零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

令和に爆誕する超大型新人アイドル、BEYOOOOONDSにご期待ください。

本日、満を持して発表された「令和ライダー」。『仮面ライダーゼロワン』というシンプルなタイトルに、奇抜な蛍光色とバッタのマスクが見事に融合した、懐かしくも新しいデザイン。フレッシュなキャスト陣と、今後の東映を担う最強の若手スタッフ陣。

AIを巡るハードなSF設定からも、昭和ライダーの改造人間、もとい石ノ森テイストが見え隠れしているなど、懐かしくも新しい匂いがする次世代のヒーローが誕生しました。

 

休憩時間に生中継で発表を見ていましたが、やはり新ヒーロー誕生の瞬間は、いつ立ち会ってもドキドキワクワクです。それと、こうやって同時生中継で、SNSを追いながら皆と一緒に目撃するっていうのも、「令和」的で嬉しいよね。

20年以上「平成ライダーシリーズ」が続いてきたからこそ、こんな素敵な時代に辿り着いたんだ。

 

 

さてさて、日本中が『ゼロワン』の誕生に盛り上がる中。実はもう一つのニューヒーローが姿を現したのでした。今日というよりは昨日ですが、今日SNSを開いて、動画サイトを閲覧して、「おおっ!」となった方は多いのではないでしょうか。

 

ニューヒーロー、というかニューヒロインズと言った方が正しいか。期待の超大型新人、その名は......。

 

 

 

BEYOOOOONDSでぇす!

 

 

 


はじめまして、BEYOOOOONDSです!

 

 

 

令和元年8月7日。丁度3週間後の今日に、令和一の超大型新人アイドルが世間に台頭します。その名もBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。アルファベットのOが5個付いて、ビヨーンズです。

 

14歳から19歳まで個性豊かな女の子12名で組まれた、現ハロー!プロジェクト7番目のグループ。結成自体は2018年にされており、既にハロプロのコンサートでは注目を集めているグループですが、この夏満を持してメジャーデビューします。

 

そしてデビュー戦略の第一投として投げ込まれたのが、昨晩公開されたデビューシングル曲のMVでした。これがも~~~見事。「華々しいデビュー」とはこのこと!と大盛り上がりしてしまうほど、素晴らしい映像作品・楽曲として仕上がっています。

 

 

BEYOOOOONDSの特徴を一つ挙げるとしたら、とにかく「へんてこ」なところだと思っていて。楽曲もダンスも雰囲気も、ハロプロの他のグループには無い「へんてこさ」を持っているのですが、パフォーマンスをする彼女達のレベルが高すぎて、「へんてこさ」が洗練されまくっているのが大きな魅力です。

 

全く以て中途半端じゃない。だからこそ、おかしな事をやっていてもむず痒くならない。それどころか、超絶ハッピーになってしまうのです。気が付いたらMVを何周も見てしまう。そんな中毒性があります。

 

 

BEYOOOOONDSの「へんてこ」な部分は、楽曲・世界観・パフォーマンスと色んなところに散りばめられていますが、実はグループ体制にも...。というのは後ほど触れるとして、まずは昨日公開されたメジャーデビューシングルより、3曲分のMVを観ながら、このグループの魅力に迫っていきます。

 

 

 

 

『眼鏡の男の子』

 


BEYOOOOONDS『眼鏡の男の子』(BEYOOOOONDS [The boy with the glasses.])(Promotion Edit)

 

 

昨年から何度も歌われてきた楽曲なので、これぞ満を持して...!という感じです。表題曲、『眼鏡の男の子』。毎朝満員電車で見かける眼鏡の男の子に、恋をしちゃった女の子。そこに続々登場する個性豊かなライバル達と繰り広げる、「眼鏡列車」での恋のお話。

 

このように書くだけでも愉快で可愛らしい楽曲を連想しますが、作詞作曲の星部ショウさんが創る作品はそんな甘いものではありません。もはやこれは「1曲」なのか......!?と動揺してしまうくらい、はちゃめちゃな楽曲展開です。

 

 

制服姿、もしくはラフな格好の女の子達の紹介が終わり、ガチで美術さんが作っちゃった少女漫画「眼鏡の男の子 【1】」が映る一幕が開けると、楽曲の始まり始まり。イントロが来るのかな~と思ったら、突然劇が始まりました。

