、夢のステージを振り返っていこうと思います。
 
 

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トークパートとサプライズ

 
トークパートの感想を......と行きたいところですが、生配信されたため細かいところは割愛。北西サイドからの印象をば。役者さんの名前ではなく、基本的に役名で触れます。
 
まず冒頭、いきなりのキティちゃんといきなりの桜井侑斗。初っ端から飛ばし過ぎです。7/7のコラボイベントに中村優一登壇!だけでもビックリしたのに、キティちゃんが「どうぞ!」とか言うから「マジ!?」と声が出ちゃいましたよ。キティさん恐るべし。
 
「俺はかーなーり強い!」の生披露、自前デネブグッズでの登場、「最後に言っておく!野上良太郎、ありがとう!」と、ファンサービスの塊を投げに投げて颯爽と帰っていった侑斗。「平ジェネFOREVER」で巻き起こった電王フィーバーがここで綺麗に完結したような気がします。思えば、2年前のイベントからここまで来れて良かったね......。
 
 
ジオウパートは司会のお姉さん・オーラ・ウール・ゲイツ・ソウゴ・ウォズ・スウォルツという並び。登場時に1人ずつ上部階段から登場するのかと思いきや、北東側から一気に現れました。ここは少し残念。しかし、皆さん和気あいあいとしてて良い雰囲気でしたね。武道館という大舞台で当然緊張気味でしたけど、ガッチガチな人はいなかったと思います。ソウゴくん辺りはちょっと噛んでたけど(笑)
ウォズさんは相変わらず飄々としているの流石。我が魔王コールは特になかったですけど、ウォズ「祝え!」→客「祝う!」のコールは笑いました。
 
タイムジャッカーも含めて全員が揃うのは現場も含めこれが初めてとか。そうそう、ウールくんを見れたのは一番の収穫でしたね。彼は舞台で忙しくてなかなか来られない印象だったので。それにしても小さくて可愛い......。同性ですが生「僕と契約しない?」にはキュンキュンしちゃいました。印象に残ったレジェンドに檀黎斗を挙げたりと、笑いの掴みもバッチリでもっとトークイベントに参加してほしい役者さんという感じでしたね~。期待してたスウォルツさんも面白かったし、オーラちゃんはしっかり者という感じだったし、素敵なチームだなと。タイムジャッカーさん、王の擁立頑張ってください!
 
そしてジオウパートでのサプライズはご存知「仮面ライダー龍騎」新作......。いや、そんなんわかるか!!!
「発表がありま~す!ヒントは「?」」というお姉さんの告知に対して、武道館にいた誰もが「クイズやろな......(ニコニコ)」という心持でいたので、「脚本井上敏樹」→「仮面ライダー龍騎」という一報には死ぬほど絶叫してました。ソウゴ達はニコニコしてたけど、会場中のざわつきは全然止まらなかった......。私の隣の男性は「え、は?」を何十回も繰り返し呟くbotと化してました。わかる。
 
ゲイツくんは意味深なことを言ってた気がしますし(情報に驚きすぎて若干記憶がない)、秋山蓮の登場も期待してよさそう。ジオウ龍騎編、ますます楽しみになってきました。
 
 
 
続いてルパパト。こちら側からノエル・つかさ先輩・咲也・圭一郎・魁利・透真・初美花・松本寛也氏・司会のお姉さんの並び。
 
で、もうこれを書きたくてしょうがなかったんですけど。北西エリア、高尾ノエルの供給が多すぎる......。聖也くん、流石こういうイベントに慣れてるといいますか、登場時も、皆が喋ってる時も、歌ってる時も、捌けてく時も、ず~っと笑顔でこっちを振り返って笑顔で手を振ってくれるんですよね。何回目が合うんだってくらい客席側を見てくれるんです。
 
他のキャストの皆さんも沢山気配りを見せてくれたんですが、北西側視点では高尾ノエルがダントツで、もう大好きになってしまいました。何てキュートな笑顔なんだノエル。舞台好きの友達が「聖也くんはいいぞ」とずっと言ってくれてたんですけど、この日心で理解した気がする。あれは男女問わず惚れる。
 
その後、配信もされたように舞台上でのバク中も披露。意味わからんくらい鮮やかでした。誰かが「そのまま帰るのかと思った」っていってたのも本当に実行しそうなくらい回転していた(笑)
 
