零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

読書

積んで、崩して。(2020年10月)

「読書の秋」を決意して図書館に足繁く通った割には、日々の邪念に憚られて思うように崩せず、本ツムツムな秋でございました。「秋好きなんだよね」と公言する割には金木犀の匂いも特段好きではないし、「◯◯の秋」も大体未達成で終わるし、活躍する間もなく…

積んで、崩して。(2020年9月)

季節はすっかり秋ですね。うだるような暑さもなく、震えるような肌寒さもない、「ちょうどいい」季節。「好き」、というよりは、「助かる」季節です。気温に精神が左右されやすい私にとって、平穏を保ちつづける秋は生きる上で非常に有り難い。 そんな季節に…

積んで、崩して。(2020年8月)

先日「積ん読」の話をしてから、読書感想文をブログに残してみたいという思いが生まれました。だけど、1冊につきそんなに長く書くのはしんどいし、一度始めたら止まれないという恐さがあります。毎話感想や連載企画っぽい代物も頓挫してしまいがちですし...…

夏とドラマと積ん読と。

ささやかな夏休みがはじまった。23年目にして、もっとも短く、静かなおやすみ。地元にも戻らず、お出かけもほどほどに、寂しくも健やかにして過ごそうと思う。慌ただしい納期前も抜けたし、仕事のことも忘れてゆっくりしたいところだったからちょうど良かっ…

『文字の食卓』で文字を味わい、記憶を辿る

昨年からぼちぼち読んできた本がある。正木香子さんの『文字の食卓』。ここには、自らの記憶を掘り起こす鍵がたくさん眠っていた。 文字の食卓 作者:正木 香子 出版社/メーカー: 本の雑誌社 発売日: 2013/10/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 文字と食卓…