資格試験が間近に迫っているため、今月はあっさりめにいきます。その割に試験勉強は全く順調じゃないですが。
- 大学時代の友人らと伊香保旅行へ。10人規模で集まったのは4年ぶりくらい?で懐かしかった。積もる話もたくさんあるだろうに、インサイダー・ゲームで一夜を費やすという大学時代とまったく変わらない遊び方をした。お陰で誰一人近況がわからない。でもその変わらなさが嬉しいし心地良い。これからもゆるく長く繋がっていたい人たち。友達のひとりが「老後はみんなで農家やろうよ」と言ってくれて、実現が難しくても、その言葉だけで生きていけるな~。寝不足のまま向かった伊香保名物のグリーン牧場では、野生み溢れる羊やら馬やらヤギとふれあい、牧場の目玉であるシープドッグショーで大興奮。吠えて指揮を執るタイプと、目で威嚇してまとめ上げるタイプ(ストロングアイヘディングドッグと呼ぶらしい)の牧羊犬がいて、前半ブロックと後半ブロックに分かれ、見事な指揮を披露してくれた。羊たちは、基本的には犬に従い素直に整列する子ばかりなのだが、中には牧羊犬に歯向かう子もいて、のしかかったり頭突きをしたりとダイナミックに反抗する様が非常にワイルドで、元気をもらった。




- 友達とゆるく長く繋がっていたい、という願いを叶えるには内一人以上のマメさが必要。ということで、しばらく会っていない友達や先輩に連絡し、早速来月一人と予定を取りつけた。楽しみ~~
- 毎月目覚まし用にiTunesで単曲購入しているのだが、3月は春ねむり「anointment」とサカナクション「怪獣」にお世話になった。旅行の際後者をかけたら同部屋のサカナクションのオタクにやかましい!と怒られた。オタクなら許してくれよ(ダメです)。あと堂島孝平「真夜中のファンファーレ」もCDを取り込みガンガンにかけた。堂島さんはアンジュルムに新曲を書いてくれるし(「光のうた」というタイトルがもう良い)、春さんは夏にフルアルバムのリリースが決定しているし、生き延びる理由ができてありがたい。ところでこの記事を読んでくださっているあなた、「真夜中のファンファーレ」はもう聞きましたか?アイドルの卒業を見届けたことのあるすべてのアイドルオタクに聴いてほしい曲ですよこれは。
- いま一番広く知られてほしい、やさしくて最高の男女なかよしコンビこと十九人が、星野源の代打としてANN1部をフルで担当した。まだ新鮮に驚いている。ゲスト告知の時点で大ニュースだったのに。必殺!十九人の3F無敵ラジオじゃなく、ANN1部で十九人がお喋りしている......。そんな大抜擢にもかかわらず、おふたりはいつも通り自然体で2時間過ごされていて、安心したし、勝手に誇らしくなった。寺ちゃんのサポートはもちろん、高橋文哉くんとあのちゃんも駆けつけてくれたり、漫才披露の時間もあったりして。あったけえ〜現場。二人の口から「星野源のオールナイトニッポン!」とタイトルコールされる日なんて後にも先にもない。星野源不在の回だからかPodcastには残っていないので完全にまぼろしの回になってしまった。もったいなくて取っておいたタイマン森本のゆッちゃんw回も観たよ。こっちもあったけえ時間だったよ。お笑いの有害な成分が苦手な人にも勧めていきたい。
- お笑いといえば。3月はR-1決勝、ザセカ予選、M-1ツアーと盛り沢山だった。結局賞レース関連ばかり見てしまう。Mツは正直あんまり楽しめなくて、音楽は現場至上主義者だけど、お笑いの場合は違うかもな...と思った。女偏見ネタや雑なコンプラいじりに出くわした時に明確に冷めてしまう。小さな箱だったらもう少し感覚が違ったかもしれないが、デカいホールであれをやられると心の距離が空いてしまったな。一方で、ザセカ予選のとある芸人の直球悪口ネタには笑っちゃったりして、この差異ってどこにあるんだろうな~...と。答えが出ないのでいったん保留。
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布川と箕輪の体調不良により実現したみちお・古市即席ユニットが面白すぎた。これは2人が各々のピンネタを同時進行でやろうとした結果、みちおの手づくり布川がホラーすぎてネタに集中できない古市の図。頑張ってやりきったのに襲われるかわいそうな古市。手づくり布川は幼き私のトラウマ人形劇「ドラムカンナの冒険」に出てきそうな質感。



