零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

私とSCHOOL OF LOCK! 「ラジオの中の学校」に登校した日々

こんばんは、ログ(@exloyrog)です。


昨晩、Twitterを眺めていると、とあるタグがついた投稿が流れてきた。

 

「#SOL老人会」

 

何だ何だと思い、タグを検索してみるとひたすら懐かしい気持ちになった。かつてSOLの生徒だった人たちが、学生時代を懐かしんで語り合っていたのだ。

 

SOL。SCHOOL OF LOCK!のことである。

 

 

www.tfm.co.jp

 

 

午後10時になるとシンプルなフレーズでゴリゴリに歪んだギターチャイムが鳴り響く。黒板にチョークで文字を書く音と、”校長”、”教頭”が優しく、わちゃわちゃと語り出す。数分のプチコントを繰り広げた後、ガヤガヤと集まってくる生徒たち。

 

「起立!礼!『さーーけーーべーー!!!』」

 

こうして毎週月〜金曜の平日、「ラジオの中の学校」が開校する。

 


「未来の鍵を握るRadio、スクゥ〜〜〜⤴︎ルオブロック!!校長のとーやまです!」
「ロックのスペルはL・O・C・K!教頭のよしだです!」
このフレーズを毎夜聴いていた高校時代。うん、見ての通り私はとーやま・よしだ時代の生徒です。

 


技術の時間に造った白い四角のラジオ(ソーラーパネル付き)の電波を頑張って繋げながら、部屋を真っ暗にして聴いていた中学、高校時代を思い出すと何だか温かい気持ちでいっぱいになる。や、途中からラジコとかいう素晴らしいアプリが出現したので、そちらで聴いていたのであるが、そういう不便な時こその思い出ってあるよね。

 

正直高校はそんなにめちゃくちゃ楽しかった!って方じゃなくて、どちらかというと「陰キャ」に部類する方だったので、あまり思い出はない。でも普通に通えてた。それは今考えるとSOLがあったお陰だったのかも。毎晩親に「早く寝なさい!」と言われないように、部屋を暗くして聴くのがとても楽しかったのだ。

 

 

 

 

とまあ前語りが長くなってしまったので、そろそろ本題に入りたい。#SOL老人会のタグと昨日の授業。どうやら生放送教室でかつて話したことのある先輩たちが、改めてその後どう過ごしているのか?を逆電で聞く授業らしい。放送後記を見たら泣きそうになった。みんな未来の鍵をちゃんと掴んでる。すごいなぁ。

 

私も出てみたいな、と思ったが、逆電をされたことがなかった。じゃあどうあがいても出られないな。掲示板も前のメアド使えなくなったし作り直すの大変だ。...ということで、ブログにSOLでの思い出を供養することにした。完全に自分語りだし、SOLを聴いたことある人向けでしかないが、どうか温かい目で見守ってほしい。

 

 

 目次

 

 

 

 

YUI先生とやしろ教頭

 

先程よしだ世代と言ったが、1番最初に聴いたのは2代目教頭のやしろ教頭が在任中の時だった。そのマンボウやしろが海に帰る前に、私はSOLに出会った。

 

きっかけはYUI先生。当時中3の私はYUIにハマっていた。透き通った声とアコースティックギター。同級生にYUIが嫌いな人はいないと勝手に思っている。過去のアルバムをTSUTAYAでレンタルし、毎日のように聴いていた。そんな時に、新曲がラジオで全世界初オンエア!という情報をYUI公式ホームページからキャッチした。

 

ラジオは聴いたことなかったけど、新曲も、YUIの生声も聴ける!と興奮し、先程触れた白い四角の手作りラジオを用意し、その日を心待ちにしていた。

 

そしてやってきたその日。「ラジオの中の学校」「校長」「教頭」という特殊なコンセプトに戸惑いながらも、とても楽しい2時間だった。その場でタイトルが発表された「Green a.live」の曲の良さに感動し、YUI先生と2人の先生の笑い声に癒された。「生徒」と称されるリスナーと電話する形式も楽しく、自分が電話しているわけでもないのにめちゃくちゃ身近に感じた。まるで自分に話してくれてるような錯覚に陥ったのだ。ラジオって、いいじゃん。新たな楽しみが増えた日だった。


(改めて検索をかけると放送後記が出てきた。懐かしすぎて溶けそう)

https://www.tfm.co.jp/lock/staff/onair/2011/0822/index.html

 

