零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

『ソロフェス!2』をメンバー別に振り返る。後編

前編の執筆から数日経ち、再放送も終わり、MIP投票も締め切られました。本当は再放送の前に書いておきたかったのですが、なかなか筆が進まず、そのうち記憶も薄れ始めたため、結局後編は再放送を観ながら書いています。前編と解像度に差がありますが、お蔵入りにするのは勿体無いのでこのままいきましょう。なお、わたしのMIPは最後に公開します。悩みまくったなァ〜!

 

 

【前回】

 

exloyks.hatenablog.com

 

 

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21. 岡村美波

ギャグ100回分愛してください」/Berryz工房(2005年) 
ギャグ100回分愛してください

ギャグ100回分愛してください

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ℒ𝒪𝒱ℰ.........

 

パンダさんパワーさんと同じくらいメルヘンチックな世界観を持つみいみおねぇさんの真骨頂。こんなハズ衣装×うさ耳リュックの相性はなまる*1。「誰も見たことがないキテレツな存在」とは真逆の「誰もがイメージするアイドル」だが、王道も極めるとここまで突き刺さるのかと。道重さゆみ嗣永桃子の次に天下を獲るのはみいみ、あんただよ。優勝!!!!!

 

 

22. 橋迫鈴

「フォレストタイム」/ハーベスト(2012年)
フォレストタイム/ハーベスト

フォレストタイム/ハーベスト

  • ハーベスト
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今年も圧倒的孫。

 

ピーベリー→ハーベストとSATOYAMA縛りで懐古厨を沸かせる孫。昨年の孫キャラからイケメンキャラに転身し、果てはドS鈴様として覚醒し始めた橋迫さんが、久々に孫力を発揮してくださいました。孫力衰えてねえ!昨年よりも自信に満ちた笑顔が可愛い!竹内朱莉さん(15)の懐かし曲を引っ張ってきてタケヲタTOぶりを発揮したり、勝田さん卒コンの衣装を再び着て物理的な成長を示したりといった「たけりな愛」も。ひなフェス2020の「ハピネス 〜幸福歓迎〜」、ソロフェス!の「キャベツ白書」、ソロフェス!2の「フォレストタイム」...と一歩ずつ着実に前進していく橋迫鈴さんのさらなる躍進に期待しています。お鈴優勝!!!!

 

 

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ひなフェス2020のときの写真。確かな成長...!

 

 

23. 松本わかな

通学ベクトル☂️」/鈴木愛理(2007年)
通学ベクトル

通学ベクトル

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孫からのひ孫。てか愛理。

 

あまりにも幼き日の鈴木愛理さんに似ているので、あぁ!や℃-ute曲を熱望されていた松本わかなさん。蓋を開けてみるとファン以上に直球でした。アンジュルム曲だと凛々しく大人びた歌い方をする印象だったのですが、鈴木愛理さんのソロ曲「通学ベクトル☂」では当時の愛理さんを再現するかのような年相応の幼い歌声。2007年生まれが2007年の楽曲を歌うという時空の歪み方も歴史あるハロプロならでは。歴史を繋ぐ最年少の堂々たるステージに感動しました。優勝!!!!!

 

 

 

24. 高瀬くるみ

「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」/モーニング娘。'17(2017年) 

 

高瀬名人、お見事です。

 

ナルカマのイントロが流れた時点で勝利を確信しました。似合うのなんのって。チーム分割が続くハロコンに入るとき、そこに高瀬さんがいるだけで安心感が全然違う。ピッチの鬼。彼女のスキルには信頼しかないのですが、グループの大黒柱を離れ一人で戦っても最強でした。3回中3回すべて感情が全く違う「もっと見つめて」、痺れました。優勝!

 

 

25.譜久村聖

「好きって言ってよ」/Juice=Juice(2020年)

 

好きって言ってよ

好きって言ってよ

  • Juice=Juice
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リーダーとして、ではなく1人のアイドルとして。

 

昨年「I WISH」を選曲し世界に平和をもたらした聖母・譜久村聖さん。今年はリーダーという肩書きを一旦下ろし、1人のアイドルとして勝負を挑みにきたような感がありました。かなり意外な選曲でしたが、いつかの三十六房でこぶしファクトリーの「消せやしないキモチ」を推してくださっただけあって、すべての時代を平等に愛する方なのです。1人Juice=Juice、譜久村さんなりの解釈が素敵でした。優勝!!!

 

 

26.川名凜

「BE ALL RIGHT!」/11WATER(2003年)
BE ALL RIGHT!

