零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

かるちゃーのおふとん。(2021年5月)

5月はDMMブックスの100冊70%OFFキャンペーンを活用し、キッチリ100冊購入を決行したため、自分にしては(自分にしては)珍しいペースで月に数冊漫画を読破しました。あとは配信ライブをいくつか視聴したり、アンジュルムのリリースに向けて盛り上がったり、解散ライブを経験したり。もう3ヶ月以上前ですがぼちぼち振り返ります。

 

 

 

ブルーピリオド

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

 

建設的な性格の主役が急に美術に目覚め、自分の向かう道に常に葛藤しながら美大受験や作品制作に挑み続ける作品。主役の内面描写が非常に丁寧で、あまり共感しすぎると病んでしまうタイプの作品ですが、日々の葛藤を常に言語化する主人公の在り方がここ最近の自分とどうしてもリンクし、目を逸らすことができませんでした。

 

彼が美術の道を志すことになった原点が「徹夜後の渋谷」なのも印象的で、浮世離れしたイメージを持っていた芸術家を身近に感じさせる要素として完璧だと思ったし、彼が挫折しそうになる度に思い出す原風景でもあるのが良いなと。僕は地方出身なので「徹夜後の渋谷」を見たことはないのですが、地元の中心街で飲み明かした後に見たうすぼんやりとした朝の景色は何となく覚えていますし、学生時代の思い出をくすぐってくれる絶妙なチョイスだな~と彼がキャンパスに描いた「青」を見る度に思うのです。

 

 

青い花

青い花(1)

 

別の女子校に通う幼馴染がひょんなことから再会し、先輩や同期との恋や友情を経て成長していく青春物語。異性愛側のフィルターからわざとらしく同性愛を扱う作品が世に溢れている中で、違和感なく自然に描き、「彼女らは生きているんだ」という実感を持たせてくれるような温かい作品でした。

 

クライマックスで幼馴染の2人に大きな進展があるのですが、その過程があまりにも美しく、だけどフィクションと思えないほどリアル。誰もいない家でスタンディングオベーションしてしまうくらい納得感のある関係性の描き方に脱帽です。生々しい部分をオミットして演劇女子部の題材にしてほしい...。後輩が入りたてのつばきファクトリーに演じてほしい。

 

 

#ギャルズANN0

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ラップグループ・Zoomgalsのオールナイトニッポン0。あっこゴリラさん以外の5人のラッパーがはしゃぎ散らかす動物園のようなラジオでした。valkneeさんの進行が妙に上手いと思ったらニッポン放送の職員で、趣味でPodcastをされているという。「言語化ラジオ」こと『ラジオ屋さんごっこ』、今もちょくちょく聴いてます。

 

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あっけらかんとした空気ではしゃぎまくるだけかと思いきや、「生きてるだけで状態異常」のコーナーではセクシャリティに悩むリスナーの真剣な相談に真摯に向き合ってくれるギャップを見せ、他の深夜ラジオには無い魅力がありました。相談された内容に心から共感できなくても、わからないなりに知恵を絞り出す姿勢もパーソナリティとして素晴らしくて。レギュラー化、待ってます。

 

なお、valkneeさんを掘り下げていくとハロヲタでアイドルDJという一面が。モーニングや℃-uteの既存曲に自作ラップを入れちゃったり、エミネムBerryz工房をMIXしたり、ハチャメチャです。

 

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DOMM

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堂島孝平さんのfanicon、「DOJIMA ON MY MIND」に月300円で入会しました。時々生配信をやってくれるのと、過去の配信のアーカイブが観れるのとで、入りたては過去分をひたすら掘り下げていました。この人トークが面白いからアンジュルムネタが無くても全く飽きないのよね。弾き語りもお上手だし。当初の目的は5月3日の生配信でしたが(こっちでも「マナーモード」弾いてたよ)、6月以降は月一配信を始めちゃったので何だかんだ継続入会して時折覗いてます。しかし堂島ファン、全然チャットもスレッドも動かさないの!和田彩花さん側との差がここまで出るものかと…(和田さんのfaniconもまた特異点なのかもしれませんが)

 

 

アンジュルムからのお知らせ

 

アンジュルム公式Twitterより突如投稿されてニューシングルのお知らせ。他のグループの告知以上にファンを楽しませようという工夫が施されていて、1ヶ月後のリリースへ期待が高まる初報でした。ナレーションは笠原桃奈さん(おふざけモード)ですが、実は10人分撮っており、スタッフ側が一番良かったものを選んだとか。せっかくなので全員分蔵出ししてほしい!

