零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

『ソロフェス!2』をメンバー別に振り返る。前編

今年も開催されました、ハロー!プロジェクト異種格闘技戦こと「ソロフェス!」。「今年も」と言えることがまず嬉しいですね。昨年の第1回はテレ朝チャンネル放送番組審議会でもトピックとして上がるほど反響があった*1みたいですし、3、4、5…と続く夏の恒例特番になってくれたら一ファンとして嬉しいです。 

 

昨年同様、王座を決めるのはメンバー投票のMVPでしたが、今年新設された「MIP」制度にはオタク側にも投票権が与えられました。なんてこったい。そりゃ投票権があったら誰に入れようかな~と昨年は考えましたが、いざ権利が与えられると全然決まらない。歌やダンスに留まらない異種格闘技戦のため、歌唱王、ダンス王、表現王、演出王、企画王...と別々の賞を設けないと1位を決められないのです。投票は23日まで可能ですが、全然、全然無理だよう......。

 

そんなこんなで頭を抱えていたら段々記憶が薄れ始めたので、各メンバーのファーストインプレッションをざっと書き殴ろうと思います。これを書き終わる頃には投票可能な3人にまで絞り込めているのか、はたまた投票を放棄することになるのか...。わからん、わからんけど!行ってきます!

 

 

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1. 山岸理子

エキゾなDISCO」/後藤真希(2005年)
エキゾなDISCO

エキゾなDISCO

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エッッッッッッッ!!!!!!!!!!

 

いきなりその感想で大丈夫?と心配になる走り出しですが 、昨年衝撃の椅子大開脚で視聴者を釘付けにしたつばきファクトリーの頭首、山岸りこりこが今年もやってくれました。「夢のHollywood」のごとくステッキを携え、妖艶に微笑む。秋ツアーの月光衣装とも雰囲気が抜群に合ってます。やはりSexyに振り切ったら右に出る者はいません。理子、優勝!!!!!

 

 

 

2. 島倉りか

「ROCKエロティック」/Berryz工房(2013年) 
Rockエロティック

Rockエロティック

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のっけからSexy対決になるなんて誰が想像したでしょうか。まだ19時だぞ。真っすぐ伸びやかに歌った「ナセバナル」の名歌唱から一転、カッコ良さに振り切った「ROCKエロティック」でオタクの心を鷲掴み。安定感がエグイです。正直理子と比較すると超健全だったので全くSexy対決は成立していませんでしたが、健全に振り切ってこそのりか様です。ザ・アイドル!優勝!!!!

 

 

 

3. 清野桃々姫

「HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~」/モーニング娘。(2006年)

 

いやカッコ良すぎん!?!?!?!

 

次の瞬間、俺はライブハウスでブチ上がってました。あるいは夏フェス。彼女の目には確実に何万もの観客の姿が映っていたのです。それぐらいライブしてた。煽りが上手いアイドル、大好きなんですよ。ボイパ、煽り、「ももひめいくぜ!」。歌も当然のようにブレないしロックしてる。MIP候補に入れてます。煽り枠だったら確実に1位なんだよな...(煽り枠他にいないんだよな)。優勝!!!!!!!!!!!

 

 

4. 工藤由愛

まっさらブルージーンズ」/℃-ute(2006年)
まっさらブルージーンズ

まっさらブルージーンズ

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崩れたタコのアップwwww「無残なタコ」って言っちゃう舞美ちゃんwwww

 

色々トンチキでエンターテイナーなゆめちゃんですが、パフォーマンスが完璧だからこそおかしみが滲み出てくるんですよね....。汗だくになりながらバキバキに踊るまっさらブルージーンズ、笑い泣きしちゃいました。いつでも一生懸命なあなたが大好きです。優勝!!!!!!!!

 

 

5.植村あかり

笑っちゃおうよ BOYFRIEND」/Berryz工房(2006年)
笑っちゃおうよ BOYFRIEND

笑っちゃおうよ BOYFRIEND

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めちゃんこかわいい........あ~り~あ~り~かも.......。

 

Juice=Juiceって大人っぽい曲が多いのであんまり直球カワイイを食らったことがなかったのですが、植村あかりさんの本気のカワイイ、見せていただきました。天然素材。厳選素材。素のあーりーは一人で数多のアイドルを蹴散らせるくらい最強でした。LOVEずっきゅんってこういう時に使うのね。優勝!!!!!!!

