零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

【ライブ雑感】BEYOOOOOND1St CONCERT TOUR どんと来い! BE HAPPY! at BUDOOOOOKAN!!

BEYOOOOONDSの初武道館公演に行ってきました。アイドル史にまた新たな金字塔が立ったよ。これだからハロオタはやめられない。ここ最近のオタ活はM-Lineや座間のアンジュ・Juice単独など大変充実していて、ひとつひとつ感想を残そうと試みているのですが、体裁を整えて書こうとしたらすぐに筆が止まってお蔵入りの連続なので、ビヨ武道館に関してはツイート引用と箇条書きの雑感に纏めます。追記したいことがあれば後日こっそりやるかも。ラフな感じでよろしくお願いしますー。

 

 

natalie.mu

mdpr.jp

www.barks.jp

rollingstonejapan.com

 

 

・3年目の武道館なら全曲披露も可能。しかしワンハーフは多め。色々譲歩した結果出来たのであろう今回の形は、BEYOOOOONDSの持ち味のひとつである「せわしなさ」が前面に出たセットリストだったと思う。1Stに感じた一貫性、ストーリー性よりも、この大舞台でやりたいことを全部やってやろう!という気概がひしひしと感じられた。ぎゅうぎゅうに詰まったおもちゃ箱や、色とりどりのアトラクションがあるテーマパークを想起するような2時間半だった。

 

・最後のセルフ紅白ダイジェストなんて凄かったよね。せわしないったらありゃしない。でもその中に「色とりどりのビヨ!」を隠し玉としてぶち込んだり、ビタMEの「みいみー!」を強調したり、そもそも全曲を披露時とは違うフリフリ衣装でやったりと、二度美味しい企画だった。ハロプロの「メドレー」といえばモーニング娘。の専売特許であるマッシュアップメドレーを真っ先に浮かべるが、こぶしのアカペラメドレーやこぶつばのKOBOメドレーなど、他グループでもメドレーはやってほしいと思っていたので、ビヨらしさ全開のメドレーをここ一番の場所で披露してくれたのは素直に嬉しかったな。

 

 

・今回もメインステージ武道館は叶わずだったが、直近だと一番センステの使い方が上手くて感動した。こういう見せ方ならセンステでも全然飽きない。360度広く使う方が映える曲に恵まれていた、というのも理由のひとつだと思う。

 

 

・SeasoningSが大好き💚💜💙 短い時間とはいえ3人だけで武道館に立った瞬間があったのは確かで、ほのぴのピアノをバックに踊るうーみよシンメという世界で最も美しいトライアングルが、大きなステージで輝きを放っていたことを忘れたくない。いつかBEYOOOOONDSがもっともっと巨大なプロジェクトになったら、SeasoningS単独武道館公演なんてどうでしょう、とか夢見たり。

 

 

・『We Need a Name!』の歌詞改変をするなら今日しかないっしょ、と思ってはいたけれどいざ実現したら滝涙が。信じてたぜ星部ショウ。正確な歌詞は忘れたけど「でも今は名前ついたよ この曲どうするの?」「確かに」「でもこれも歴史だね〜」テレッテッテッテ〜レレ〜「We are SeasoningS!」みたいな感じだった気がする。大舞台で見事に昇華されたね。

 

・大好きな『ワタシと踊りなさい!』が大舞台で観れて感極まり。間奏のうーみよ歌舞伎ダンスと応援隊ほのぴがかあいいんですよ。ほのぴのホンキートンクピアノも聴けてSo good。唯一、しかし一番大きな不満点は、里吉さんの「未来」パートが飛ばされたことです…この曲はフルじゃないと誰か1人損するのよ…。

 

・全体曲だったらきのたけとアツイ!のSeasoningSちゃんがさいっこうに活躍してハグしたくなりましたね。南ブロック先端からセンステのきのこたけのこ論争をおろおろしながら見守る3人の構図がまず可愛いし、うーたんの「待ってみんな!」はほのみよに背中を押されて中心に飛び込むようなフォーメーションになってて愛だった。何気に1番"BEYOOOOONDS SHOW"を感じたのはきのたけかもしれない。

 