 

ストーリーテラー清野桃々姫が物語を紹介する「『恋バナ』の一席」パートですが、これ、楽曲の一部なんです。頬を赤らめて恋バナをする女子高生3人組、突如現れたお嬢様風のお嬢様、発狂するパリピ、真面目そうな眼鏡の女の子。これらすべての会話、何と曲の一部なんです。「何が始まるんです???」と思ってしまったらもう彼女達の思う壺。1分近い劇が開けるとついにイントロがやってきます。

 

 

ノリノリな桃々姫ちゃん(なんと14歳)の完璧な紹介が終わると、ゴリゴリにEDMが幕開け。ウェレレレレ~ウェレウェレレレレレレ~⤵︎という中毒性の高いイントロに、「メェガァネェ~」というコーラスで更に毒を盛る。服装がバラバラな女の子達のキレッキレなダンスにも目が惹かれます。中でも気になるのが、ついに登場した「眼鏡の男の子」。その名も前田こころちゃん。ショートカット完璧美少女。

 

 


BEYOOOOONDS前田こころ《特技》空手の形を披露!

 

 

アァ~~~~。死ぬほど凛々しい。美少女かつ美少年。女子高でモテること間違いなし。そんなこころちゃんが演じる眼鏡の男の子、こころくんの長い手足を活かした堅いダンスが素晴らしい。美味。世間、早く見つけてくださいって感じです。

 

もちろんこころちゃんだけじゃなく、12人全員に見所があります。個人的に注目したいのは、左前方で1人だけ別のダンスをダイナミックに踊る桃々姫ちゃんと、ブルーのスカートで爽やかに踊るリーダー・一岡伶奈ちゃん。ああ、にしてもこうやって1人ずつ目で追える構成になっているMVなのがよきですね。

実はまだあまりしっかりと名前を憶えていないので、この3本を見まくって覚えるぞと心に決めたオタク。

 

 

リズミカルに「あ~めぇがねっめぇがねぇのおっとこっのこっ♪」と何度も刻まれることで、最初のAメロ→サビで既に口ずさめる状態にきっとなっていることでしょう。ていうか劇であんだけ勿体ぶっておいて、A→サビとさらっと聴かせるのが凄い。イントロから「素顔が見たい」まで50秒。

 

そして間奏で更にゴリッゴリに低音を刻み、スピーディーなダンスパートがほんっっとに性癖に刺さる。さっきから桃々姫ちゃんの話ばっかで申し訳ないんですけど、14歳でこの色気やっべえっすよ。監督のセンスを相まって素敵なパリピダンスパートに。

 

 

そして次の展開はまさかのラップ。ここは高瀬くるみさんの台詞っぽいラップが良いですね。素で歌ってる感というか。「満員電車だから殺気立って急にプッシュ」の言い方に気怠い殺気が篭ってる。あと編曲的にツボなのは電車のアナウンス音?が小節毎に入っているところ。プルルッという小刻みな電子音が良いアクセントになってます。

 

ラップ明けも新展開。このパートは多分カラオケで歌って地味に難しいところじゃないかな。中音域と高音域のユニゾンが気持ち良いし、MV的にはメンバーがぐるぐる入れ替わって皆の表情が楽しめるパートですね。てか、皆さん表情良すぎじゃないですか......。新人とは思えないぜ。プロ。

 

 

2度目のサビ、随所に挟まれるコミック風カットと、春を感じる桜バックのダンスでフレッシュ感を味わったら、切ないCメロへ。またもや桃々姫ちゃんが素敵な表情をしていますが、2人目に歌う西田汐里ちゃんの透明感......!!!全身が澄んでる。

乃木坂とかにいてもおかしくない正統派美少女なのではなかろうか。2003年生まれってことは16歳だってばよ。美しい高1。続く高瀬くるみちゃん、山崎夢羽ちゃんの可愛らしくて幼い声質もグッド。

 

徐々にリズミカルになっていく楽曲とともに展開はクライマックスへ。ここまで触れてこなかった歌詞ですが、眼鏡の男の子がいつの間にか電車からいなくなっていて、かと思ったらいつもと違う車両に現れ、そしてまさか眼鏡を外し......という急展開。何が起こるかと思ったら、イメージ変わった君の隣にいた彼女は―――――

 

っておい!!!!!桃々姫てめぇ!!!!!!