 


そうして、時々ではあるがSOLを聴いたり、聴けなかったら放送後記を読む日々が始まった。そう思うと割とやしろ世代でもあったんだな自分。だが、そんな矢先、やしろ教頭がいなくなるというニュースが突然流れたのだ。


え、聴き始めたばっかなのに辞めるの!?まさか番組までもなくなるのか。そう戸惑ったが、どうやら「退任」という形で、4月からは新しい教頭が来るらしい。そんなところも学校ぽいなと思ったが、やはり寂しいものは寂しかった。やしろ教頭がいなくなると知ってからは、しっかり毎日聴いていたような気がする。

 

そして最終日。めちゃくちゃ泣いた。校長がボロ泣きしてる隣で、どうしようも無くふざけてはぐらかしてまさかの酒を呑み始める教頭に、微笑ましく思いながらも、やっぱり泣いた。それだけこの教室が好きになっていたのだ。そうそう、アーティストの皆さんからのコメントも温かかったよね。とにかく温かさで溢れた、素晴らしい2時間だった。こうしてやしろ教頭の退任とともに、私の中学時代が終わった

 

 

やしろ教頭退任回。本当にビール呑んでた笑

https://www.tfm.co.jp/lock/staff/onair/2012/0329/index.html

やしろ教頭といえば「中2/高2はいいぞ!」高2になるまで退任待ってよ〜〜って思った記憶。

https://www.tfm.co.jp/lock/staff/onair/2012/0320/index.html

 

 


よしだ教頭と逆電”未遂”

 

そして4月。私の高校時代が始まるとともに、新たな教頭先生がやってきた。色んな意味で春の訪れ。そんな新・教頭の第一印象は、「声高ッ!!!!」あの日全国の生徒がそう思ったと思う。

 

スーパークール・ウルトラクレバーのよしだ教頭は、やしろ教頭とは違ってどちらかというとツッコミ担当という感じだった。とにかく優しくて、校長のアホっぷりにクールに突っ込む感じ。一方毒舌キャラでもあった。歴代教頭の印象は、やしろ=ひたすらボケ、よしだ=クールなツッコミ、あしざわ=やんわりツッコミ/ちょくちょくボケという感じ。後任だけど校長よりしっかりしてて(笑) 安定していたと思う。


よしだ教頭時代からスマホを手に入れたので、掲示板を書き始めた。ちょうどこの時、アプリ版が導入されたんだったかな。本当に逆電なんかかかってくるのかなぁと半信半疑ながら、掲示板を書いたりみんなの投稿を見たりするのは楽しく、高校のクラスメイトとは別のコミュニティを持てたのは嬉しかった。(といってもめちゃくちゃ書き込んでいたわけじゃないし、コメントのやり取りも特にしてないライトユーザーだったけど)

 


授業内容、はっきりと覚えてなかったので検索をかけてみたら、思い出してきた。Amazon祭、クリスマス座禅反省会、Toppa、中二病保健室、オススメディススペシャル...。見た所2012年がやっぱり1番聴いてたなぁ。思春期だから共感できるようなシリーズだったり、音楽をオススメするシリーズが特に好きだった。ラジオを通して色んな出会いがある日々だった。

 


中二病保健室
https://www.tfm.co.jp/lock/staff/onair/2012/0625/index.html
オススメディススペシャ

https://www.tfm.co.jp/lock/staff/onair/2012/1031/index.html

 

 

 

中でも1番印象に残ってるのは「男と女の掲示板逆電」。色々問題があり(笑)、今はなかなかできなくなったシリーズだが、当時は月一くらいの間隔で開催された。高校時代、すなわち思春期。もちろん普段の掲示板逆電も、他の生徒の色んな話が聞けて楽しかったり、ジーンとしたりしてたのだが、正直この授業が1番楽しかった(笑)

 

その中でも、男が女の子の悩みに答える回。私は掲示板に「何でも答えます!」と書き込んだ。まあいうてかかってこないだろうなと思い夜聴いている途中、何とTOKYO FMから電話が。いやマジでビックリした。これ逆電じゃん!!!生放送教室に出れる!!!と興奮したが、職員からの肝心の質問が...。

 

 


『S◯Xする時って、どんな感じなの?』

 

 


いやマジか。おいマジか。

 

正直に告白すると、アダルトなチョメチョメを映像で見たことは多少あった。いやそりゃ高校生の男子なんだもの。いくら普段は特撮とかアニメとか見てるといっても、そういうのに興味がないわけがない。

