零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

わたしのハロプロ楽曲大賞’23~楽曲部門~

こちらは「ハロヲタブログアドカレ2023」8日目の記事です。今年は埋まらない日程があったらそのままにしておこう…と思っていたのですが、やっぱり完走できないのは悔しいので主催側の記事で埋めることにしました!ほどほどにがんばるぞい。

 

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今年もハロプロ楽曲大賞の季節がやってきました。2023年の個人的に一番大きなトピックは、アンジュルム4年ぶりのアルバムリリース!リーダー卒業を引き換えにしないとアルバムを召喚できないのは寂しいですが、作品の出来はよかったので一旦許します。それでは、楽曲部門から。

 

 

 

楽曲部門

5位  「間違いじゃない 泣いたりしない」/つばきファクトリー

作詞:西野蒟蒻、作曲・編曲: Shusui・Albin Hillborg・Anders Dannvik

 

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冬ハロに入ったオタクからの「今までにない曲調」という感想を小耳に入れ、いざ現場で聞いてみると確かに新境地でした。AメロBメロにかけてゾクッとするような低音が続き、サビで一気に開ける構成が特徴的。オクターブユニゾンや福田真琳さんのダークな英詞ラップなど挑戦的な要素がもりもりで、先輩と後輩の見せ場のバランスも良く、この1年でつばきファクトリーの新たなアンセムに育っています。今年は先輩メンバーが一気に三人卒業し、この曲の歌割も入れ替わりますが、どんな編成になっても映えそうなくらいつばきファクトリーとの相性が良い。長く歌い継いでいってほしいです。

 

また、今年は「意識高い乙女のジレンマ」や「規格外のロマンス」の西野蒟蒻先生が、作詞提供に次々抜擢された年でもありました。「でも…いいよ」「アイノケダモノ」「ライフ イズ ビューティフル!」「バンビーナ・バンビーノ」「愛のサバイバー」…と並べるだけでも世界観の幅広さがわかります。曲が採用された経緯はわかりませんが、いずれの曲も「このグループ/歌手ならこの世界観!」と当て書きに近い書き方をしている印象です。その中でも「間違いじゃない 泣いたりしない」は、これまでのつばきファクトリーのイメージを踏襲しながら、分解・再構築するチャレンジが見事にハマった一曲だったと思います。

 

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蒟蒻先生の作詞に魅入られてたアドカレ参加者の皆様

 

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「行くぜ!つばきファクトリー」に一度だけ顔出し出演されていました。独特な空気をお持ちな方...!

 

 

4位  「ぶっ壊したい」/アンジュルム

作詞・作曲:中島卓偉、編曲:近藤圭一、Add Programming:橋本慎Guitar:藤田義雄、Piano:coba84、Organ:たいせい、Chorus:アンジュルム

 

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これぞ中島卓偉!なハードロック。卓偉さんがアンジュルムへの提供で作詞・作曲を務めるのは「大器晩成」「上手く言えない」「もう一歩」「悔しいわ」に続いて5曲目ですが、提供曲史上最も激しいロック調で、歌詞も昔ながらの泥臭さがあり、アイドルに歌わせるには攻め攻めな一曲ではないかと思います。しかし、そんな卓偉さんからの挑戦状を容易にモノにしてしまうのがアンジュルム。春ツアー「BIG LOVE」や竹内朱莉 FINAL LIVEはもちろん、伝説のJAPAN JAMでも切り込み隊長を任されました。"Rock 'n' roll, come on, break it down now"と高らかに謳い、鬱屈とした世界に蹴りを入れる、今のアンジュに欠かせないキラーチューンです。イントロの骨太なギターリフは堂島さんもお気に入り。「右手あげてごらん?」

 

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竹内政権のライブ映像が公式になくて悔しいわ!ということで代わりに大将の最強RECを

 

 

3位  「求めよ…運命の旅人算」/BEYOOOOONDS

作詞:児玉雨子、作曲・編曲:星部ショウ、Guitar, Programming & Chorus:星部ショウ、Bass:村田シゲ、Add Programming:橋本慎Chorus & Kazoo:BEYOOOOONDS

 