 

 

 

気持ちの良い裏切りと、「ズコーッ!」って本当に言っちゃうところも最高ですが、コンタクトの彼は「大したことないじゃん!!!」というオチ付きでサラッと楽曲は〆。4分49秒の間にどんだけ詰めるねん!という闇鍋みたいな1曲でした。

 

こんなへんてこな楽曲をデビューシングルのA面に持ってくるってのがどうかしてるけど、だからこそ間違いなく注目されるんじゃないかと思います。獲れるぞレコ大新人賞。

 

それにしても、最後の夢羽ちゃんの絶叫が最高ですね。「大したことないじゃん!」とか言いながら内心物凄く悔しそうで、というかその悔しさが出ちゃってるところがいじらしい。そんなユハネちゃんに今後にご期待あれ。

 

 

 

 

『ニッポンノD・N・A!』

 


BEYOOOOONDS『ニッポンノD・N・A!』(BEYOOOOONDS [The Japanese D・N・A!])(Promotion Edit)

 

 

1曲目でカロリーたっかいの食べたし次は控え目だろうなぁ.....って思うじゃん???この超大型新人、休ませてくれません。

 

作詞に野沢トオルさん、作編曲にまたまた星部ショウさんが入ったこの曲、へんてこさにおいては眼鏡を超えるんじゃないかな。いやまあ後ろにはまだ頭のおかしいやつが控えてますがそれは置いといて。

一言で表すならば、「天てれ」的な楽曲なんじゃないかと思います。それもちょっと昔、2000年代初頭くらいの。曲調だったらもっと前、90年代のサウンドみたいですけど、だからかすっごい懐かしい感じがする。

 

 

それでありながら、歌詞の時代感は現代的。電車内でスマホ図書館したり、本音と建前を使い分けたりする日本人の奇妙な生態を面白おかしく伝え、警鐘を鳴らす「ヤバいよヤバいよジャパニーズ!」な作品です。

 

 

シンプルなピアノのテテテテテンテーンテンというフレーズがずっとなる中、開幕声を荒げるのは平井美葉ちゃん。ビジュアル的にはJuice=Juiceの高木さん感がありますが、そんな目立つ感じじゃなかったから、いきなり真ん前に出てきて驚きました。でも無理してる感じは全く無くて、「ジャパニィィィ⤴ズ」の言い方とかイイ感じにチャラくて非常に良い。一気にテンションを上げてくれます。

 

先ほどと打って変わってスマートな服装になり、彼女達の細く美しい姿が全面に押し出されているところとか、「D・N・A!」とキャッチーなフレーズをガンガン当ててくるところなど、MVの注目ポイントは多々ありますが、やっぱり一番は彼女らの表情ですね。

 

全員が全員、喜怒哀楽がコロコロ変わる変わる。Bメロの「流されてく 流浪の民」のカットで、キーボードをカチャカチャやる真似をする美葉ちゃんと小林萌花ちゃんを見てくださいよ。めっちゃおもろい表情ですやん。

 

アイドルに必要なのは綺麗さとか美しさだけじゃないんや~~~ってのを見せつけられている気がする。このコミカルさ、近いアイドルを挙げるならももクロでしょうか。こういう系統が好きな方は是非見てほしい。

 

眼鏡に熱量を込め過ぎて文量が多くなってきたので、あんまり細かく触れるのは止めますが。1番のサビで「エビバディヘイヨ!ダンダダンナンダカンダD・N・A!」とキャッチーに〆た後、繋ぎパート!!!これは是非!!!日本中の皆さんに観ていただきたい!!!

 

 

 

学校へ行こうパロディやんけ!!!!

 

 

 

 

「令和に生きる新風世代」と歌いながら、平成半ばに流行った「未成年の主張」を繰り出す岡村美波・前田こころ両名、最高か。ノスタルジーをくすぐります。これは是非、12人全員分聞きたいし、ライブでもしかして既にやってんのかな?って感じですが。

 

V6の皆さんがニコニコ微笑んでいる姿が容易に浮かぶので、もしMステかなんかに出る機会があればコラボしてくれよな!

