余白なしでは生きてゆけない
今年のゴールデンウィークは、たくさんドラマやアニメを観て、たくさん読書をし、家族や友達とおしゃべりしては、戦争反対・改憲反対を訴えるために路上に立ち、美味しいご飯を食べ、初めての道を散歩するなど、充実した5日間だった。年が明けてから仕事が忙しく、同僚との関係にもストレスを感じており、仕事から頭を完全に切り離せる時間がほとんど作れなかった。ようやく辿り着いた連休で、余白をたっぷり設けた日々を過ごしたことで、ようやく自分を取り戻せた気がする。労働だけが人生じゃないとわかっていても、フルコミットしないとどうにもならない時期はどうしてもある。はなから計画が無茶なせいだろ、組織の問題だろ、と思うけど、誰もが余裕がなくて、無茶な計画でやるしかないよね、と諦めている。「おかしいだろ」と言えるのは酒の席でしかなく、不健全だなとモヤモヤしながら、一時的に溜飲を下げ、また朝を迎える。私は幸い希死念慮を抱いたことは無いけれども、労働に追い詰められてその選択を浮かべてしまう人の気持ちは少しわかる。どんどん視野が狭くなってしまうあの感じ。好きなエンタメで気を逸らそうとしても、翌朝に棚上げしたタスクの多さに気が重くなり、心が軽くならない。人生を善くするには、人間性を失わないためには、余白が必要なのだと痛感した。働いて働いて働いて参ります、なんて言葉を批判なく流行語大賞にしてしまう人達に怒りが湧く。
人間が動物と違うところは、たゞ働いて食べて寝て起きて死ぬというのではなく、生活に必要なだけは働くが、できるだけ余裕を作って、芸術を楽しむ、社交を楽しむ、読書や修養につとめる、つまり文化を享受し、人格価値を高めるというところにあるのである。故に生存権というのは、単なる動物的生存でなくして、人間に値する文化的生存ということである。これも贅沢を云えば、きりがないが、最小限度の人らしい生活だけは保障されるというのである。
仁昌寺正一『平和憲法をつくった男 鈴木義男』(筑摩選書) (位置No.3258/5164)、筑摩書房、Kindle版
路上で改憲反対を訴え始めてから、さすがに教科書レベルでしか憲法を知らないのはまずいと思い、日本国憲法の成立過程や各条項の意味や解釈について今更ながら学んでいる。その中で、第9条冒頭への「平和」の文言挿入や、第25条の生存権の確立に大きな影響を与えたと言われる、鈴木義男の存在を知った。上記は彼の著書『新憲法読本』の一節だが、生存権の基本的な考え方が凝縮されており、勇気づけられる。生活保護制度がセーフティーネットとして機能しておらず、治安維持法の性質に類似する法案が国会で議論され始めた今こそ、立ち返らなければならない言葉だと思う。鈴木は、憲法改正案を議論するために1946年7月〜8月に設置された帝国憲法改正案委員小委員会(通称「芦田小委員会」)に、日本社会党議員として森戸辰男、西尾末廣とともに出席し、今の憲法を形づくる重要な論点をいくつか提案したのだが、中でも生存権規定の挿入に力を入れた。現在の第25条第1項を挿入する修正案は、幸福追求権を謳う第13条で充分満たしているとして、当初自由党議員らに反対されたが、森戸と共に生存権規定の重要性を強調し、採用に至った。鈴木は戦前弁護士として活動する中で、治安維持法違反の弁護に関わり、法が法として機能しないと、人間が簡単に蹂躙されてしまうことを身を持って痛感していた。だからこそ、最高法規に社会権の一つとして生存権を明文化することに拘った。それも、彼独自の「人格的生存権」として。