・アツイ!はね、もう、天を仰いだよね……。たった2人で踊り狂ううーみよ……。うーは西側、みよは東側で客席を煽るように踊っており、うーみよシンメの良さが過去一際立っていた。お互いがお互いを信頼して背中を預けてるのがエモい。全くジャンルの異なるダンスを武器とする2人が背中合わせになるなんてオタク大好物に決まってるでしょうが。自分は南東辺りから見ていたのでうーたんより美葉ちゃんが目の前に来ることが多かったけど、激しく踊る美葉ちゃんを眼前で食らったらさ、流石の私でも赤面するわ……(好き) ハロプロでは中々拝めないタイプのダンスだなと改めて。視界の隅に映るうたのちゃんのワックダンスも激アツで踊ってないのに汗かいた。

 

 

・島倉りかは天才。特にCHICA#TETSUの『二年前の横浜駅西口』は80年代の武道館にタイムスリップしたような感覚を覚えた。培ってきた昭和アイドル的表現力をあの瞬間に余すことなく出し切っていたと思う。都営と高輪はもっとたくさん聴きたかった。ユニットコーナーは正直尺足りなさすぎという気持ちが拭えないな...(雨ノ森はマジでやり直してくれ、ヤバイ恋を目立たせてどうすんだ。頼むから大森靖子路線に戻って...)

 

 

・ハイブリッド寸劇『眼鏡くんは罪なやつ』は曲の繋ぎが上手で、ひとつの物語として面白かった。衣装もグレードアップしていて、専門学生組の高瀬・里吉・平井の新衣装はマジ最高。うーたんの衣装好きすぎて恋...。一旦物語が終わってから『OOOOOVERTURE』『こんなハズジャナカッター!』に繋げたのも秀逸。『こんハズ』はただでさえ制約の多いビヨに呪いをかけた罪な曲だと思っているが、寸劇の一部として使われるのであれば、現実とリンクせず悲壮感も漂わないのでアリだと思う。この辺りは制作側も注意深くやってくれたのだろう。(そもそもこんな曲生み出すなって話ですが...)

 

・お嬢様風のお嬢様にスポットを当ててくれたお陰で本領発揮の島倉りかを見ることができて嬉しかった反面、せっかく「ハイブリッド」を名乗るならもっと展開してほしかった。『眼鏡』前の高瀬くるみの大立ち回りから『恋愛奉行』も取り込むのか?とか、ムカムカする山﨑夢羽にハムカツを撃ち込むのか?とか、文化祭で女装した前田こころがビタMEだったのでそこもくる!?とか色々期待したのにな~。「科捜研の女滑落」のくだりとか秀逸だっただけに欲張ってしまった。続きを匂わせるような言い方をしていたので、次はもっとやってくれてもいいのよ。

 

 

・「アツイ!」の高瀬さん、ライブハウス武道館で叫べて良かったね。ちょっと泣いた。

 

 

・ひなフェスで事前披露された『虎視タンタ・ターン』とは別のもう一曲の新曲『オンリー・ロンリー』。これまた名曲で。『伸びしろ』は自分達の物語を歌っているけど、『オンリー・ロンリー』は自分達と客席(と世界中のBEYOOOOONDSファン)のことを歌った曲。コロナ禍でファンと長らく遊べなかったBEYOOOOONDSが「また遊ぼう」と歌うのは涙腺にくる。個人的には、舞台『眠れる森のビヨ』とも繋がってる気がして。ヒカルは武道館で報われただね...と勝手にストーリーを描いて泣いた。

 

 

・アンコール後の60秒カウントダウンで冒頭の「私たちには、手がある!」を回収。殊更「手がある!」を強調するのは障害のある人を対象外にしていて正直か〜な〜りヒヤヒヤしたけど(DNAの「モンゴロイド」もだけどビヨの制作陣は時々人間意識……となることがあるのでマジで気をつけてほしいな!?)、カウントダウンにカットインする「例のアレを用意して」「マダダヨ」的な表示には笑った。オタクのことがよくわかっている。

 

・『涙のカスタネット』は練習時よりカスタネットを叩く箇所が大幅に増えており、メンバーのパフォーマンスを見る暇もなく(本末転倒では??)モニターを凝視してカスタネットの達人をした。「体験ありきの楽曲」だと強く感じたので正直リリースされなくてもいい。立ち合えてよかった。

 

 

・その他ツイート。みんなのMCよかったねえ...。

 

 

 

BEYOOOOONDS初武道館公演、大満足の出来でした。まずは1回目で3年間の全部を出し切ったので、次の公演では曲数を絞ってじっくり魅せてほしいなと思ったり。アリーナに立つビヨも見てみたいですし、夢が広がりますね。