 

 

もう一つポイントを挙げるとしたら、最後の間奏の小林萌花ちゃんのキーボードソロ!この子、研修生上がりではなく一般人からの加入なんですけど、「特技:ピアノ」がガチめに特技で、ソロ演奏パートができるというアイドルには中々珍しいことをさらりとやってのけています。非常に美味しい。この後の3曲目でもソロがあるし、ライブではギターソロなんかもやってのけるなど、ハイスペックです。

 

 


BEYOOOOONDS小林萌花《ピアノ演奏》シルバーの腕時計

 

 

飛び道具だらけでへんてこだけど、最後は「D・N・A!」とどキャッチーに締める、夏にぴったりな底抜けに明るく、お茶目な1曲。そうそう、今回メジャーデビュー企画として「3曲の中で1番再生数の多かった曲のMVをCMに起用」するみたいなので、気にいった曲は何度も再生してやってください。今のところ眼鏡が18万回、DNAが16万回と順当にA面が優勢だけど、この曲も捨てがたい!

 

 

 

『Go Waist』


BEYOOOOONDS『Go Waist』(BEYOOOOONDS [Go Waist])(Promotion Edit)

 

 

「3曲目は流石にバラードやろ...」と思いきや、一番のキチ曲が最後の最後に現れる。油断大敵、大胆不敵。

 

サムネでわかる通り、体操ソング、もといダイエットソングでございます。恐れ入った。前2曲で曲もMVも充分ふざけ倒してきましたが、正直こいつが最もふざけてるっていうね。流石だなおい!

 

曲を聴く前に読んだ紹介文がまず狂ってたのでこちらでご紹介しましょう。

 

ご存知ヴィレッジ・ピープルの79年の大ヒット曲(93年ペット・ショップ・ボーイズのVer.でも知られる)をBEYOOOOONDS流にカヴァー!
なんとウエストくびれエクササイズソングとして、大胆な新解釈とコミカルさを加えたナンバーに。
ガチワークアウト!!!一緒に踊れば、ウエスト3cmダウンも夢じゃない(当社比)!!!

BEYOOOOONDS:ニュース|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

 

 

......筆者、熱でも出してた.......???

 

 

Go West

Go West

  • provided courtesy of iTunes

 

 

西に行くつもりが腰に向かっていました。ウエスト違いや!なんてこった。児玉雨子女史の大胆解釈っていうか替え歌は、とんでもなく可愛いダイエットソングに仕上がりました。

 

MV的には今の子達は知らないであろう(メンバーにもギリ見たことない人いるのでは?)ブラウン管テレビに映るメンバー達が、各チャンネルで自由にストレッチをしております。笑えるポイントが多すぎて目が足りない。一番笑っちゃうのは萌花ちゃんがウエストブルブルマシンつけられてぶるぶるしてるとこ。ふざけすぎ!(笑)

 

有名な楽曲を大久保薫さんが明るく味付けし、児玉さんがふざけ倒す。最強のタッグですね。グループ名のBEYOOOOONDSをしっかり歌詞に入れちゃう所も狙ってるなあとニヤニヤしちゃうし、「超えてゆこう 肥えたくない」は爆笑しました。このグループ、本当に沢山笑わせてくれます。

 

「びぃよーーーーーんず!」の言い方、音程は、自己紹介の「BEYOOOOONDSでぇす!」と近くて親近感。グループを覚えてもらおうと必死というわけではなく、聴き手を全力で楽しませることがメインで、「良かったら覚えてね♪」な余裕が見えるのもまた良い。ただまあ、聴きおわった頃には脳に刷り込まれていて時既に遅し。

 

メンバーを全員覚えたいという自分のためにも、残りのメンバーをここで紹介しておきますか。グイグイ目立ってる黄色いタンクトップのお姉さんは江口紗耶ちゃん。途中の方でダンベル持ち上げてくたくた~となってたのに、最後何故かトレーナーになるという(笑)コメント欄でも「さやりんに何やらしてくれてんだwww」と大受けしてますね。高めのチャーミングな声が可愛い。

 