 

 

6.北川莉央

「寒いね。(2020Ver.)」/アンジュルム(2020年) 


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北川莉央さん、結婚してください。

 

ハッ俺は一体何を...。

 

三食団子のデビュー作を北川色に染め上げた天才的なステージ。「歌で勝負」と言いつつ、実際は「表現力で勝負」。国宝級のビジュアルには例に漏れず息を呑んだが、私が狩られてしまった理由は訴えかけるような「「「目」」」である。目枠で争ったら稲場愛香さんにも匹敵するような名演。間奏、見ました?あんなん五条悟だよ。領域展開「無量空処」だよ。いつまでも情報が完結しな.....くていい!!!!!一生聴かせてその声を!一生見つめて俺のこと!!!優勝!!!!!!!!!!!(嘔吐)

 

 

 

7.小田さくら

「真珠」/松浦亜弥(2009年)
真珠

真珠

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小田さんありがとうございます。助かりました。危うく戻ってこれなくなるところでした。感謝しています。

 

「ソロフェス!2」、イカれたりチルったりと感情の起伏が忙しないイベントでしたが、このChill Out枠こそ大事なわけでして。企画物が目を惹くのも、飾らず王道で勝負する方がいてこそ。ソロフェス!が3以降も続いていくとしたら、ぜひ後期あややを掘り続けてほしいです。優勝。*2

 

 

 

8. 竹内朱莉

「Rockの定義」/田中れいな(2013年) 
Rockの定義 / 田中れいな

Rockの定義 / 田中れいな

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竹内さんが!俺の大好きな曲を!!しかも書道パフォーマンス付きで!!!好き!!!!!!!(昇天)

 

田中れいなさんの超難曲を軽々と歌い、あろうことかその間奏で筆を進めるというリズムの鬼っぷりを見せつけた竹内さんマジ大将。最後書き上げた半紙を掲げて〆るのかと思ったらスプレー缶を持ってにっこにこなまま終わるギャップも萌えました。「なまたけ」10時間特番ですっかり彼女のトリコなのですが、もっともっと好きになりました。あなたがアンジュルムのリーダーになってくれて本当に良かった。優勝。

 

 

9. 横山玲奈

都営大江戸線六本木駅で抱きしめて」/CHICA#TETSU(2019年) 
都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて

都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて

  • CHICA#TETSU
  • J-Pop
  • ¥255
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「去年は劇団ひとりさん、鉄拳さんリスペクトでしたが、今年は陣内智則さんをイメージしました」

 

何を言ってるのか全くわからない。1人だけ競技が違うのよ。でもこれでこそ「ソロフェス!」なのよ。

 

まさかの曲外でショートコント「アハ体験」を披露し、最終問題の前に曲に入る尺キラーYOKO。極めつけは一岡豆知識の尺でかえれな*3。い つ も の。企画ばかり気を取られがちですが、以前までブレやすかった声が安定した玲奈様によるCHICA#TETSUは俺の中の萌え豚を解放するのに充分でした。キャッピキャピ玲奈ちゃん、優勝!!!!!!

 

 

10. 佐々木莉佳子

「人生はSTEP!」/℃-ute(2016年)
人生はSTEP!

人生はSTEP!

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愛され衣装で「人生はSTEP!」とか℃-uteコンサートツアー2016春 ~℃ONCERTO~」じゃん.........。アンジュルムの℃maj9が聴こえる......。

 

「6人目の℃-ute」だと思って歌ったというキューティー佐々木莉佳子さんのバッキバキのステージ、佐々木の女が記憶飛ぶのも無理ないです。ダンス部、すげえ。魅せる。ピンヒールって何事。踊りメインのため歌は所々音源の℃-uteに任せていたところも、「6人目の℃-ute」というコンセプトと合ってて最高でした。優勝!!!!!!