 
ノエルだけでなく他の皆さんも素敵でした。初美花ちゃん、つかさ先輩は特上の可愛さだったし、魁利と透真は声も立ち振る舞いも全部艶があってエロかったし、咲也と圭一郎は元気いっぱいだったし。何よりルパパトチームの仲の良さが伝わってきて楽しかったです。慣れてるだけあって、ジオウチームと比べて会話のテンポが倍あった。近所のおじさんみたいな松本寛也氏のテンションも相まって、とってもアットホームなチーム感だったなあ。番組はあと僅かですが、ファイナルライブもVシネマも含め、最後まで是非追いたいです。
 
 
 

ライブパート~戦隊編~

 
ルパパトトークパートから、そのままキャラソン対決をノエルが煽り、快盗・警察から1人ずつ選出して勝負をすることに。1人ずつなら魁利と圭一郎かなと思ったら、初美花vs圭一郎でした。初美花、というか工藤遥を選んでくれた配慮がエモい。いや、どちらもアップテンポな曲調だし、魁利だとバラードになるので納得の選出なんですけどね。ハロオタ的には、感謝だよね......。
 
ということで以下戦隊パートのセトリです。歌手以外に登壇してくれた役者やガワも記載。()+太字は北西側に来てくれた人たち。
 
1.Keepin' Faith/朝加圭一郎(結木滉星
→キャスト7名(ノエル、咲也、つかさ
2.Dear My Friends/早見初美花(工藤遥
→キャスト7名(魁利、透真
3.ルパンレンジャー、ダイアルを回せ/吉田達彦Project.R
→ルパンレンジャー(レッド、ブルー、イエロー
4.Chase You Up! パトレンジャー/吉田仁美(Project.R)
→パトレンジャー
ゴーオンジャーグリーン、ブラック
―以下1番のみメドレー方式―
ゴセイジャーイエロー、ブラック
ゴーカイジャーグリーン、ピンク
9.バスターズ レディーゴー!/高橋秀幸
→ゴーバスターズ(ビート、スタッグ
10.VAMOLA!キョウリュウジャー/鎌田章吾
キョウリュウジャーグリーン、ピンク
11.烈車戦隊トッキュウジャー/伊勢大貴
→トッキュウジャー(4号、5号
ニンニンジャーキニン、モモニン
ジュウオウジャーライオン、タイガー
14.LUCKY STAR/幡野智宏
15.スーパー戦隊最強バトル 主題歌/Nob
→ジュウオウイーグル、サソリオレンジ、トッキュウ5号、ゴーカイレッド、アカニンジャ―、リュウソウブラック、リュウソウグリーン
16.快盗戦隊ルパンレンジャーのテーマ(Short Ver.)/Lorand Jazz
17.ルパンレンジャーVSパトレンジャー/吉田達彦、吉田仁美、Lorand Jazz
→ルパンレンジャー、パトレンジャー(1号、2号、3号、エックス
 
こちら側に登場したキャラクター、正直うろ覚えなところもあるんですけど(特にルパパトどっちが来たかの記憶が曖昧)、それだけ目が足りないステージングでした。ステージ上から登場したり、サイドの階段から登場したり、登場するタイミングも曲によって色々あって大忙し。しかし、どの楽曲も流石というか、観客側の盛り上がりを想定した作りになってるから存分に楽しめましたね。何よりコールが楽しい! 初っ端のゴーオンは「の~てけせいっかい!」にはいきなり正解。あっぱれ!とかレッツゴーレッツ!とかGor for it!とかとか。全曲盛り上がれるんだから凄い。皆ペンライトを真紅に輝かせ、全力で振ってました。
 
印象的だったのは、「被んな!」なビートスタッグコンビ、イチャイチャするトカミオと、はしゃぐドンさん。やっぱり「はっちゃける」キャラクターの動きって見てて楽しくて飽きないですよね。そのトリッキーさに魅せられます。また、素面の魁利くんとゴーオングリーンくんのお2人と握手してもらってる方が1階最前列に。う、羨ましい~~!握手はしてもらえなくとも、彼らが近くまで来て、こちらを向いて手を振ったりニコッとしてくれる姿が見れたので、本当ここ特等席やな......と思いました。たくさんのヒーロー達に手を振ってもらえて手を振り返す。こんな夢みたいなことがあるかい(嬉死)
 