BE ALL RIGHT!

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選曲渋!なんか面白!!てかトランペット初心者なんかい!?!?

 

どこから突っ込めばいいのやら。ケロンヌワールドはソロフェスでも健在でした。類い希なる美貌の持ち主で、かつ歌唱力も抜群なのに、何故こんなにもおかしみが溢れて止まらないのか。息継ぎが大変な曲の間奏にわざわざタンギングが大変なトランペットソロを入れてくるところとか、経験者だからこそのチャレンジなのかと思ったら初めて1ヶ月しか経ってないとさりげなく明かしたところとか、この子の突き抜け方は奇想天外で目を離せません。ケロンヌ優勝🐸

 

 

27.井上玲音

「Crazy 完全な大人」/℃-ute(2013年)
Crazy 完全な大人

Crazy 完全な大人

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Sexy Crazy れいれい! 

 

Juice=Juice期待のエース、こぶし組の希望。「The Final Ring」衣装で登場した井上玲音さんの王道パフォーマンス、圧巻でした。余計な演出は何もいらない。特技のボイパも封印。ただ愚直に歌って踊るだけで成立する井上玲音さんのパフォーマーとしての技量に改めて驚かされました。しかし選曲含めすっかり「Juice=Juiceの井上玲音」だなあと少し寂しさもあり。でもきっとラストライブで交わした約束は忘れていないと思うから、そのいつかまで彼女の成長を見守ります。れいれい優勝。

 

 

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28.小野瑞歩

「夜風のMessage」/℃-ute(2015年)
夜風のMessage

夜風のMessage

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世界観部門最優秀賞受賞。

 

まるで篠笛のようなフルートの音色、お祭り衣装、月明かりのような照明、冴えたカメラワーク、心を鷲掴みにする儚い歌...。パズルのピースが綺麗にはまった小野瑞歩さんのソロステージ、強烈なインパクトは無くともじんわりと心に残って離れません。思えば昨年のThe Balladでの「I LOVE YOU」「カブトムシ」も印象的でした。解釈した歌詞の世界観を正確にアウトプットできるおみずのパフォーマンスはもっと評価されるべき。優勝!!!!!

 

 

29.生田衣梨奈

乙女 パスタに感動」/タンポポ(2000年)
乙女 パスタに感動

乙女 パスタに感動

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今年もバラエティ枠なんかい。

 

生田さんと横山さんだけジャンルが違うのよ。でもそこがいいのよ。今年はスープパスタを完食すると言いながらラーメンを啜る(しかも少量)という反則技でしたが、「かわいいからいいでしょ?」と反論を寄せつけない剛腕な #えりぽんかわいい に降伏です。しかし普段と違う着席スタイルなのにいつも通り歌える生田さん、確かな歌唱力がある。力はあるのにあえて真っ向勝負はせず奇を衒い続けるあなたのスタンスが好きです。けど来年があったら真っ向勝負してみてもいいと思うよ!えりぽん優勝!

 

 

30.江口紗耶

シャイニング バタフライ」/ドリーム モーニング娘。(2012年)

 

シャイニング バタフライ

シャイニング バタフライ

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脚、4m。 

 

圧倒的美脚、圧倒的童顔。から放たれる圧倒的歌唱。BEYOOOOONDSの裏エース、江口紗耶さんはソロでも大活躍でした。ゆはにしりかくる辺りと比較すると地味な印象を持たれがちですが、ひなフェスのシャッフル曲でおいしいパートを次々と勝ち取っていくことからわかるように、作り手も信頼を寄せる実力者なのです。優勝!!!

 

 

31.山﨑夢羽

夏DOKI リップスティック」/矢島舞美(2007年)
夏DOKI リップスティック

夏DOKI リップスティック

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舞美 vs 夢羽。頂上決戦。

 

今回「°C-uteフェス」なのかと錯覚するほど°C-uteからの選曲が多いですが、中でも夢羽の選曲はMC矢島舞美さんとの直接対決。御本人の前で御本人の曲を歌うという心臓止まるやろ案件を華麗に捌いてくれました。何と言ってもサビのハイトーン、楽勝じゃん??っていう。BEYOOOOONDSのエースとしてぶちかましましてくれましたね。優勝!