 

 

11. 前田こころ

「好きな先輩」/モーニング娘。(2002年)
好きな先輩

好きな先輩

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え、、、こころちゃ、、、、、、、、、

 

インスタやブログでよく見るこころちゃんのイラストがついにアニメーション化。かわいらしい歌に載せて眼鏡の先輩と対話するこころちゃんがバブすぎて頬がとろけましたわ......。デビューシングルの「眼鏡の男の子」によってイケメン枠として売り出されましたが、その枠は段々平井美葉さんのものとなり、最近は乙女な一面を見せるこころちゃんににやにやするメンバーの皆さん。その気持ち、わかりました。もっともっとあなたの素のかわいらしさが世間に伝わりますように。優勝!

 

 

12. 岸本ゆめの

「Fiesta! Fiesta!」/Juice=Juice(2017年)
Fiesta! Fiesta!

Fiesta! Fiesta!

  • Juice=Juice
  • J-Pop
  • ¥255
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情熱を解きぃぃぃぃぃぃ放とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

 

ハロプロ一アツい女、岸本ゆめのの真骨頂を見ました。段原瑠々さんのイメージを塗り替えるくらいの熱唱。幻の中野単独お祭り衣装も曲の雰囲気と完璧に一致しており、熱い夏を吹き飛ばすような痛快なパフォーマンスにしてやられました。バーイベでも思いましたが歌う時は小ネタを全く入れずふざけないあなたのスタンスが大好きです。泣かないでいいのよ!優勝🔥🔥🔥

 

13. 石田亜佑美

「どーだっていいの」/カントリー・ガールズ(2016年)
どーだっていいの

どーだっていいの

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#まーた石田と山木がやったってよ

 

あゆりさご馳走様です。ありがとうございます。盟友山木梨沙さんの意思を継いで...というのはオタクの妄想ですが、カントリーへのリスペクトは確かにありましたし、その上で石田さんの色全開な楽しくてたまらないステージでした。メインステージをはみ出して階段を使っちゃうところとか、机に乗って踊り、最後に全力拭き掃除をするところとか、「ありそうでなかった!」の連続。2年連続2位は納得です。ほんっとに楽しかったしマジで優勝にしたい!!!!!!!てかそういや舞美ちゃんはいつの間にサングラス拾ったの(笑)

 

 

 

14. 小野田紗栞

「♡桃色片想い♡」/松浦亜弥(2002年)
♡桃色片想い♡

♡桃色片想い♡

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さおりがあやや?また?しかも♡桃色片想い♡?そ~んなベタで安直なやつに引っかかるわけ......

 

好きです。

 

即陥落。小野田紗栞はやはり天才。「私は可愛い」を一度も疑ったことのない彼女だからこそできる"""ザ・アイドル"""。最近「だからなんなんだ!」*4

で完全に面白方面に舵を切ったと思っていたが、その舵の切り方も大好きだが、王道路線もまだまだ衰えていませんでした。あんただよがキングだよ、さおり。優勝だよ。

 

 

 

15. 山﨑愛生

「タデ食う虫もLike it!」/アンジュルム(2018年)
タデ食う虫もLike it!

タデ食う虫もLike it!

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やっぱ時代はパンダさんパワーなんだわ。

 

アンジュルム曲を選ぶとは予想外でしたが、歌い始めたらもう意外でもなんでもなく超似合ってました。全ハロメンパンダさん化計画の報告プレゼンやら衣装替えやらパンダさん盛りだくさん会。これがほんとの夢の国。そこのあなたも一度「Mei World Max」を体感してください。飛ぶぞ? パンダさん優勝パワー!

 

 

16. 牧野真莉愛

「ブギートレイン'03」/藤本美貴(2003年)
ブギートレイン'03

ブギートレイン'03

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牧野野球ネタを持ち込まないとしぬ真莉愛さん。野球ネタを抜きにしてもパーフェクトなんですよ。往年の名曲を現代に蘇らせがち。天才。ザ・アイドル枠だと完全に小野田紗栞牧野真莉愛の一騎打ちなんだけど、マジで良い勝負なんすよ......。この後のちぇるや終盤のあかねちんの活躍ぶりを見て、いよいよ12期の時代が迫っているんだなと。これからだ!楽しみだ!優勝だ!