眼鏡でお嬢様風のお嬢様を担当し、冒頭の「Beyond Shopping」で左側のキャスターを務めるのは島倉りかちゃん。「ませんかっ♪」っていう語尾の上がり方が可愛い。お嬢様風お嬢様のせいかもですが、育ちの良さが滲みでる感じが素敵ですね。今の所はソロパートは無さげだけど、どんどん出てきてくれ。

 

ロングヘアーで美しい、一般出身の里吉うたのちゃん。この子も大物になる予感しかないし、超美形だなおい。この曲では「あの子いいな~」でソロショットがあります。他のMVでも随所随所に現れて存在感を放ってますっていうか眼鏡でちょっと危ない恰好してた紫の子やん......。これ以上は何も言うまい。

 

恐らく全員の名前に触れたかと思います。アッ岡村美波ちゃんは少ししか触れなかったけど、「どうして電話をしながらお辞儀をしてるのー?????」が可愛すぎて10周したということだけお伝えしておきます。

 

とにもかくにも、キャラが濃すぎる12人が大胆アレンジに乗っかってふざけ倒したダイエットソング。これを聴いて踊ればウエスト3cmダウンも夢じゃない!(と江口さんが申しておりました)

 

 

あと最後にここで言っちゃいますけど、推し決まりました。小林萌花ちゃんツボです。ラストにピアノで全部持っていくのも特技を存分に発揮しててズルい。キリッとした目付きに、穏やかな微笑み、ちょっと抜けてそうだけど決める時は決める。要素が揃ってる。ありがとうございます。

 

 

 

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (通常盤A) (特典なし)

 

 

 

アイドル、もとい音楽を生業とする者全てにとって大事な「デビュー曲」。歌手にとって一つの象徴となる1枚に、こんな完成度の高い「へんてこ」な3曲を入れる心意気たるや、物凄いと思います。令和に爆誕する超大型新人、ニューヒロインズ。『ゼロワン』に負けず劣らず、令和の新時代を駆け抜けることでしょう。

 

 

 

と、締めたい所ですが、冒頭に触れたグループ体制における「へんてこ」について。

 

 

アイドルのシングルといえば、通常盤・初回盤だけでなく、A・B・Cと何種類もあるのが定番。アイドルにハマる前は「ズルい商売やな~。でも普通何枚も買わないだろ」と思っていましたが、ハマってからというもの、そのジャケットの違いや収録曲の些細な違いなど、買い要素が多すぎてそりゃ買うわなと簡単に罠に嵌まっていきました。

 

今回のジャケットも、少女漫画風・青春風・ダイエット風(ロゴがポッキー!)などなど、買い要素満載ですが、収録曲に購買意欲をそそる大きなポイントが。

 

 

通常盤A・B・Cには、4曲目にそれぞれ異なる楽曲を収録!
【通常盤A】GIRL ZONE/雨ノ森 川海
【通常盤B】文化祭実行委員長の恋/BEYOOOOONDS
【通常盤C】都営大江戸線六本木駅で抱きしめて/CHICA#TETSU

BEYOOOOONDS:リリース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

 

なんと4曲目が3枚それぞれ違う!ひょえ~!!!

 

そして、上記のポイント。「雨ノ森 川海(あめのもりかわうみ)」「CHICA#TETSU(ちかてつ)って誰や?ということですが。ここが「へんてこ」ポイント。

 

実は、「雨ノ森 川海」「CHICA#TETSU」という2つのグループを基盤とし、その2つとオーディション組メンバーを合体させて、ようやく「BEYOOOOONDS」になるというグループなんです。

 

言うなれば、ハリケンジャーとゴウライジャーの心を合わせたら、信じた未来に頑張ろう、忍風戦隊ハリケンジャー!的な。2つの集団が合わさって1つになるという「へんてこ」さを持ち合わせていたのです。そのくせあんまり中身の2グループとしてはメディアに出さないから、位置づけが色々と変。

 

 

とはいえ、中身の2グループ。滅茶苦茶面白いです。丁度春の「ひなフェス」生配信でライブ初見だったのですが、グループの色が全く異なっていて「これまとめても大丈夫なんか?!」と心配になりました。

 

 

映像が無くてお伝えしづらいのですが雰囲気だけご紹介。まず雨ノ森 川海は超絶クールでロックです。前田こころ、高瀬くるみ、山崎夢羽、岡村美波、清野桃々姫の5名がメンバー。