 

 

32.里吉うたの

「ジェラシー ジェラシー」/モーニング娘。'17(2017年)
ジェラシー ジェラシー

ジェラシー ジェラシー

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里吉うたのさん😭😭😭😭😭

 

魔法少女がテレビから出てきたような「魔女っ子メグちゃん」から1年、私はとにかく里吉さんのダークな一面が見たい!と願い続けてきました。その念願が100%叶ったわけではありませんでしたが、里吉さんの光と影を混ぜ合わせ、二つの魅力を一曲で表現した「ジェラシー ジェラシー」は里吉さんのファンならば誰もが満足する選曲だったと思います。細かいけどダイナミックなダンス、うーたんの声質を活かした誰にも真似できないラップパート、里吉さんの現在地と目指す未来を提示した歌詞。よりあなたへの好きが増したパフォーマンスでした。優勝!!!

 

 

33.松永里愛

「オシャレ!」/松浦亜弥(2002年)
オシャレ!

オシャレ!

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さらりとこなすニューホープ

 

松永里愛さん、加入歴はまだまだ浅いというのにベテランの風格。あややの超難曲「オシャレ!」を流れるように歌い上げ、落ち着き払ったパフォーマンスで、同期の由愛ちゃんとは対照的でした。Juice=Juiceでは強い女像を、ソロでは余裕のある女像を、といったように変幻自在。しかし、副音声で松岡さんが言っていたように、体力を残してこなすだけでなく、汗だくになりながら全力で歌い踊る里愛ちゃんも見てみたい!120%の力を発揮して私の魂を支配して欲しい。優勝、そして次回こそは真の優勝を。

 

 

34.森戸知沙希

「夏ダカラ!」/Buono!(2011年)
夏ダカラ!

夏ダカラ!

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ちぃちゃん耳真っ赤っか!

 

「台詞パートは全然恥ずかしくないけど恥ずかしそうにやった」と副音声へ寄せたコメントで種明かししたちぃちゃん。いや、そう思わせて本当に照れてたでしょう!羽賀朱音、里吉うたのら台詞パートの名手達とはまた違い、「イヤイヤやってる」からこその愛嬌がちぃ台詞の魅力だと思います。モーニングのステージではあまり表に出てこない森戸知沙希さんの素の魅力がたっぷり詰まった大一番でした。優勝!!

 

 

35.稲場愛香

「ミステリーナイト!」/スマイレージ(2014年)
ミステリーナイト!

ミステリーナイト!

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いやもう本家喰っとるがな。

 

一つ前のちぃちゃんとは正反対なフェロモン全開稲場様。画面越しなのに彼女の匂いが鼻腔をくすぐるという、一瞬でも気を抜いたら脳が埋め尽くされてしまいそうなほどの魔力。これでこそ稲場愛香 a.k.a まなかんです。先日「なまたけ」にて「ミステリーナイト!」に関する色気もクソもない裏話が開示されたばかりだったので、「曲の真価が発揮される」とはこういうことか、と実感しました。間奏最後の蹴り→ターンからの落ちサビがカッコ良すぎます。優勝!!!

 

 

36.笠原桃奈

「Va-Va-Voom」/Juice=Juice(2020年)
Va-Va-Voom

Va-Va-Voom

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行かないで桃奈😭😭😭

 

〈もう誰かの助手席を降りるときがきたの/行きたいとずっと願った場所まで〉〈もう左右されないくらいスピード上げていいじゃない〉。卒業を数か月後に控えたいまの桃奈に当て書きしたかのような未来を見据えた歌詞に号泣。自分を好いてくれる人に対する感情表現が苦手な笠原さんが、ファンと共同で選曲したという点も含め、文脈勝ちのパフォーマンスでした。もちろん文脈を取っ払って見ても魅力的。決意に満ちた眼光と光線のようにまっすぐな歌唱でいまの笠原桃奈を表現し切っていました。ラスサビのフェイク最強です。行かないで、と裾を掴む自分と、行ってこい!と背中を押す自分。両方本心ですが、どちらにせよあなたの行く先はちゃんと見届けます。優勝!!!!!!