人間の動物的本能に基づく生活のみならず、「人間」として生きるために必要な「文化」を享受し、平和を志向する人格を形成していく。鈴木はその人格形成における教育の重要性も認識していた。自由かつ平等に平和を志向する教育を行い、闘争心と「調和」させることにより平和的生存権・人格的生存権を兼ね備えた「生存権」が保障されるとした。
仁昌寺正一『平和憲法をつくった男 鈴木義男』(筑摩選書) (位置No.3272/5164)、筑摩書房、Kindle版
ドラマ『銀河の一票』でも憲法13条や第25条第1項がたびたび引用される。今こそ憲法に込められた平和の精神に立ち返り、人権が軽視され、蹂躙される世の中に再び戻らないよう、みんなで食い止めたい。

スタンディングデモで掲げた自作のプラカード。作って、掲げて、周りの人と話してみたことで、自分が今の政権のどういうところが嫌で、抵抗したいと思っているのか、解像度が上がった気がする。それと、勉強のモチベーションにもなった。普通に知識が足りなさすぎる。次の実践までに少しでも良くなろう、と思える。よく「ただ路上に立つだけじゃ意味ないよ」「お花畑だ」と揶揄されるけど、自分の意思で、あれこれ考えながら路上に立つプロセスを通して、自分が今の世の中をどう変えたいのかを知ることは、世界を善くするために決して無駄じゃないと思う。少なくとも市民を馬鹿にして何もしない人よりは。
今日から仕事が始まるけど、勉強したり、抵抗したり、エンタメを見たり、寛いだりするためにも、いつも心に余白を持って、ほどほどに働こう。
ファンに4ヶ月教育されたポルノグラフィティ新規が選ぶ #ポルノベストナイン ~新藤晴一作詞部門~
ある夏、ポルノグラフィティのすべてを知るフォロワーに、「ファンから見てポルノってどんなバンドなの?」と何気なく零したところ、ハッピーアワーの居酒屋で1時間弱の講義を受けることに。それがもう面白すぎて。「スロウ・ザ・コイン」「マイモデル」「クラウド」の「テクノロジー三部作」を皮切りに、シニカルで遠回しで屈折した晴一詞の味わい方について指南され、続いて対照的な昭仁詞の衒いの無さについて、「キング&クイーン」「ROLL」「Sheep 〜song of teenage love soldier〜」を例に説明を受けた。その後も晴一詞と昭仁詞の対比を主軸に、様々な角度から解説してもらったことで、たった1時間でポルノグラフィティへの理解が深まっていきました。このオタク、説明が上手すぎる。
「もっと教えてくださいよ」と言うと、なんとびっくり、今日まで4か月間、ほぼ1日1曲のペースで楽曲解説をしてもらっています。狂気。受講料を払う代わりに、4ヶ月間の成果として、解説いただいた範囲で特に響いたポルノグラフィティ楽曲を報告させていただきます。形式は20周年公式キャンペーンとして2019年夏に開催された「#ポルノベストナイン」をお借りし、数百曲から9曲は選び切れなかったので、晴一作詞編、昭仁作詞編の2回に分けて紹介します。
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#アイドルオタクアドカレ2025 3週目・最終週ふりかえり!
#アイドルオタクアドカレ2025、完!
毎年のことですが、始まってしまえばあっという間だ......。25日間、ありがとうございました!参加者の皆さまと、反応をいただいた皆さまのお陰で、今年も大変盛り上がりました👏
それでは、第3週~最終週まで一気に振り返ります。年末年始のお休み期間にたくさん読んでくださ~い!
前回のまとめはこちら↓
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#アイドルオタクアドカレ2025 2週目ふりかえり!