 

今度収録される「GIRL ZONE」は、何とシンガーソングライターで「超歌手」の大森靖子さんが作詞作曲。靖子さんの曲といえば、見てて痛々しくなるほど感情剥き出しでヘビーな世界観が特徴。あと、歌うのめっちゃ難しい。この前道重さんとコラボした「絶対彼女」も道重さん良く歌えたな.....っていう。

 


大森靖子『絶対彼女 feat. 道重さゆみ』(MV)

 

 

「GIRL ZONE」も音程の揺れ方が激しすぎるし、よくこんなの10代に歌わせおる!と驚きましたが、さらりと歌いこなす5名にもっと驚きました。鋭い流し目で前を見据えながら愛!と歌う5人の表情が鮮烈で、忘れられない。

 

正直前田こころちゃん以外は似合わんのでは?と思っていたのも杞憂で、夢羽ちゃん、桃々姫ちゃんが特にすげえ化ける。これは映像でもう一度観たいので、今年はサマコンに行きます。沼。「GIRL ZONE」は通常盤Aに収録です。

 

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (通常盤A) (特典なし)

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (通常盤A) (特典なし)

 

 

 

続いて「CHICA#TETSU」ですが、先ほどから一転して、アイドルの王道を行く可愛いグループ。現役ではカントリー・ガールズにかなり近い雰囲気を持つグループに、一岡伶奈、島倉りか、西田汐里、江口紗耶の4名が入り、可愛いを全力で振り撒きます。

 

歌う曲は都営大江戸線六本木駅で抱きしめて」都営大江戸線、ごめんまだ東京来たばっかりであんまり知らないんですけど、とりあえず六本木駅を通るみたいで、そしてその1番線ホームは日本一深い地下鉄駅として有名だそうです。こんな豆知識を間奏で語りつつ、「私の事も深く、愛してね♪」とハートを撃ち抜いてくる。惚れてまう。曲名をサビで軽やかに歌い上げるところがポイント。

 

 


カントリー・ガールズ『書いては消しての “I Love You”』("I love you" that I write and erase over again.)(ショートVer.)

 

 

カントリーはこんな感じ。世間的にも有名な「ももち」を継いだグループと言ったら伝わりやすいかな。この「カントリー節」を持ち、CHICA#TETSU風味を出した曲が、都営大江戸線。可愛いアイドルが好きな人は、もしかしたらBEYOOOOONDSの楽曲以上に深く愛してしまうかも。Cに収録されてるんですが、エライ笑えるジャケットだな。

 

 

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (通常盤C) (特典なし)

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (通常盤C) (特典なし)

 

 

 

 

 

こんな正反対のグループを内包するBEYOOOOONDS。これから上記2曲、それとBに収録される「文化祭実行委員長の恋」(多分聴いたことないから割愛!ごめん!)も、きっとMVが出て話題になることでしょう。バラエティに富みすぎて「へんてこ」なグループ、魅力的じゃないですか?

 

新人とはいえ控えめにしない。それどころかふざけてやるよ。笑顔満開、全身全霊で令和に爆誕したBEYOOOOONDS。何より最高なのは、こんな「へんてこ」なグループなのにも関わらず、12人全員がグループに対して誇りを持っているように見える、いや、間違いなく持っているからではないでしょうか。

 

誰一人として、「こんなグループに入るためにアイドルを目指したんじゃない」なんて毛頭思ってない。BEYOOOOONDSというグループへの愛とプライドが溢れかえっています。だからこそ、これだけ完成度の高いパフォーマンスを見せてくれるのでしょう。もうこれだけで、信頼できる。未来を担うのは彼女らだ。

 

 

新時代の超大型新人アイドルの活躍に、ご期待ください!

 

 

 

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (通常盤B) (特典なし)

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (通常盤B) (特典なし)

 

 

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (初回生産限定盤A) (DVD付) (特典なし)

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (初回生産限定盤A) (DVD付) (特典なし)

 

 

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (初回生産限定盤B) (DVD付) (特典なし)

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (初回生産限定盤B) (DVD付) (特典なし)

 

 

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (初回生産限定盤C) (DVD付) (特典なし)

眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist (初回生産限定盤C) (DVD付) (特典なし)