 

 

 

37.金澤朋子

「Everyday Everywhere」/太陽とシスコムーン(1999年)
Everyday Everywhere

Everyday Everywhere

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金澤朋子ディナーショー 2021 Summer ~Everyday Everywhere~

 

ディナーショー枠で既に優勝なんですが、あまりにも別次元でMIPに入れられませんでした。勝敗とか関係ない。順位付けなんて愚かしい。私はローズクォーツ様に魂を抜かれた屍です。最高音も余裕で到達する現ハロプロのクイーンですね。...しかし選曲が泣ける。原曲は太シスですが、近年だと小田さくら×高木紗友希のユニット「SK TWO」の印象が強いと思います。紗友希の思いを継承したステージ、と解釈しても強引ではないと思う。きーともの絆...。あらゆる意味で完敗です。

 

 

38.谷本安美

「My Days for You」/真野恵里菜(2011年)
My Days for You

My Days for You

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安美ちゃんにありがとう。

 

サンキュー卓偉の大名曲を金澤様の後にぶつける勇気。しかしシンプルな楽曲だからこそ谷本さんの成長を感じられました。MDFYといえば我が推し・野村みな美さんの十八番でして、どうしても彼女の残り香を感じざるを得ない。なので少し厳しめに見てしまうところがありますが、ボーダーを軽々突破し、あんみぃらしく歌ってくれました。ありがとう。てかショートカットにイメチェンしたあんみぃが超タイプだったなあ。優勝!

 

 

39.佐藤優樹

赤いフリージア」/メロン記念日(2003年)
赤いフリージア

赤いフリージア

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新解釈・まさージア。

 

まーちゃん復帰ステージは意外な選曲。音ハメ、ダンス、表現、すべてに置いて佐藤優樹色に染まった新たな「赤いフリージア」でした。未知の世界で言語化が難しい。ただただ彼女の空間支配力に呑まれ、惚けていました。歌い終わりの茶目っ気からは、後まで曲の世界に浸らない潔さというか、素の佐藤優樹とステージ上の佐藤優樹は一本線で繋がっているのだということを実感。矢島さんとの絡みも愛おしい。早く快復して復帰してほしい。22歳がどうとか気にせず、あなたの意のままに進んでください。優勝!

 

 

40.加賀楓

「LOVE LIKE CRAZY」/後浦なつみ(2004年)
LOVE LIKE CRAZY (Smooth Jazzy Remix)

LOVE LIKE CRAZY (Smooth Jazzy Remix)

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加賀の女増産計画。

 

近年の名ライブ「Juice=Juice LIVE 2018 at NIPPON BUDOKAN TRIANGROOOVE」で宮本・段原・稲場らによるパフォーマンスの印象が強烈に残っている「LOVE LIKE CRAZY」。加賀楓さんのパフォーマンスは曲の歴史をまた塗り替える一手でした。ダンス部の面々はいずれも独自のカッコ良さを追求しており、間奏のしゃがみ込みや後奏の畳みかけるようなダンスは、佐々木莉佳子にも稲葉愛香にも平井美葉にも秋山眞緒にもない強さを持っていると思います。前髪が右目を覆ったキメにズキュン。晴れて私も加賀の女です。優勝!!!!!

 

 

41.岡村ほまれ

「小生意気ガール」/カントリー・ガールズ(2017年)
小生意気ガール

小生意気ガール

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人口の天然!

 

〈あ・ざ・と・うぃっ〉〈と~く~うぃっ〉といったように、つんく流に染まったモーニングの妹分ことほまたん。自分なりの「あざとい」を追求した結果が遺憾なく発揮されたまさに生クリームのような甘いパフォーマンスでした。生クリームを鼻に付けるやつは個人的にはあんまり刺さりませんでしたが、お母さんと一緒懸命考えて捻り出したアイディアなのが可愛い。バーイベの客層が「古き良きアップフロント」なのも納得です。そのまますくすくと育って欲しい。生田「ほまたん優勝!」

 

 

42.平井美葉

「もう一歩」/アンジュルム(2019年)
もう一歩

もう一歩

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ジャニーズじゃん......。

 

ヘッドセットマイクとボーイッシュな出で立ち、細かい振りなど表現のすべてがジャニーズでした。フォロワーからも「これは流石に大野智」という感想。個人的には人差し指をこめかみに指してぐるぐるするところが一番ジャニーズみを感じました。舞台的、宝塚的とも分類できると思いますが、これまでのハロプロには無い魅せ方ですよね。ひなフェスのソロの時とは段違いに自信に満ち溢れていて、美葉さんの可能性をより感じるパフォーマンスでした。優勝…。

 

 

43.新沼希空

「アンブレラ」/タンポポ#(2009年)

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純粋なる狂気。

 