わたしの本棚の一角を占める「ZINE」について。
「ZINE」は英語で、「個人または少人数の有志が非営利で発行する、自主的な出版物」のことだ。発音はカタカナで書くと「ジン」または「ズィン」、あるいは「ジーン」が近いだろうか。ひとまずこの本では「ジン」と表記しようと思う。
近年では、ただ単純に「雑誌のようなもの」を意味する言葉として、あるいはおそらくストリートカルチャーっぽい雰囲気を取り入れようという狙いで、企業や著名人が販促物や自分らのメディアの名称に「ジン」を用いているのをちょくちょく見かける。高名なアーティストによる限定数の高価な冊子が「ジン」として販売されているケースもある。しかし、私がこれまで関心を寄せてきたジンは、そういうのとは違う。大きな資本力もコネも持たない個人が、誰にも頼まれていないけれど作らずにはいられなくて作ってきた、「小さなメディア」としてのジンだ。
(中略)
その中で、自分が特に「ジン」を掲げて動いてきたのは、そこに受け継がれてきたDIY(Do It Yourself――ドゥ・イット・ユアセルフ)の精神と、気軽で開かれた感じに、豊かな表現とコミュニケーションの可能性を見ているからだ。
いつからかZINEを集めるようになった。野中モモさんが指摘するように、何をもって「ZINE」とするかは曖昧で、端的には「大きな資本力もコネも持たない個人が、誰にも頼まれていないけれど作らずにはいられなくて作ってきた、『小さなメディア』」が「ZINE」といえるのだろうけど、より細分化していくと、どの歴史的文脈を重視するかで変わってくるため、人によって定義はさまざまだ。野中さんのこだわりとしては、「『自主的に、気軽に、小さな規模で』出版することが、ZINEをZINEたらしめる部分なのだろうけど、私の場合、「大きな資本は持たず、個人でやっているが、ちゃんとしたデザイン、装丁で出版しているもの」を購入することが比較的多い気がする。これはどちらかというと同人誌寄りなのか。ZINEといって良いものか......。正直迷うところではあるが、私は商業でないものをざっくりと「ZINE」と呼び、個人書店や文学フリマ、ZINEフェス等で見かけたら、その都度目星をつけて買っている。そして今、本棚の一角を占めるくらいには所持している....というのが現状だ。
初文学フリマたのしかったです pic.twitter.com/A6y7xBqTMb
— 柚樹ログ (@exloyrog) 2022年5月29日
ZINEフェスの収穫 https://t.co/YQnvD7bxeW pic.twitter.com/owkZ4YiL4b
— 柚樹ログ (@exloyrog) 2022年3月19日
ON READINGにいってきた。欲しいZINEがたくさん置いてあって物欲刺激された〜。 pic.twitter.com/6ZJYI5wGXr
— 柚樹ログ (@exloyrog) 2022年6月10日
#TRP2023 のプライドパレードを見ながらQPPブースでタバブックス出版のZINEを入手してきた〜 pic.twitter.com/7BFRlXQFc6
— 柚樹ログ (@exloyrog) 2023年4月23日
で、手に入れたはいいが、愛用している読書感想SNSの「Reads」には、基本的にZINEは登録されておらず、なかなかまとまった感想を書けずにいた。
この記事では、私の本棚の一角を占めるZINEのうち、特に気に入っているものを紹介したい。(たくさん書こうとして途中で挫折したので、どれのZINEも気に入ってるんですけど、その中からさらに絞った対象に言及しています。他はまたの機会に...)

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#アイドルオタクアドカレ2025 1週目ふりかえり!
わたしのアイドルソングベスト2025
こちらは「アイドルオタクAdvent Calendar 2025」1日目の記事です。
今年のアドカレのテーマは「アイドル」!元はハロプロに絞って企画していましたが、今回から範囲を拡大してみました!色んな界隈のアイドルの話がごちゃ混ぜになったらいいな~~!
現段階で残り4枠(!)となりましたので、飛び入りでのエントリーもどしどしお待ちしております...!
さて、アドカレ初日のテーマは「わたしのアイドルソングベスト2025」。2025年、私の生活を彩ってくれたアイドルソングを一挙振り返ります!今年は豊作だった!