 

 

 

THE MATSURI SESSION


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日比谷野外音楽堂にて行われたNUMBER GIRLZAZEN BOYSの対バンライブ。当初は有観客の予定でしたが残念ながら無観客に。しかし、観客不在と思えない熱量の演奏で、まるで野音で聴いていると錯覚するようなライブでした。NUMBER GIRLでは5月なのに早くも真夏を感じたし、ZAZEN BOYSではボールにいっぱいのポテトサラダが食いたくなったよ。そのあとどっかの誰かとしっぽりしけこめる世の中はよ。

 

 

大豆田とわ子と三人の元夫

 

第5話までは熱心に視聴していたのだけれども、第6話で脱落。友人を失う描写をこんな感じでしてほしくなかったな。「現実世界での喪失はこれくらいあっけないもの」という描き方は理解していたが、現実での喪失体験がフラッシュバックしてnot for meだった。ただ、あれから色々心境の変化もあったし、第7話以降どのような答えを出したのか今は興味がある。あとやっぱり劇伴と主題歌が最高で、主題歌集は発売後コンスタントに聴いている。曲に導かれるままもう一度トライしてみてもいいかもしれない。ちなみに曲は「II」が一番お気に入り。

 

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A子さんの恋人

A子さんの恋人 1巻 (HARTA COMIX)

 

最初は読みづらくて全然ページをめくる手が進まなかったが、3、4巻辺りからはあっという間で、最後は号泣していた。A太郎とA君で揺れるA子の内面描写が読んでるこっちがめんどくさくなるほど丁寧で、だけどその丁寧さが終盤の大きなカタルシスを生む。こんなにもシンプルな話でここまでの爆発力を出せる漫画は他には無いと思う。まだ全然上手く言葉にできないけれど、人生に躓いたときに読み直すバイブル的な一冊にしたい。

 

 

YELLOW MAGAZINE

 

星野源のイヤーブック『YELLOW MAGAZINE』の最新号と2018-2019号を購入。主な目当ては1年を振り返る単独インタビュー。最新号ではコロナ禍でバズった「うちで踊ろう」の話から『MIU404』の話、10年間での変化等、表舞台での活躍を追っているだけでは知り得ない星野源の本質が本人の口からたっぷり語られていた。若林との対談やエンジニアの方々の鼎談なども濃厚で、最前線で戦うポップミュージシャンの凄さを肌で理解できる、満足感の高い一冊だった。ちなみに付属のラジオCD「山岸聖太のあわてんぼうのサンタクロース」は初夏の通勤時のお供でした。なお、2018-2019号は小出祐介目的。

 

 

2nd STEP


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小片リサ脱退後、新メンバー4人加入前の8人体制で贈る最初で最後の作品。「マサユメ」や「愛は今、愛を求めてる」路線のつばきファクトリー、かなり好みです。ほとんどが成人を迎えた大人つばきの魅力が花開いていて、この後すぐ新メンバーを加入させてしまうのがもったいないくらい。時代が時代ならアルバムリリースツアーを2回くらい回れてたんじゃないかなあ。「だからなんなんだ!」でいきなり開花した小野田紗栞のおもしろクレイジー路線ももっともっとやってもいいのに。

 

 

#アンジュルム祭り

 

exloyks.hatenablog.com

 

5月25日の昼間、突如告知された「今夜0時、新曲MVを一挙解禁」という特大情報。どうやらアンジュルムのオタクは0時だろうが全員起きてると思われているらしい。ということで #アンジュルム祭り のために仮眠をとった私は、平日というのに0時から朝方にかけて大フィーバーだった。どの曲も映像が素晴らしくてアンジュルム大勝利。急ぎノートパソコンに向かって勢いで書き上げたのが上記記事である。

 

 

赤い公園 THE LAST LIVE「THE PARK」

exloyks.hatenablog.com

 

大好きなバンド・赤い公園の最後を中野サンプラザで直接見届けることができた。チケットに落選することも、コロナで行けなくなることも、世論によって中止に追い込まれることもなく、無事に見届けることができて本当に良かった。今でもあの日受け取った音楽は胸の奥で鳴り響いている。米咲さん、理子ちゃん、うたこす、ひかりさんが鳴らした音楽はずっとずっと宝物です。

 

 

 

その他

・コントが始まる

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小沢健二「泣いちゃう」

 

youtu.be

 

 

・続・在宅・月光密造の夜 Vol.1

 

 

・人生墨まみれ

 

 

SNS 少女たちの10日間

www.hark3.com

 

 

新垣結衣さんと星野源さんが結婚

www.oricon.co.jp

 

 

・#5月24日はこぶしの日

 

 

・春の公開実力診断テスト

t.co

 

 

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やっと!5月!終わった!おそい!

 

ぼちぼちと書き足し継ぎ足し、気付けば9月。こんな調子じゃどんどん差が開くばかりなので、もっと適当に記録していってもいいのかも。ちゃんとして(るつもりで)も大したこと書けていないし。負のループ。何月くらいに脱せるだろう。