平井美葉さんの余韻でびりびりしている時に新沼希空さんのスタンド「クレイジー・アンブレラ」を喰らって宇宙猫です。「投票してね」の潔さよりもビニール傘にベタベタ貼った生写真の狂気にやられました。あと目、目が怖いのよ。狂ってる人の目なのよ。歌い出しの目を見てください。ちょっとでも目が合ったら消されそう。ヒェッ。お顔もお声もめちゃんこカワイイのに、内に秘める純粋な狂気が妙にブレンドされ、Jホラーから感じるおかしみのような独特の魅力を持つ新沼希空先生には、このまま真っすぐ歪んでいっていただきたいです。優勝。

 

 

44.段原瑠々

「Independent Girl~独立女子であるために」/Buono!(2010年)

 

長髪るっる最後の雄姿。

 

バッサリ髪を切られたため、当分はお目にかかれない長髪段原様。最後に相応しい最強Buono!曲で貫録を見せてくれました。「女帝」という言葉が似合うのなんのって。強い楽曲を歌わせると天下一品です。ロングスカートの衣装やネイルを黒一色に揃えてきたところもポイント。所々で見せる不敵の笑みが自信たっぷりで、ハロプロの強さに魅了された原体験を思い出させられました。優勝!!!!!!

 

 

45.小林萌花

マノピアノ」/真野恵里菜(2008年)
マノピアノ

マノピアノ

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ほのぴあの。 

 

51名の出演者の中で最も安定感があるといってもいい、穏やかで心安らぐ演奏でした。優勝を狙って我を全面に出すハロメンもいれば、勝ちに拘らず雑念をすべてそぎ落として淡々と表現するハロメンがいてもいい。数分間の弾き語りで証明してくれました。ほのぴみたいな人がいるからこそのハロー!プロジェクトですよね。社会で汚れ切った心が洗われました。ありがとうほのぴあの。優勝!

 

 

46.為永幸音

This is 運命(こぶし2016Ver.)」/こぶしファクトリー(2016年)
This is 運命

This is 運命

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こぶしだああああああああああああああああああああああああああ

 

ジャジャジャ ジャジャジャ ジャジャジャジャ~\オイオイ/

ジャジャジャ ジャジャジャ ジャジャジャジャ~\オイオイ/

ジャジャジャ ジャジャジャ ジャジャジャジャ~\オイオイ/

ジャジャジャ ジャジャジャ ジャジャジャジャ~\オイオイ/

~♪

お\オイオイオイ/・か \オイオイオイ/・え\オイ/・り\オイ/・なさい \オイオイオイ/ねぇここ \オイオイオイ/に \オイオイオイ/す\オイ/・わ\オイ/・って \オイオイオイ/

今日はどこで?何してたの?\タメチャーン/こんな時間まで誰といたの?\ア~~~タメチャーン/ほんとは全部ばれてるよダーリン\オ~~~タメチャーン/浮気なら許すけれどどうする?どうする?どうするどうするどうするどうするこの先どうするゥ! \\\\ꐕ ꐕ ꐕ////

あ~い\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////して~\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////ま~\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////すか~\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////い~\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////きれっ\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////まっすっ\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////かっ~~~\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////

 

 

 

 

....こぶし組の亡霊が暴れてしまい為永さんの壊れた演技を全然見てなかった..........。「コミカルなシオンヌが出てて面白かった!」と呟いたらTwitterに「怖かった」「狂気」「マリオネット」という言葉が氾濫していてパラレルワールドに来たのかと。冷静に見返したらなるほど、圧倒的昼ドラ感。張り付いたような笑み、ロボットダンス、髪の荒らし方、ハイライトが消えた瞳等々、曲の世界観を正しく表現していて、本家やこぶしが意外とやってこなかった真の「This is 運命」を見せてくれました。こりゃ大型新人!優勝!

 

 

47.羽賀朱音

「抱きしめられてみたい」/つばきファクトリー(2020年)

 

まるねえ.......!!!!!

 

あかねちんのまるねえへの愛を感じる選曲。ちょっと泣いた。羽賀朱音さんは「儚さ」「切なさ」を基準にしたら間違いなく現役ハロメンでトップクラスの表現力をお持ちだと思いますが、つばき曲で頻繁に描かれる「偏差値の高い女の子の内面(by朝井リョウ)」を見事に体現しており、胸がキュッと締め付けられるような思いで見ていました。小片リサさんパートもバッチリでしたね。またいつか、あかねちんとまるねえの絡みを公の場で見せてほしい。それまでは今回の羽賀さんを噛み締めて生きていきます。優勝。

 

 

48.秋山眞緒

「七転び八起き」/アンジュルム(2015年)
七転び八起き

七転び八起き

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おいでよアンジュルム

 

まおぴん、これで名実ともにアンジュルムじゃん…。というのは冗談として、全員揃ったアンジュルムに喰らいつけるくらいバッキバキのダンスとアンジュルム的な表現、そこにまおぴんにしか出せない色がブレンドされており、大大大満足でした。ウォーキングや音ハメに莉佳子へのリスペクトが感じられて、本当に尊敬しているんだなあと。間奏、しゃがみ込むところがイケ散らかしてて延々繰り返せる。優勝!!!