- INI「Pineapple Juice」
- cosmosy「Lucky=One」
- PiKi「88888888」
- るか、りえ、みき、真中らぁら(茜屋日海夏)、南みれぃ(芹澤優)、北条そふぃ(久保田未夢)「プリティー×アクティビティ」
- 神無月アヰ(CV.中山咲月)「Gilded Cage」
- DJ KOO × BEYOOOOONDS「最KOO DE DANCE」
- FRUITS ZIPPER「JAM」
- Travis Japan「Disco Baby」
- Juice=Juice「盛れ!ミ・アモーレ」
- BEYOOOOONDS「Do-Did-Done」
- Snow Man 「カリスマックス」
- 中島健人 「IDOLIC」
- lyrical school「朝の光」
- timelesz「革命のDancin' night」
- HANA「ROSE」
- アンジュルム「光のうた」
INI「Pineapple Juice」
作詞:FENGFAN, Kana Koizumi, Kakinuma Masami, KIKUE, Jordan Shaw, Charlotte Willson, Taneisha Jackson
作曲:Jordan Shaw, Charlotte Wilson, Taneisha Jackson, Louis Schoorl,Serban Cazan, TMM
編曲:Serban Cazan, Louis Schoorl
INIの3RD ALBUM『THE ORIGIN』収録の、ポップでフレッシュで思わず口ずさみたくなるサマーソング。これまでのINIはヒップホップか、少しオラついたムードの楽曲が多い印象だったから(『THE ORIGIN』でいうと「WMDA(Where My Drums At)」みたいな)、こんなに爽やかな曲調もいけるんや!と驚かされた。11人が醸し出す穏やかな空気感ともマッチしていて、とても好きな一曲。
3rd ALBUMが非常に好みだったので、先日のナゴヤドーム公演に行ってみたのですが、もうめっちゃくちゃ楽しかったです。特に池﨑理人さんと許豊凡さんに目を惹かれたな。「Busterz」がね、TRUMPすぎてね.........。公演終盤はドームの天井席から池﨑さんをロックオンしてました。フォロワーがよく絶叫している「西牧」もあの曲で完全に理解した。
cosmosy「Lucky=One」
作詞:Megan Lee
作曲:Joonas Laaksoharju, Megan Lee, Dakyung Lee
cosmosyのことは「神尾彩乃さんと吉田花夏さんが所属するグループ」程度の認識しかなかったのですが、デビュー楽曲とMVで心を鷲掴みにされました。なにこれ変すぎる。金髪にエルフ耳という奇抜なビジュアルで統一されている時点で強烈だし、MVの構成も尖りまくってる。気が付けば虜になっていて、"la-la-la lucky one"と無意識に口ずさんでしまうほど。完全に中毒です。
PiKi「88888888」
作詞・作曲・編曲:Yasutaka Nakata(CAPSULE)
FRUITS ZIPPERの松本かれんとCUTIE STREETの桜庭遥花による、グループの垣根を超えたスペシャルユニットPiKi。カワラボに造詣が深くない私が何故突然このユニットにハマったかというと......中田ヤスタカ神が全楽曲をプロデュースしているからなんですね。そんなことあんの。きゃりーぱみゅぱみゅ先輩のご縁なのだとしたら頭が上がりません。中でも「88888888」はかつて『LIAR GAME』のサウンドトラックに夢中になった私にクリティカルヒット。普段のキャラクターとは真逆で、徹底的に「無」を貫いているので、ファンにはあまり刺さっていない気がするけど、私含む一部の層にはブッ刺さってんじゃないかな。定期的にやってほしい~~。配信リリース当日にMステでいきなり初披露して「実は今日から公開の映画『8番出口』コラボレーションソングでした~!!」と明かしたのも面白かったな。映画では曲を使ってないためオタクが(主題歌じゃないの?じゃあなんなの??)と動揺してたのも含めて。カワラボはすっかりテレビの覇者。
るか、りえ、みき、真中らぁら(茜屋日海夏)、南みれぃ(芹澤優)、北条そふぃ(久保田未夢)「プリティー×アクティビティ」
作詞:松井洋平
作曲:濱翔(MONACA)
編曲:酒井拓也(Arte Refact)
映画『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』のエンディングテーマ曲。「アイカツ!」も「プリパラ」も歴史を追っていないので両作品への思い入れは特にない中で観たのですが(「キンツア」のせいでミリしら突撃にハマってた)、このエンディングがクロスオーバー物の主題歌として正解すぎて、気付いたら号泣していました。「帰り道、別々なんだけど/全然、話し足りない!」って...... 映画の内容はもちろん、作品の歴史が交差したかけがえなさや、さらにはゲームのプレイヤー達の思い出にもリンクする歌詞で、すげえ食らっちゃった。映画館を出た後にこのツイートを見つけてまた泣いた。
エンディングの歌詞うろ覚えだけど『笑っちゃうくらい近くにいたね』って10年前のこの状況なわけでしょ。作詞天才すぎる。 #アイカツプリパラ pic.twitter.com/O47mJgxgqF
— フジえもん (@fj_emon) 2025年10月13日
神無月アヰ(CV.中山咲月)「Gilded Cage」
作詞:Young Yazzy
作曲・編曲:Casa Mila
どこにも行けない~♪
映画『KING OF PRISM-Your Endless Call-み〜んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ』のエンドロール明けの、次作予告(?)タイムで流れる神無月アヰくんのソロ曲。我々は彼の素性も性格も何ひとつ知らないのですが、この曲をクールに歌いこなすことだけは知っている。フル尺が公開されてからはラストの転調で毎回脳汁出し尽くしてます。特に好きなパートは2番Bメロの「きみのぉぉ~ きどあぁぁいらぁくをぉっ」。カラオケで歌うときっもちいいんだよな......。中山咲月さんが生歌唱すると信じてキンツア舞台のチケットも取りました。まだまだキンツアに夢中。
DJ KOO × BEYOOOOONDS「最KOO DE DANCE」
作詞:星部ショウ / DJ KOO
作曲・編曲:星部ショウ
DJ KOO 45周年記念シングルとしてリリースされたBEYOOOOONDSとのコラボ楽曲。ありがてえ話よ。なんと!!ハロプロなのに!!!サブスクにもあります!!!