それと曲の最後になると大体舞台中央に全員集うのですが、曲のサビに合わせて踊る振付がある戦隊もあったのが面白い! ゴーオンジャーのハンドルを回す振付、シンケンジャーのチャンチャンバラ、ニンニンジャーの激しいニンジャダンス。思わず真似したくなる踊りが、普段はEDに活かされていますが、今回はOPにも表れてました。仮面ライダーゴーストの「我ら思う、故に我ら在り」の振り付けもですが、身体を動かすパートがあると曲の魅力が一気に増しますね。
 
一番の見所はLorand Jazzによる生バンドを引っ提げての「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」。生の迫力はやっぱり大違い。ホーン隊のみとはいえ、流石のステージでした。快盗と警察の登場にも盛り上がりましたし、この1年の全てを詰め込んだような4分間だったなあ。
 
最後に余談ですけど、リュウソウジャーから先行して黒と緑が来てくれましたが、すごいダルそうに手拍子しててキャラクターが掴みづらかった(笑) 両方ともチャラい枠なんか?という。
 
 

ライブパート~ライダー編~

「Over "Quartzer"」のBGMに合わせて登場するオーマジオウが中央の階段を上ると、上部の階段から時代を駆け抜けてきた平成仮面ライダーズが集結。いきなり圧巻の画です。オーマジオウが「偉大な平成ライダー達!」と語ると「いや、お前が彼らの力を消し去ったんじゃねえかw」と笑っちゃいますがご愛敬。

 

荘厳な並び立ちの後ろでスクリーンに映るは「2068」と表示されたジクウドライバー。そこから数字が徐々に遡り、「2000」に到達する頃にはクウガだけが残り......渡部チェル氏らいつもの音楽隊と、田中昌之氏の登場です。この演出、平成最後だからこそできる技。スクリーンには各ライダーのマークと放送日(クウガで言えば「2000.1.30~2001.1.21」)が映り、作品を1作ずつ振り返り思いを馳せることができる演出でした。

 

※太字は北西側に来てくれた人 

18.仮面ライダークウガ!/田中昌幸→クウガ、ズ・ザイン・ダ
19.仮面ライダーAGITO/石原慎一
→アギト、G3-X、ギルス
20.Alive A life/松本梨香
龍騎、ナイト、リュウ
21.JustiΦ's/ISSA →ファイズカイザ
22.ELEMENTS/RIDER CHIPS Fear.Ricky
ブレイドギャレン、カリス、レンゲル
23.Build Up/仮面ライダーGIRLS
→ビルドジーニアスフォーム、クローズマグマ
24.Everlasting Sky/Beverly
→クローズビルドフォーム
25.ジオウ 時の王者/常盤ソウゴ(奥野壮
26.FUTURE GUARDIAN/明光院ゲイツ押田岳
27.EAT, KILL ALL/Project.R小林太郎、Nob)
→オメガ、アルファ、ネオアルファ
28.輝(かがやき)/仮面ライダー響鬼と太鼓隊
―カブト・電王・キバ・ディケイドマーク→回転してアーティスト表示。以下メドレー―
29.NEXT LEVEL/Beverlyカブト
30.Climax Jump DEN-LINER form/モモタロス、ウラタロス、キンタロスリュウタロス
31.Break the Chain/Rickyキバ
32.Journey through the Decade(2番)/石原慎一
→ディケイド、クウガ~キバの9ライダー
33.W-B-X~W-Boild Extreme~/上木彩矢 w TAKUYA、スカル
―オーズ・フォーゼ・ウィザード・鎧武マーク(以下前同)―
34.Anything Goes!/吉田仁美→オーズ
35.Swicth On!/吉田仁美、仮面ライダーGIRLS
→フォーゼ
36.Life is SHOW TIME/Richy→ウィザード
37.JUST LIVE MORE/高橋秀幸YOFFY(サイキックラバー→鎧武
38.SURPRISE-DRIVE/松岡充ドライブ
―ゴースト、エグゼイドマーク(以下前同)―
39.我ら思う故に我ら在り/Ricky、仮面ライダーGIRLS→ゴースト
40.EXCITE/Ricky、仮面ライダーGIRLS
→エグゼイド
41.Be the One/Beverly
→ビルド、クローズグリス、ローグ
42.Over "Quartzer"/Syuta Sueyoshi Feat.ISSA
→ジオウ、途中から平成ライダー全20人