 

後に放送された伝説のベボベ生放送教室・けしからんランキング回でも思ったが、この頃のSOLはどこかおかしかった。悪ノリがすぎる。いや好きなんだけど、全国区で毎日放送されてる番組、かつ10代が聴いている番組として、それはヤバイのではないかと思うことがちょくちょくあった。

Base Ball Bear先生来校!!春からけしからんランキング!!【その1】 | SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

Base Ball Bear先生来校!!春からけしからんランキング!!【その2】 | SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

 

そしてそれは、まさかの自分に訪れた。女子からの質問で、R指定のものが来てしまったのである。だが残念ながら.....あまりにもDT.....!彼女も出来たことさえなかった私は、その質問に想像で答えるしかなかった。

 

 


「あ、えーと、想像でもいいですか...?したことがなくて...」
「うん、いいよ」
「うーん、こう、スルッと、ヌルッと気持ち良くて...」
「えーと、具体的には?(笑)」

「ギュッと、抱き寄せてですね...スルッと、あたたかい.....」

 

 


職員の方はとても優しかった。ゴニョゴニョ語る私に、色んな質問で付き合ってくれた。だが、想像でしか伝えられない私には限界があったのだ。最後は「ありがと、採用されたらもう1度電話かけるね!」という優しい職員の方に、「すみません...」と謝ることしかできなかった。

 

その後一応SOLを聴いてる友達に「出るかもしれない」と伝えたが、やはり出ることはできなかった。その回に回答側で出演した男たちはユーモアに溢れた者達ばかりだった。男のある現象を「東京スカイツリー」「如意棒」などと表現したヤツのことを今でも覚えている。こりゃ勝てねえ。そう思った。

 

あーあ、よしだ教頭に「もっと楽しくしてやるよ!」って言われたかったなぁ。

 


→記憶を頼りに検索かけたら、この回だと思う。女が回答する方も面白かったなぁ。

男と女の掲示板逆電☆2DAYS!“女子が知りたい男ゴコロ”バージョン!!! | SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

 

 

 

 

様々なアーティストとの出会い

 

SOLを聴く目的を聞いたら、大抵の人がこう答えると思う。

 

「アーティストLOCKS!」を聴きたいから!

 

そう、SOLが面白いのは、生放送教室以外に、様々なアーティストが「講師」として「授業」をやっている点である。

 

今はだいぶ入れ替わってしまったが、自分にとっては、

 

月→サカナクション(音学の講師)
火→ベボベ(B組の講師)
水→flumpool(ハナの警備員)
木→Perfume(ヒミツの研究員)
金→セカオワ(世界始の講師)

 

かな。サカナはめちゃくちゃ真面目でタメになったし、flumpoolおちゃらけてて楽しい。Perfumeは可愛くて、セカオワは1番好きだった。ベボベは後に大好きになるんだけど、この時は聞いてなかったんだよな。すげえ後悔してる。唯一聴いた「スペーストラベラー」が狂ってて楽しかったから、もっと聴くべきだった(笑)

 

あとはベボベの後任クリープLOCKS!を聴き、放課後の教室で録音したり、土曜に開校した長渕LOCKS!に熱くなったりといった思い出もある。大学からだけどゲスLOCKS!も好きだったが、例の事件で即無くなって悲しい。

 


そんなアーティストLOCKS!で上記のようなアーティスト達が授業を開いていたわけだが、たまに生放送教室に来てくれたりした。ここでポイントなのは、レギュラー講師陣だけでなく、様々な旬のアーティストが「ゲスト講師」としてやってきてくれる点。あの先生が来てくれないかな〜とかワクワクしたものだ。個人的に印象深かった先生を紹介したい。

 

 


それでも世界が続くなら先生

それでも世界が続くなら先生来校!! | SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

 

Vo./Gt.の篠塚先生が来校。ちょうど上記のオススメディススペシャルで出会ったのだが、バンドマンの「カッコイイ」イメージとは程遠い彼の姿に、衝撃を受けた。しかし、中高生の心に鋭く、強い言葉で、かつ優しく寄り添う言葉に、強く惹かれたものだ。

 