中野駅前大盆踊り大会のサプライズ出演も嬉しかったなあ。ちょうどキンツアに狂っていた最中だったので、BEYOOOOONDSが「survival dAnce 〜no no cry more〜」を踊ってるのを見てハロプロとキンプリの交差点や!!!!とブチ上がったが、そもそもキンプリの曲ではない。ほんとは黒川冷の曲じゃないです。
FRUITS ZIPPER「JAM」
作詞・作曲・編曲:ヤマモトショウ
FRUITS ZIPPERの2025年の代表曲を一曲挙げるとしたら「かがみ」か「はちゃめちゃわちゃライフ!」になると思いますが、私の中では「JAM」がベストでした。華やかなイントロとキャッチーなリフですぐにハマっちゃって我ながら趣味わかりやし~......。キュートな歌声が多くを占める中、真中まなさんの低音が良いアクセントになっていて、特に2Aのパートが好きです。
Travis Japan「Disco Baby」
作詞:JUNE・D&H(PURPLE NIGHT)
作曲:Scott Russell Stoddart・Andy Love
編曲:GRP
ちょうど先程配信が始まったニューアルバム『’s travelers』のリード曲。待望のディスコファンク!EWF!ありがとう!フォロワーの勧めで「Disco Baby」を軸としたプレイリストを組んでみたのですが、何度聴いてもまったく飽きない。MVも超楽しいし、とにかくダンスが上手すぎる。
Juice=Juice「盛れ!ミ・アモーレ」
作詞・作曲:山崎あおい
編曲:炭竃智弘
ハロー!プロジェクトで今年最もバズった曲。......"村内"のバズじゃなく本当にバズっててびっくり。まだ跳ねる前の初披露を夏ハロで浴びた時はここまでデカくなるなんて夢にも思わなかった。THE FIRST TAKEの動画もグイグイ伸びてるし。↑のライブ映像はちょうどTHE FIRST TAKE公開当日の武道館公演で、クライマックスで披露した時の映像なのですが、メンバーもオタクもノリにノッてて火力が段違い。現場で育ちに育った楽曲が"成った"瞬間を目の当たりにして興奮しました。
BEYOOOOONDS「Do-Did-Done」
作詞:児玉雨子
作曲:星部ショウ
編曲:炭竃智弘
「灰toダイヤモンド」以後の真っ向勝負路線でありながら、BEYOOOOONDS独特の面白おかしさもミックスされた会心の一曲。里吉うたのさんがコレオを担当した「あゝ君に転生」とセットで今年の冬はたくさん力をもらいました。「盛れミ」がガチで当たったのでみんな忘れてるかもしれないけど、「Do-Did-Done」もTHE FIRST TAKE(の姉妹コンテンツ)に出たんだからな。もうちょっと配信戦略頑張れば本体の方も行けたかもしれん。FLASHは3つありますがSeasoningSフィーチャーVer.がイチオシです。最初のお手振り愛おしすぎるだろ。
Snow Man 「カリスマックス」
作詞:MUTEKI DEAD SNAKE、鈴木まなか、Hiroki Sagawa(Relic Lyric, inc.)