- 前からそうだけど、最近特にSNSのスピードが速すぎて、意識して距離を取るぞと決めてはのめり込み、離れてはのめり込み...のループにはまっている。どの話題も着火したら一瞬で燃え広がり、ひと通り話題になったらすぐ忘れ去られる、の繰り返しで。被害に遭っている人がいたらいち早く寄り添いたい気持ちはあるし、リアルタイムで状況を見逃さないことは大事ではあるんだけど、のめり込みすぎてもよくないし、一度関心をもったら責任をもってその後の動向もちゃんと追うのも同じくらい大事だと思った。とはいえ一人のキャパシティは限られているので、私としては、伊藤詩織さんの 『Black Box Diaries』をめぐるあれこれ、礼賛のライブ現場で起きた痴漢事件とキョードー大阪の最悪な対応を受けてイベンターやライブハウス、ミュージシャンらがどう動いたか、直近第三者委員会の報告が上がったフジテレビ問題、少し遡れば医大生による性暴力事件の無罪判決、北川元検事正による性暴力と検察庁の組織的隠蔽…辺りの動向を、時折ちゃんと確認するようにしたい。当事者にとっては1日たりとも忘れられない現在進行形の痛みなのだと思うと全然フェアじゃないのは承知しているが、まずは小さくてもいいからできることをやっていく。一時的に怒りを爆発させて終わるのではなく、継続的に寄り添えるようになりたい。ぜってえ忘れねえからな、のマインドで。それでいえば、トランプやネタニヤフの所業の数々も同じマインドで見ている。植民地主義やめろ。虐殺やめろ。
- フジテレビ問題の第三者委員会による調査報告書は1/3ほど読んだ。分量も内容もなかなかしんどいが、特になんらかの組織に所属する男性は必ず目を通し、まっすぐ受け止め、自分ごととして真剣に捉えなくてはならない内容だと思う。「女性トラブル」や「芸能界の闇」などとゴシップ扱いしたり、「一方的な証言だ」と中立仕草を続けているうちは、性暴力軽視の空気を温存してしまい、結局また同じ被害を生んでしまうだろう。それと、中居氏やB氏をモンスター扱いして自らが内包する有害性と切り離してはいけないとも強く思う。被害者と、加害者及び結果的に二次加害を働いてしまった男性たちの証言から、見えている世界の大きな断絶を感じたのだが、一男性として、程度の差はあれど、彼らが抱いた「わからなさ」は理解できてしまう。ホモソーシャルに入り浸り、女性をはじめとするマイノリティを周縁化し続けると、一面的な世界観でしか物事を捉えられなくなってしまい、世界の外にいる者たちの痛みを感知できなくなる(だから女性役員比率の引き上げは急務なんだよね)。そうしたズレがある限り、事件の関係者がたとえ「良い人」であったとしても、加害は放置されていく。そうならないためにも、報告書の内容をまっすぐ受け止め、身近でも起こり得ることだと認識して、認知の歪みをほぐしていく必要がある。
- me and you clubのZoomイベントに勇気をもって参加した。セーフティな空間なら初対面相手でも怖くないんだ...!という嬉しい発見。物腰柔らかく穏やかで仲良くなりてえな〜〜…と思った男性参加者のプロフを覗いたら、私がclub加入を決めた記事でインタビューを受けていた方で仰天。仲良くなりてえ~。
- 最近とあるPodcastにハマっていて、聴き心地がよく、在宅仕事中は流しっぱなしにしている。パーソナリティの方々が、リスナーとの双方向のコミュニケーションを大事にしてくれていて、友達のように呼び捨てで応じてくれたり、ときにはリスナーのボイスメッセージやオリジナル曲にリアクションしていくというユニークなやりとりがあったりと、ラジオというよりコミュニティと化していて、居心地が良くて入り浸っています。
- ライターの高島鈴さんと映画監督の金子由里奈さんによる往復書簡「底に見えるあかり」を一気読み。お二人の親密さがよく伝わるお手紙のやりとりでものすごく元気をもらった。二人の間にしかなかったはずの手紙のやりとりが公の場にひらかれているってなんだか不思議で、ちょっとでも分けてもらえることがありがたい。往復書簡ブーム、まだまだ続いてほしいです。いつか友達とも交わしてみたいな。最近は伊藤亜紗さんと瀬尾夏美さんの「聴いちゃった体」を読んでいます。星野文月さんと有吉宣人さんの「呼びようのない暮らし」もいつか続きが読みたい。無理のない範囲でやってくれたら。以下、「底に見えるあかり」の中で特に好きな文章。
