零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

あまりにも人生を蝕まれすぎたので、Twitterと距離を置くことにした。

僕はTwitterが好きだ。自分でも嫌になってしまうほど好きだ。スマホを開く都度、青い鳥のアイコンをタップし、その世界をただただ見つめている。そこには大したものは転がっていないというのに、ひたすらにスクロールし続ける。インスタントな感情を無意味に投げ続ける。僕はTwitterが好きだ。だけど、確実に、人生を蝕まれている。ヤバい。何度も危険に気付いているのにもかかわらず、無意識に開き、やめようと立ち止まっても、気付けば元通りに戻ってしまう。この10年、青い鳥と付き合いすぎたせいでおかしくなってしまったようだ。完全に毒されている。

 

コントロールできる人はいい。「ツイ廃」と呼ばれる人でも、自我を制御し、毎日のように面白いことを呟き続けている人はいるし、僕もその人たちのコンテンツ力の高さに驚かされ、ゲラゲラ笑わされている。が、そんなものは一過性にすぎず、その人と同じコミュニティに属していないのならば、ただの傍観者であり、僕は自分の人生を浪費してるに過ぎない。そのことに気付いてしまった時、途方もない虚しさを感じ、スマホを投げて枕を濡らすのだが、朝になると結局同じ場所に戻ってくる。Twitterの奴隷だ。青い鳥を丸焼きにして喰らってやりたいのに、血肉にしたいのに、肥大化した鳥に僕は丸呑みにされ、ヤツの体内で虚無を生きている。

 

 

何度も辞めようとした。リア垢を持っていた時は、1年につき1回は削除していた。作っては消し、作っては消して、でもまた作って、今ここにいる。今の垢が一番自分にとって、地に足をつけた状態でいられる垢だと思う。が、それでもやはり、操り人形のようにスクロールする自分がいて、それを客観視した時、何と醜い奴隷なのかと悲しくなる。

 

先日、唯一9年近く続けていた、初めてTwitterの存在を知った時から持っていた「古参垢」を、唐突に思い立って消した。思い出は山ほどある。そこで出会った人も、確かにいる。だが、ふと冷静に、その人たちとの関わりは自分の人生に必要か?とか、過去ツイを残しておく必要があるか?と考えてしまった時、「いや別に」と思ってしまった。そうして、あっさり消した。そこに躊躇はなかった。大切だと思っていたことは、それほど重要じゃなかったと気が付いた。自分が現実世界で持つコミュニティ、それだけで充分だった。

 

とはいえ、こちらの趣味垢にはある程度の執着心を持っている。ここで出会った人たちのことは、以前の垢よりも大事にしたい。今はそう思う。しかし、ここから10年経ち、急に、「いや別に」と思ってしまう瞬間が訪れるかもしれない。それを想像した時、怖くなってしまった。大切に出来ないかもしれない場所で、無垢に無駄に過ごすことが、怖くなってしまった。

 

ブログを書きたい。本を読みたい。漫画を読みたい。ドラマを観たい。映画を観たい。音楽を聴きたい。友達と遊びたい。アイドルを楽しみたい。色んな欲求を満たすのに、意外と時間がないなぁ、もっと時間が欲しいなぁと考えながらも、僕は全てがどうでもよくなってTwitterに逃げる。この生活をいい加減変えたい。「逃避する場所」であり続ける限り、僕はこの大切な場所にのさばり続けるだろうし、最終的に「いや別に」と捨ててしまって10年以上の月日を無駄にするかもしれない。だから、罪を憎んで人を憎まずじゃないけれど、Twitterと上手く付き合うために、僕はTwitterとの距離を取りたいと思う。インスタントに感情を投げるくらいなら練りに練ったものをこのブログに置きたいし、投げ場所は自分の日記帳でもメモ帳でもたくさんある。Twitterである必要はない。

 

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やーしかし、バズったツイートのリプライを見つめてる時間や、何も考えずTLを眺めている時間ほど虚無なものはない。生産性ゼロ。そこに「高尚な意見」が転がっていようと、その意見を眺めてる時の自分は知能ゼロ。「今日も勉強になった」なんてこれっぽっちも思っていない。ドラマ実況は楽しいが後々見返すと大したことなんて呟いてない。「うわ.......」「すごい......」しか言えないのに何でやってんだろう。この10年Twitterに支配され続けた自分は恐ろしいくらいに空っぽだ。流石に自分の全否定になるからこれ以上は言わないけど...振り返ると隷属し切っている...。このままじゃ死の間際にもツイートしてしまうようなしょうもない人間になってしまう...。

 

あともう一つ離れたい理由を挙げるとすると、承認欲求が制御できなくなってしまったから。「刀剣乱舞」の記事とそれに伴う引用ツイがバズってしまった時以降、リプ欄に通知が来ることに、やたら執着するようになってしまった気がする。①とつくだけでも即座に見る。そんな自分が恐ろしい。一旦離れて、「そんな数字に執着する必要なんてないんだよ」と自分に教えてあげないと、一人間として後戻りできなくなるんじゃないかという恐怖がある。更生させてあげたい。過度な承認欲求を持たない真人間に、戻してやりたい。別に承認欲求を持つことは悪ではないのだが、客観的に見て、今の自分は愚かしいほどに囚われすぎている。そんなものに縛られなくても、自己表現はできるんだよ、ぐるぐる目の僕に教えてやるには、一旦離れるしかないのである。

 

 

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離れたいと思った直接的な原因は「お盆休みもっといろんなことしたかったのにTwitterに明け暮れてしまった、そんな自分への虚無感」からなので、だいぶ突発的理由というか、あ〜〜〜〜クソッ!と単に苛立っただけなんですけども、理由がどうであれこれを機にしっかり離れたいです。ただ中毒患者はすぐにでも開いてしまうし、以前アプリを消してもブラウザ版で開くという恐ろしい症状が出たりしたので、ちょっとずつ開くことを止めていきたい。まずは中期目標としてスマホのスクリーンタイム(週別)を「Twitter:1時間」にすること。ツイートは週に1ツイが限度(ただしブログ更新ツイは除く)。ツイート自体は元々言うほどしないので、見る時間をとにかく減らそうね......。

 

そのため、基本的な活動場所はこのブログのみとします。インスタにもいますがハロメンへのコメントくらいしかしないので、ブログを投稿している限りは生存していると思っていただいて結構です。スターやブクマ、コメント等いただけますと喜びます。それくらいのささやかな承認欲求で生きていきたいです。あと前述の通り、はてなブログ経由のブログ更新ツイートは記事ごとに投稿します。投稿するだけして、その後はTLに放置。ブログ更新botの出来上がり。でも、よければリツイートやいいねをしてあげてください。記事が広まるのは嬉しいので。「俺は00年代の大ブログ時代を生きている!」と錯覚しながら、20年代を生きていきます。ある程度SNS離れが成功して、上手く付き合えるようになるまでは。

 

そんな感じです。決して病んでるわけではありません。Twitterから一旦離れて、健やかに過ごしていきます。今後ともよろしくお願いします。