作曲:Hiroki Sagawa、MUTEKI DEAD SNAKE、鈴木まなか(Relic Lyric, inc.)
編曲:Hiroki Sagawa、鈴木まなか(Relic Lyric, inc.)
とにもかくにも奇祭!今をときめくSnow Manによる本気のトンチキが見事に炸裂した傑作。宮館さんの醸し出すオモロがクセになってしまい、一時は宮館チッケムしか見れない体になりました。2サビで満を持してドセンを張るフェニックス宮館、優雅で美しくてなんでか面白すぎる。ラスサビにて踊り狂う阿部・宮館・佐久間・岩本ら「隅4」(アンジュルム用語)(アンジュルムの方は「ダンスが激しすぎて隅っこに追いやられた4人」だけど、こっちは逆に激しすぎる4人)のみなさんがこっちまで汗飛んできそうなほどリミッターが振り切れてて最高です。
中島健人 「IDOLIC」
作詞:Kento Nakajima
作曲:MONJOE
編曲:MONJOE・CHOKKAKU
きめ細かな振り付け、サービス尽くしの歌詞(しかも本人作詞)、一つたりともミスできない緻密なハンドマイクパフォーマンス。中島健人の「アイドル」へのこだわりが細部まで行き届いた凄まじい一曲。こんなん見せられたら「この世にアイドルはただ一人、中島健人だけ!!!!!」って忠誠誓っちゃう。
ケンティー節が炸裂しまくったライナーノーツも大好き。「自分の中の眠れる「SEXY」の獅子をここで覚醒させることに決めた」なんて真顔で言って成立するのはケンティーだけだよ。
中島健人 2nd Single 『IDOLIC』
— 中島健人STAFF (@KENTO_Team_N) 2025年9月30日
「IDOLIC」Self Liner Notes🗒️
🎥Music Video https://t.co/nYmNLh2ahs
🎧Streaming&Downloadhttps://t.co/w9D7xVcw4b#中島健人 #IDOLIC pic.twitter.com/PxG8AcpSdj
lyrical school「朝の光」
作詞:Junya Okubo (ANA)
作曲・編曲:Shuhei Ueda
今のlyrical schoolを代表する曲がついにきた!!!リリスクの楽曲制作を長らく支えている大久保潤也・上田修平コンビにとっても会心の出来なのではないでしょうか。MVはryuyaくん不在ながらも、今のメンバーの空気感がちゃんとパッケージされていて最高。manaちゃんがtmrwくんの肩に手を回すシーンで、二人の親密な関係性が伝わってきて泣けてきます。メンバー同士が「友達」の距離間なのがほんまによくってえ.......。
リリスク入るまでアイドルの話する友達1人もいなかったから今とっても楽しいんだよね〜🕺✨ pic.twitter.com/I9G8sRApbQ
— malik@リリスク (@ls_2_malik) 2024年12月9日
LS8発足直後に、minanさんが『ユリイカ』に寄稿したエッセイで宣言したことが、ちゃんと楽曲やパフォーマンス、グループの空気感として形になり、確立してきたという実感があり嬉しい。もっと届くべきところに届いてほしい。
男性か女性かという単純な区別は、アイドルやヒップホップアーティストといった在り方それ自体にとって本質的ではないという認識に、今後変化していくはずだ。そのように風向きが変わってきている最中で、私たち作り手と届いた先にいるあなたたちとで作り上げてきたlyrical school、引いてはアイドルカルチャーが、この先一体どのような変化をしていくのかは、ここから先のお互い次第だ。男性メンバー三人、女性メンバー四人が加入したlyrical schoolは、今一度ここでアイドルと名乗ることで、今まで以上に既存のジャンルの枠を拡張していく存在になれると考えている。ヒップホップアイドルユニットとしてIyrical schoolが活動していけば、私たちのこのスタイルがいずれ紛れもなくアイドルになっていく。 何よりも私たちの強みは、活動の中でそれをあくまでも無理せず自然体で楽しんでやれるところにある。