ちょうど数日前に地元のフェスに来ており、ライブも一度行ったので、楽しみにしていた。予想通りというか、傷を負った生徒達に優しく寄り添う篠塚先生。決して話すのが上手いとは言えないのだけれど、必死にたくさんの言葉を紡ぎ、生徒に寄り添おうとする姿に心打たれた。これ、ライブのしのさんそのままでラジオにやって来てくれたから凄い嬉しかったんですよね。自分の悩みに直接答えてもらったわけではないが、自分も救われた気がした

 

 


・きのこ帝国先生

きのこ帝国先生初来校! | SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

 

多分きのこ帝国の音楽に出会ったのは、たまたま聴いたこのラジオだと思う。「生放送教室にきのこ帝国先生来校!」の文字をみて、「なんだこの変な名前(笑)」と思ったのが第一印象。でもこの回でかかった「ユーリカ」「ロンググッドバイ」「春と修羅」「夜鷹」に衝撃。特に後半2曲にやられた。所謂ポストロックというジャンルに出会った瞬間がこれである。「東京」以降も好きだけど、この頃を思い出すと初期のアルバムはやっぱりいいなと思うのです。

 

曲も良いけど、生徒に優しく話しかける佐藤先生とあーちゃん先生がまた良くて。特に最後の生徒「蒼 あおい」さんとの会話はすごい覚えてる。確か、最後の提供を読み上げるところに食い込むくらい話し続けてたんだよね。どこで聞いたのか忘れたけど、番組が終わっても逆電を続けてくれたらしくて。そんな、生徒の悩みに真剣に向き合うきのこ帝国のお2人の姿がまさに「先生」で、感銘を受けた。


ちなみにこの後名前繋がりで「ゆらゆら帝国」にハマったりもした。自分の中でバンドブームが起きたのはきのこ帝国先生のお陰である。

 

 


Base Ball Bear先生

Base Ball Bear先生来校!! | SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

 

こちらはレギュラー・B組の講師のベボベ先生。この”伝説回”があったから、少しずつベボベLOCKS!を聴くようになった。

 

ベボベ先生ってもう完全にコントなんですよね。音楽の話になると真面目なんだけど、普段は酷い。こいちゃんがボケて堀くんがツッコミ、関根嬢がケラケラ笑い、無言の湯浅に堀くんが「何か言えよ!!!」とキレ気味に突っ込む。もうお笑い芸人のような仕上がり。

 

そんな中、この回は「senkou_hanabi」という「閃光ライオット」用に書き下ろした新曲の宣伝で来ていたのだが、生放送教室で真面目な話をした分、ベボベLOCKS!の枠ではもうハジけにハジけていた。「無言が怖い」堀之内先生以外の全員が湯浅先生並に無口になるとどうなるのか?というテーマで、堀くんが3分40秒の1人漫才を披露。これが本当に面白くて面白くて(笑) 腹抱えて笑ったし、元気になれるので、是非とも聴いて欲しかった!という気持ちで一杯。自分は録音して何度も聴いた。ベボベ史上、SOL史上伝説の回だと思う。

 

他にも印象深いのは「二十九歳」発売の回。アルバムのコンセプトってここまでしっかり考えられてるのか...と感動した。こいちゃんの語りに対する校長・教頭のウケがとても上手く、真面目に面白かった回。10000マンと13マンは酷かったけど。

Base Ball Bear先生来校!! | SCHOOL OF LOCK! 生放送教室

 

 

他にもアーティストに関して語りたいことは山ほどあるが、そろそろ長くなってきた。ここで一つガールズの方も。

 

「GIRLS LOCKS!」は今旬の女優や女性アーティストが「男子禁制!」の女子クラスで開く授業。かつてガッキーや戸田恵梨香榮倉奈々堀北真希栗山千明らも担当...。凄くね?

 

ちなみに自分は、剛力彩芽日南響子川口春奈能年玲奈橋本愛の世代。後に交代後の広瀬すず橋本奈々未も聴いてたなぁ。

 

中でも日南響子が凄かった。私の性癖を開花させた。残念なことに今は2012年11月より前の記録が残ってないので見れないが、2012年の4月か5月だったかに、ハチのコスプレをして「セリフオーダーメイド」か何かの授業をしたんですよね...。日南さんってアキバレンジャーのアキバブルーを演じた頃から声良いなと思ってたので、甘い声で喋られたらそりゃあ...落ちちゃうんだけど...。ただでさえ声が可愛いのに、編集後記を見たらはちゃめちゃ可愛いコスプレ。何これ、こんな女神が人類に存在するn(