りんちゃんは人間が一人ひとり絶対的な他者であるということをつぶさに見る虫眼鏡を持っていて、眼差しの流動性を理解している。社会や権威がつくる「規範」の水槽で苦しい誰かを、りんちゃんの文章が息継ぎさせてくれる。なんか、あなたの書く文章はずっと動いている文章っていうか、言葉なのに固定されないのが不思議だ。もがいて捩れてわたしを掴み続けて、それはわたしたちが死んだ後でもそうなのだと確信している。かっこいい。わたしもそんな映画を作りたい! 死後も固定されない、フレームが揺らぎ続ける映画を撮ってみたい。
ひとりのアナキストとして思うのは、なぜ被害者と加害者の間で起きたことが、国家―司法による加害者への裁きにすり替わるのだろうか、という疑問です。あまりにも被害者が置き去りになっていないか? この仕組みの中で本当に「反省」「更生」がありうるのだろうか? 本当に最悪だけど、これでは「加害者は被害者が望むような反省を行わず、被害者の傷を知るきっかけもないまま被害者を逆恨みする」という状況が容易に発生してしまうでしょう。この社会では国家が自明になりすぎていて、国家―司法に与えられた罰の仕返しを国家にしてやろうと思う人はほとんどいない。その矛先が被害者やそれに近しい人たちに向きかねないというリスクが常にある。そして、加害者の人生は加害の後もずっと続くのだから、再び罪を犯さないような生き方をするためには、社会で孤立しないための環境と、継続的な対話が必要だと思う。いずれも現時点でのシステムでは不十分すぎるよね。国家は「加害のあと」を修復し続ける営みにおいて、はっきり言って邪魔ではないか、と私は思っています。
- 柚木麻子原作、堤幸彦監督の映画「私にふさわしいホテル」を観た。のん演じる主人公の行動がはちゃめちゃでサイコー。無事改修が終わったら山の上ホテルへ行きたいな~。鑑賞の余韻で、原作の文庫版に寄せられた南綾子さんの書評を読みゲラゲラ笑った。
- 「結婚の自由をすべての人に訴訟」、地裁で唯一合憲判決が出ていた大阪でも高裁で違憲判決を勝ち取るという素晴らしい前進。ここまでやっても「注視」に留まる国、何?ひとまずマリフォーのオンライン署名をした。いい加減真剣に受け止めてほしいけど、未だに杉田水脈を公認してしまう党には無理か...。
- 元町映画館で諏訪大社の祭礼を追ったドキュメンタリー映画「鹿の国」を観た。特濃の中世を浴びた。大学時代、中世ゼミの教授の言っていることが難解すぎて全然頭に入ってこなかったことを思い出す。帰りに念願の自鳴琴(旧 舌れ梵)にも寄った。



- えるれさんとの毎度恒例漫画振り返りスペース!楽しかった!いつも面白え漫画をたくさん教えていただきありがたい限りです。マンガワンのYouTubeチャンネルも絶対観るぞ。今年紹介していただいた漫画はこちら。私からは雨夜幽歩「こころの一番暗い部屋」や紫のあ「この恋を星には願わない」をお勧めしました。
- シネ・ヌーヴォで佐藤そのみ監督『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』を鑑賞。震災から15年近く経ち、子どもの頃に震災を経験した人たちが次々に成人し、当時言葉にできなかった思いを語り始めている。そんなかれらの、メディアによって物語化されていない純粋な言葉、思いが詰まった物語/ドキュメンタリーだった。大川小学校の跡地に足を運んだことのある者として、絶対に観ておかなくてはいけない作品だったので間に合って安心。寺田和弘監督『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』とセットで上映会を開いてほしい。大川の惨状を知らない人はぜひこちらを読んでみてください。余韻のまま、MOMO BOOKSまで歩き、ZINEを仕入れるという最高の年度末でした。



4月の目標
- 大好きな漫画家に感謝のお手紙を書く
- 友達に旅行のお誘いをする
- 調査報告書を読み終える
- 資格試験の勉強をギリギリまで諦めない
- タイプロを観る
- 槙生ちゃんの言う「殺す気で書く」をやってみる
- 本棚を整理する
- fuzkueがリリースした読書感想アプリ「Reads」に読書記録をつける
【大ニュース】
— fuzkue | 本の読める店フヅクエ (@fuzkue) 2025年3月5日
📚️本の話だけのSNS&記録アプリ「Reads」をリリースしました! ちゃんとしなくていい、身軽で自由な読書記録の形を提案、でございます🎉
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