minan(lyrical school)「いつかアイドルになる」より (青土社『ユリイカ2023年5月号 特集=〈フィメールラップ〉の現在』p146)
timelesz「革命のDancin' night」
作詞:木村友威・EARSY・きなみうみ・佐藤勝利
作曲・編曲:きなみうみ
『timelesz project』通称「タイプロ」五次審査の課題曲であり、timeleszの持ち曲でもある神曲。サブスク解禁ありがとう!スタエンのカラーって一口では言えないくらい色々あるけど、私は結局ショービズ的な味付けが好きねんな…。team SATO、8人ver.、どちらも好きで何度でも見てしまう。1stツアーの原・佐藤、神々しすぎたな…。あのままテレビに出してくれたwith MUSICありがとな…。八者八様のダブルターンにときめいた。
HANA「ROSE」
作詞:CHANMINA, Sofia Quinn
作曲:CHANMINA, Adam Kapit, Sofia Quinn
編曲:AKAP
『No No Girls』が終わってHANAが始動してからまだ1年も経っていないことが信じられないくらい、HANAの楽曲にたくさん魂を揺さぶられ続けた年でした。「Burning Flower」、「Blue Jeans」、「BAD LOVE」、「My Body」。様々なジャンル、表現に果敢に挑戦し、いずれもヒットさせるとんでもない大型ルーキーです。どれも紹介したいところですが、一曲だけ選ぶならば、やはり鮮烈なデビュー曲「ROSE」しかない。MV初見の衝撃といったら…!ウチらがエンパワメントしたる!という気概に満ち満ちていて、大大大好きな一曲です。
HANAは自らを「アイドル」と名乗っていないし、ちゃんみなPもアイドル文脈の人ではないのでカテゴリに入れていいのか迷いましたが、世界に「No」を突きつけ、傷ついてきたマイノリティを救う意思を示しながらも、資本主義への従順さを持ち(流行るためには持たざるを得ないんだけどね)、ラディカルになりきれないという矛盾を孕んだ存在であることから、「アイドル」として定義していいのではないかと私は思います。ある種の制約がある中でも、タイアップ先をしっかり選んだり(特にソフィ!生理用品のタイアップを彼女達が担うのは意義深い)、傷ついた人たちを楽曲を通して本気で救う!そのために広く届く曲を!という姿勢は好きですし、そうした点を評価しながら、批判され得る点も見逃さずに、この巨大なムーブメントの行く先を見守っていきたいです。
アンジュルム「光のうた」
2025年どころか人生ベスト級のアイドルソング。生きていて良かった。堂島孝平さんBIG LOVE。アンジュルムBIG LOVE。
当時のリーダー上國料萌衣さんを始めとするメンバーみんなのコメントに熱が入っていたように、アンジュルムにとって大きな意味をもつ一曲。「46億年LOVE」「愛すべきべき Human Life」級のアンセムです。アンジュルムと出会って救われた堂島さんが、アンジュルムのためを思って全身全霊で手掛けたこの楽曲の歌詞は、年代もルーツもバラバラな彼女たちが、自分が書いた言葉かのように心から歌うことのできる、平易で普遍的な言葉で紡がれていて、それでいて本質を捉えた素晴らしい歌詞だと思います。しかもテーマが「合唱」ということで、オタクも一緒に参加できる。「皆さんもアンジュルムです!」を楽曲で体現している…!先人が血の滲む思いで獲得した人権が平気で踏み躙られ、愛が軽んじられる時代に、「愛を止めないぜ」「愛は消えないぜ」とみんなで宣言することの意義は大きい。人類よ、光で構えよ!と強く訴えるこの曲を、アンジュルムが歌うからこそまっすぐに響きます。しかも決して楽観的な希望ではなく、「未来は常に足元にある!」と地に足のついた表現を選択しているのも素晴らしい。この歌があればアンジュルムもアンジュルムのオタクも安泰です。願わくば、もっと多くの人に届きます様に。人生に光あれ!!
*****
明日のご担当は木本 仮名太さんです!いつもありがとうございますパイセン......。テーマは『「アイマスのゲーム」に10年ぶりに復帰した話』とのこと!さっそく2次元アイドルの話だ!楽しみ!
参加者の皆様、そして読者の皆様、クリスマスまでよろしくお願いしますー!