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私がハロプロ楽曲に求めている多幸感がたっぷり詰まった大名曲。「旅人算」という特殊すぎるお題や唐突に始まる算数の文章問題など、ビヨ特有のトンチキ要素もふんだんに詰め込まれていますが、そのへんてこさも愛おしくなるくらいメロディが良い...。ABサビだけでもグッときてるのに、ホイッスルボイスからのCメロはダイレクトに情緒に訴えかけてきてもうだめです。誰しもが間違えながら今ここにいるんだ......花丸なんだ......。初見の時は「プラマイパラッパーってなんだよ」とツッコみながら泣きました。

 

また、個人的にプッシュしたいポイントが、□□□クチロロのメンバーで、堂島孝平さんのサポートも定期的に務め、里吉うたのさんのお師匠でもある村田シゲさんがベースレコーディングを担当されている点。ヤノフェス辺りでハロヲタになったと聞きましたが、楽曲制作にまで携わることになるとは...。ちょうど「たぬきゅんのなかよし放送局」を熱心に聴いていた時期でもあったのでどこにでもシゲさんがいるぅ!状態でした。うねるようなベースラインで曲をグイグイ引っ張っていて最高です。

 

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2位  「行かなくちゃ」/竹内朱莉アンジュルム

作詞・作曲:堂島孝平、編曲:炭竃智弘、Programming:炭竃智弘、Drums:高尾俊行、Bass:中川量、Guitars:菊池真義、PF:幡宮航太、Violin:吉田篤貴、Chorus:堂島孝平竹内朱莉

 

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楽曲が出来た経緯は別の記事で散々語ったので割愛。竹内さんの声がスコーン!と飛んでいくのがとにかく爽快な一曲です。60TRY部で1番だけ先行公開され、少し時間を開けてフル尺を聴いた時、<夢ができたんだ>という歌い出しでその先の展開を察してぼろっぼろに泣いた思い出。中でも<愛しくて 離れがたいのは 心を尽くしてきたから>という歌詞は名パンチラインです。短いセンテンスにアンジュルムのエッセンスがギュッと詰まってる。今後も卒業曲として歌ってもらいたいというたいせいさんの思いから、竹内さんに寄せすぎない作詞にしたそうなので、いつか他のメンバーの歌唱も聴いてみたい...。それこそ橋迫鈴ちゃんとか選びそうじゃないですか。想像しただけで涙が。

 

 

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いつも一発合格な竹内さんがREC数を重ねており、制作陣の気合が伝わってきます

 

 

1位  「Sister Sister」/アンジュルム

作詞:児玉雨子、作曲:Simon Janlov / MLC / Lisa Desmond、編曲:Simon Janlov、Programming & All Instruments:Simon Janlov、Chorus:竹内朱莉上國料萌衣、伊勢鈴蘭、橋迫鈴、川名凜、松本わかな、平山遊季、たいせい

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歌詞のテーマも、ストリングスが効いた華やかな曲調も、ダンスのフォーメーションも、歌割も、「こういうアンジュルムが見たかった!」がたっぷり詰まっててぶっちぎりの第1位。フェイクにしても主旋にしても伸びやかに歌い上げるパートが多いので、メインボーカルを配置するのかと思いきや、全員野球で挑むところから今のアンジュルムの自信が伝わってきます。十人十色の歌声をじっくり堪能できて幸せ。アイドル曲で題材になりがちな恋愛を「いつものとこに速攻集合」する口実にして、友愛や自分らしさをメインテーマにする歌詞は現代にぴったりですし、"BIG LOVE"を掲げるアンジュルムとの相性は抜群です。主語を「うちら」にしているのもポイントで、アンジュルムっぽさがあるのはもちろん、曲全体に流れるカラッとした空気感を強調していて最高。とにかくポジティブなんです。〈うちら ちゃんと見てたよ〉とか〈今夜は笑って 一緒に泣こっか 今夜は笑って!〉とか、アンジュルムのお姉さん達からかけられたい言葉すぎる。かみちゃん体制にぴったりな歌だと思うのでもっと披露してくれたら嬉しいなぁ…(現状2回しか披露してないなんておかしいぜ…)

 

 

 

ということで、ハロプロ楽曲大賞'23楽曲部門でした。次更新する機会があればMV部門とYouTube部門もやるぞ〜!それでは。