―ライダーパート終了、司会のお姉さんが締めた後に出演者全員登場。末吉秀太吉田達彦・仁美、ソウゴ、魁利、圭一郎がコメント―


43.HERO/出演者全員

 

書き出してみて、改めて圧巻のセトリ。全部が本家のアーティストではなくとも、20作全ての主題歌を漏らさず演奏してくださったことに感謝です。そりゃ本家で聞きたい気持ちは当然あるけど、ここでしか見られないカバーもあったから満足。BeverlyさんのNEXT LEVELとか、アンク風真っ赤な衣装の吉田仁美さんによるAnything Goes!とか貴重でした。
 
一番予想外で高まったのは響鬼さんパートです。正直響鬼が一番主題歌をやれるのか心配だったのですが、全くの杞憂どころかそれ以上のものを出されて何も言えません。響鬼さんの生太鼓なんて誰もが見たいに決まってんじゃん! 太鼓セッションを聴きながら、父と共に毎週響鬼さんの雄姿を見た幼き日の記憶が蘇ってきました。演奏の締めに太鼓隊と共に回し蹴りをし、清めの一撃を叩き込む響鬼さん。そして武道館に向けて投げキッスの如く「シュッ」とキメる響鬼さん。どれも完璧です。ありがとう、ありがとう......。
 
またライダーパートは戦隊と異なり、「聴かせる」「魅せる」パートという感じで見応えがありました。特に初期3作。クウガは五代さんのしんどい戦闘が胸に響いたし、アギトはまさかのG3-Xとギルスに驚いたし、龍騎は真司・蓮が共に苦しみながらリュウガを撃退するシーンに熱くなった。それらが田中さん、石原さん、松本さんの歌う世界観と合致し、当時の日曜朝8時がそのままステージに表現されてましたね。他のライダー達も同様で、仮面ライダーの「美」が凝縮されていました。
 
そんなステージだったため、戦隊の皆さんは手を振ってくれる子がほとんどでしたが、ライダーは皆カッコ良さや美しさが極まっていた印象。北西サイドで印象に残ったのは、G3-Xの雄々しい背中、カイザの「これぞ草加雅人」といえるどこか妖しい立ち振る舞い、カブトの美しい回し蹴り、サイクロンジョーカーの綺麗な佇まい......などなど、何れもライダーの「美」に関わるものなんですよね。先ほど触れたクウガ龍騎のような、殺伐とした戦闘シーンで再現される世界観もひっくるめて美しいステージングでした。(一方で、ペコペコお辞儀する映司くんや、中学生のようなノリでわちゃわちゃする戦兎・万丈・カズミン・ヒゲは相変わらずで可愛かった)
 
以上、「超英雄祭2019」レポートでした。だいぶコンパクトにまとまってしまったがまあ良しとしよう......。本当は1曲ずつ何が良かったか語りたいくらいのステージだったんですけど、書き始めたら分量が足りないですし、その時の熱狂を全て文字起こしするのは難しい、ということでご容赦ください。てか正直、楽しすぎて記憶が飛んでる箇所がいくつかあるという(笑) 今年はPrime Videoで観るのではなく、円盤を買おうと思います。現地で観れなかった人は間違いなく買うべきですよ! 
 
とはいえ北西サイドからの景色は、円盤では見れない角度からの画が詰まっていて良かったなぁ。触れてない点をもう一点書いておくと、アクターの皆さん、階段を上りスポットライトが当たる前もちゃんとキャラを意識して演じられてるんですよね。例えばドンさん、出てきた瞬間から紛れもなくドンさんだった。そのようなアクターさんのプロ意識があったからこそ、世界観を表現できていて、思い出に浸れたんだろうなぁと。ステージを作り上げたキャスト、スタッフの皆さんに感謝です。
 
正直、来年は社会人だし、平日開催されたら行くことはかなり厳しくなるので、今後も行き続けたいという希望は叶わなさそうですが、可能性が少しでもあったら是非行きたい。行って損することは絶対に無いし、お釣りはいくらでも返ってくるようなライブですしね。何てったって、ヒーロー達との思い出が具現化する夢の空間ですから。
 
 
 

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