 

 

 

...ふぅ。


まあそんなこんなで、アーティストや女優らの様々な授業には、色んな思い出があるのだ。

 

 

 

 

閃光ライオット」と「未確認フェスティバル」。それを通した出会い

 

これを最後の節としたいと思う。

 

SOLといえば、「閃光ライオット」という10代限定のフェスティバルを開催している。今は「未確認フェスティバル」という名前になったが、変わらず毎年夏に開催。全国で審査が行われ、1〜3次審査を勝ち抜いたものがファイナルステージに立てるというものだ。

 

当時SOLの影響から、バンドを組み、文化祭などのステージで演奏していた私は「応募したい!」と思った。だが、始めたてということもあり、なかなか応募に踏み切れずにいた。

 

実際ファイナルに出ているような人を見ると、すごい人ばかり。今有名どころでいえば、Galileo GalileiBrian the Sun、ねごと、片平里菜ぼくのりりっくのぼうよみ、などなど。自分は2012あたりが好きだったなぁ。内村イタルとか覚えてる。

 

ただ「閃光ライオット」時代は結局出演を見送り、高校も卒業。大学生となり、10代最後の夏が来た。「未確認フェスティバル」とタイトルを変え、ネット審査など色々新しくなっていて、正直出場へのハードルは上がったように思う。それでも、最後だし出なきゃ。そう思い、高3に組んだバンドでオリジナル曲を作ってみたい!とメンバーを説得し、曲作りをして応募した。

 

 

この気持ちを後押しする出来事が2つあった。1つはねごとのライブ。ちょうど「VISION」のツアーで来ていたねごとのライブ後、何とGtの沙田瑞紀ちゃんの物販&握手会が開かれた。その時に「閃光に出ます!瑞紀ちゃんに負けないギター弾きます!」とか生意気なこと言って、「頑張れ!」と応援してもらうという貴重な経験。その夜Twitterで瑞紀ちゃんに「閃光頑張ります」的なこと言ったらリプライまで返ってきた...。そりゃ、頑張らなきゃってなるわ。

 

もう1つは全国家庭訪問という、とーやま校長・あしざわ教頭が全国の色んな局を回り、地方局から生放送するというもの。夜の放送前に地方番組にも出るというので、学校終わりにすぐ向かった。そして番組終わり、まさかの握手会が。早めに向かったのが幸いして、私は校長・教頭と話すことができ、サインももらった。何となくねごとのグッズ(パスケース)にサインをもらい、「校長よりも俺の方がねごと好きです!」「いや俺の方が好きだぞ!」などと会話を交わした。その時に、「未確認フェスティバルに応募しました!」と伝えたんだっけな。応援してもらえて嬉しかった。

 

 


結果は1次審査にも通らず終了。ネット審査に名前が無かったのを見て凄く悔しかった。今思えば、そりゃ通らないよなという感じですが、あの時は本気だったのです。

 

ただ、地元の面識のある先輩バンドが2次のネット審査を通り、3次のステージに乗ったのは嬉しかったなぁ。てな感じで、色んな思い出がある「閃光ライオット」もとい「未確認フェスティバル」である。

 

 

 

 

 

 

最初に書き始めた時はまさかこんなにたくさん書くことになるとは思わなかった。これでも足りてないくらい、まだまだたくさんの思い出がある。

 

私はよしだ教頭の退任後、あしざわ教頭になってから1年くらいでSOLを「卒業」した。SOLにおける卒業は「未来の鍵を掴む」ことができた時なのだが、昨日の放送に出られたOBの皆さんのように、胸を張って卒業したかというと...そうではない。何となくフワッと離れたのだと思う。

 

だから、私はSOLの卒業生だと言っていいのかはわからない。だが、あの頃「ラジオの中の学校」に出席し、泣いて笑って学んだ日々は確実に自分の人生の糧になっている。現実に通った学校同様、いやそれ以上のパワーをもらい続けた高校時代があったから、明確な夢を掴んだわけでなくとも、今こうして大人になり、元気に生きているのだ。そして、あの頃は楽しかったなぁと、懐かしむことができているのだ。

 

 

ありがとう、SCHOOL OF LOCK!

ありがとう、私の青春。

 

14周年おめでとう。


これからもずっと続く学校でありますように。

 


いつか本当に「未来の鍵」を掴めたと胸を張って言えるようになったら、報告しに行きたいな。

 

 

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