 

 

49.浅倉樹々

「愛・愛・傘」/Juice=Juice(2015年)
愛・愛・傘

愛・愛・傘

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あざかわオブ・ザ・イヤー。

 

あの宮崎由加先生を凌駕する程の「あざかわ」力。これには金澤朋子様も全面降伏です。 (ただし彼女にはもう正常な判断は不可) 一岡さん、松本さん、新沼さんと謎に傘曲エントリーが多かった今大会ですが、有終の美を飾るに相応しい名人芸でした。彼女の一挙一動に恋、なんですよ。少し濡れた瞳が美しい...。優勝。

 

 

50.川村文乃

「羨んじゃう」/℃-ute(2015年)
羨んじゃう

羨んじゃう

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前回王者の貫禄。

 

前回出演者と視聴者を大いに驚かせたタップダンスを今年も採用。更に理子を思わせる椅子が出てきたので「何だ!?乗るのか!?開脚!?!?」と期待&不安でバグりかけましたが、物語に沿った使い方が可愛らしかったですね。安心した(?)。選曲も川村さんにぴったりで、こういう乙女チックな曲を歌わせると世界一です。先日のバーイベも今年トップクラスに満足度の高い現場でしたし、もっともっとオタクを驚かせてほしい。優勝!

 

 

51.西田汐里

「Uraha=Lover」/アンジュルム(2018年)
Uraha=Lover

Uraha=Lover

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トリはビヨの実力者・西田しおりん。昨年はお客さんを意識した「お願い魅惑のターゲット」で架空のフロアを沸かせましたが、今年は一転してテレビ向けに調整してきた印象です。どこで抜いてもいい表情をしている。伏し目、何か言いたげな口元、祈るようにマイクを握る両の手。一挙一動すべてに物語が宿っている。アンジュルムで最も切ない楽曲を持ち前の表現力でニシ色に染め上げてくれました。トリに相応しい。優勝!

 

 

*****

 

 

5時間半にも及ぶ長丁場で開催された『ソロフェス!2』。昨年以上に磨かれた自己プロデュース力で、個々のまだ見ぬ魅力を沢山発見できた素晴らしいイベントでした。前編の冒頭での述べましたが、3、4、5…と続く長寿特番になってほしい。何ならいつか現場でやってほしい。お客さんが目の前にいたらまた違った魅せ方を選択すると思いますし、我々も違った見方ができるはず。来年以降はより長丁場になることが確定しているので大変ですが、The Balladの武道館公演という実績があるので何とかなるんじゃないかと思ってます。

 

さて、今回「MIP」という視聴者投票制度が設けられたわけですが、最後に私が投票したメンバーを記して締めくくろうと思います。

 

 

【わたしのMIP】

1位.野中美希「赤いイヤホン」

 

あっと驚くような企画を持ち込めるのがソロフェスの醍醐味ですが、今年はぶっちぎりで野中さんに驚かされました。ハロメンからの評価も納得。せっかくなのでその才能をどんどん発揮してほしいですし、アップフロントの皆様よろしくお願いします。

 

 

2位. 清野桃々姫「HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~」

 

誰よりも「ライブパフォーマンス」を意識し、まるで目の前に観客がいるかのように錯覚する熱いステージでした。ボイパと独特の煽りで私の大好きなHDLJに新たな解釈を持ち込んだ点も評価したいです。

 

3位. 小野瑞歩「夜風のMessage」

 

表現力部門で北川さんや一岡さんと迷いましたが、和で統一した世界観と、うっとりする歌声、訴えかけるような潤んだ瞳など、総合点が高かったので投票しました。もっともっと脚光を浴びてほしい。

 

 

次点は全員です。51人いてもほとんど被らないハロメンの個性、尊敬してやみません。これからも是非各々の魅力を更に磨き上げていってほしいなと思います。ハロメン皆様、お疲れ様でした!

 

 

*1:パンダさんリュックから翼が生えてくる奇跡を目の当たりにした山﨑愛生さんのバーイベを思い出した