 

 

 

17. 野中美希

「赤いイヤホン」/アンジュルム(2019年)
赤いイヤホン

赤いイヤホン

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ちぇる!MVPおめでとう!!竹下通りの巨大広告撮ってきたよ~~!!!すごいすごい!!!

 

度肝を抜かれてもはやあんまり覚えていないのですが、上に貼った原曲と全然違う編曲版を自作して持ち込み、自分の声に合ったキーに変えて歌い、その場でシンセを演奏するという多才っぷりに惚れ惚れしました。イントロが全然違ったので一瞬なんの曲だ!?と虚を突かれ、ダークで妖しげな色を帯びた新解釈「赤いイヤホン」が始まってからはもう釘付け。昨年もですが、ハロメンの新たな才能を開花させるところにこそ「ソロフェス!」の価値があると思います。これを一度きりで終わらせるのは勿体ないので、「プッチベスト」に収録するか、アンジュルムに歌ってもらうかしてほしい...。後者についてはいつか叶いそう。だってアンジュルムだもの。優勝大本命!MIPにも入れます!

 

 

18. 伊勢鈴蘭

「夢幻クライマックス」/℃-ute(2016年)
夢幻クライマックス

夢幻クライマックス

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このタイミングでこの選曲...鈴蘭、持ってる......。(詳しくは書きません)

 

暗黒伊勢鈴蘭、待ってました。ひなフェスの笠原桃奈×小野田紗栞がそれはそれはもう大好きなのですが、それに喰らいつく勢いでした。これまた似合うのよ、黒が。神聖さと不穏さが入り混じったあの独特な空気感を出せるようになったんだな...と伊勢さんの急成長に圧倒されるばかりです。一瞬たりとも見逃せねえ。優勝。

 

 

19. 一岡伶奈

「傘をさす先輩」/カントリー・ガールズ(2018年)
傘をさす先輩

傘をさす先輩

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ぱいぱいでか美「誰なんだ一体!!!!!!!!!!!」

 

でか美さんも絶叫するほどの小関舞感。羽賀朱音さんや小片リサさんに並び、切なくて儚い曲を歌わせたら右に出る者はいないハロメンのひとり、一岡伶奈さんの本気を見ました。あの澄んだ声でこんな失恋曲を歌われたら胸がギュンなるわ。普段のぽけ~っとしたいっちゃんを思い出してまたギャップにギュン。好きです。優勝。

 

 

20. 上國料萌衣

美少女心理」/℃-ute(2007年)
美少女心理

美少女心理

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かみこ心理。

 

美少女が美少女の歌う美少女心理を褒める異空間(混乱)。この方の「王道」は唯一無二でどこにも属さない。「かみ」なのだと改めて気付かされました。あざとカラオケやヒルナンデスのお陰でそろそろDAM CHANNELのMCに呼ばれるんじゃないかってくらいカラオケを歌わされてますが、本領発揮したかみこはあんなもんじゃない。圧倒的透明感。難曲をさらりと歌いこなすスキル。アンジュルムのエースは伊達じゃありません。はよ単独やって無双してほしい。かみこ優勝!アンジュルム優勝!

 

 

*****

 

なんかキリがいいので前編はここまで。後編では私の敬愛する方々が次々続々と登場されるので、ここで筆を折らず頑張って書き切ります。でもMIP投票〆切までに間に合わなかったらマジすまんなので先に言いたいこと言っておくね。

 

 

HELLO!PROJECT IS [人生] 

 

 

*1:「第 27 回 放送番組審議会議事録」より。https://www.tv-asahi.co.jp/ch/proceedings/pdf/202009_banshin.pdf

*2:一応ここらで書いておきますが!の数で優劣をつけているわけじゃないですからね。そのルール下だったら小田さんが全然響いてないみたいになっちゃいますから。チルった故の句点です

*3:加賀楓さんに気を取られて背景が枝豆に変わっていることに気付きませんでした

*4:みんな大好き堤演出(違)

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