零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

ハロメンと私。 ~里吉うたの(BEYOOOOONDS/SeasoningS)~

不定期連載企画「ハロメンと私。」。3回で力尽きてしまった本企画ですが、ぼちぼち再開していきます。今回は満を持して!BEYOOOOONDS/SeasoningSの里吉うたのさんについて語ります!

 

 BEYOOOOONDS:プロフィール|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイトより

 

女児向けアニメから飛び出してきたような甘いビジュアル。ラベンダーの美しいロングヘアーに姫カットを施したお姫様そのものな女の子。BEYOOOOONDS/SeasoningSの「うーたん」こと里吉うたのさんです。

 

私はアイドルオタクのほとんどが持つ「推し」を意識的に設けないように決めているのですが、「推し」という言葉をもし当てはめる人がいるとしたら…...すなわち「魂の置き所」といえるメンバーをひとりだけ選ぶとしたら…...里吉うたのさんを選びます。なぜなら「人として信頼できる」から。里吉さんの精神性、人生観、コンプレックスとの向き合い方、アイドルとしての理想像、「好き」の愛し方…といった内面の諸々が第一に好きなのです。彼女の高潔な魂に惚れたことで、外面にもどんどん惹かれていったのだと思います。

 

そんな里吉さんの魅力を、彼女の内面にフォーカスして私なりに紐解いていきます。

 

  • コンプレックスとの向き合い方
  • 「好き」を極める
  • 友人のような親密さ

 

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THE SECOND/ザセカンド

フジテレビ系列で4時間超に渡って放送された「THE SECOND~漫才トーナメント~」が無事閉幕した。「結成16年以上のコンビがタイマンで競う、新たなお笑い賞レース」という、M-1グランプリを前提にして成り立つ大会。企画が発表された当初は「賞レースの呪縛からようやく解放された人達のことを思うと酷ではないか?」とやや否定的な目で見ていたが、芸人さんのラインナップを見たら賞レースオタクとしては俄然期待が高まってしまい、気付けばアーカイブなしの予選生配信も追いかけるようになっていた。

 

両者拮抗の激戦を勝ち抜いてきた大ベテラン8組による渋くて熱い戦い。若手の賞レースほどウェットになりすぎず、しかしひとりひとりの人生やコンビ同士の関係性が滲むドラマもたっぷりな見応え抜群な大会で、長丁場なのに一秒たりとも目が離せなかった。番組の進行も、ゆとりがありすぎるきらいはあったが(尺が足りなくなるよりマシ)、MC側の芸人が東野松本に絞られすっきりしていたこと、そのお陰でネタ中に審査員が抜かれることがほぼ無かったこと、審査員のお客さんがリラックスしていたこと、平場の掛け合いもたっぷり楽しめたこと...など良い要素が重なったことで非常に快適*1松本人志のアンバサダー起用は当初こそ「意識しすぎだろ!」と思ったが、蓋を開けてみれば彼がいないとこんな良い空気は作れなかったと思う。東野MCも番組の空気に合う軽妙さだった。初回ながらストレスの少ない素晴らしい大会だったよ。ほんとうにお疲れ様でした。

 


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選曲もことごとく大会にマッチしてた。OKAMOTO'Sが出囃子に使われる日がくるなんてね。火花~!

 

*1:実際かなり注意深く設計された番組構成だったらしい。ルール設計も理想的な形だったと思う。囲碁将棋vsギャロップはやや荒れたけど3点の数の多さで測った方が個人的には納得

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アンジュルム愛媛公演 BIG LOVE旅日記~私の愛する「ライブ」がここに~

今週末はANGERME CONCERT TOUR「BIG LOVE」愛媛公演のため、愛媛と高知へ行ってきました。結果的に「3年ぶりの単独声出し解禁現場」という歴史的な公演となりましたが、申込当時はそんなことはつゆとも思っておらず。昨年秋の熊本公演で遠征に味を占めてしまったオタクが、「愛媛行きたい!ついでに偉大なる川村文乃さんの故郷で遊び尽くしたい!」と欲望丸出しでぶち込んだ結果、偶然立ち会えた奇跡でした。歴史を目撃したい系のオタクなので超うれしい。(つい先日もJAPAN JAMのターーーーーケーーーーーーーで号泣してきたばかり)

 

公演1週間前にSNS上で凱旋企画を巡るいざこざが少し起こったため、それ含め現場がカオスな空気になる予感に緊張と興奮が半々。当事者らの苦労を思うと興奮というのは失礼かもしれませんが(毎回現場の空気づくりを水面下で摺り合わせて下さってるオタクの皆様に声の小さいオタクは頭が上がりません....)、とはいえ現場に「総意」なんてものはないのも事実なので、川村さんが呼びかけた「アンジュルムコール」以外に「あやのコール」が終演後に発生しても面白いだろうなと思っていました。結果的には帰りが大変なスケジュールのせいもあり、短めの「アンジュ最高!」に留まる結果とはなりましたが。何にせよ独特な緊張感がある現場で滾りましたね。

 

そんな愛媛公演の濃厚な記憶を、忘れないうちに旅日記として残しておきます。ツアーの未見でどうしてもセトリバレを避けたい方は自衛お願いしますね。

 

  • 愛媛・高知旅行編
  • 現場編

 

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縁(えにし)

アンジュルムのリーダーであり、書道正師範の資格と「煌舞」の雅号を持つ竹内朱莉さんの初個展『煌々舞踊(こうこうぶよう)』に行ってきた。

 

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会場はなんと明治神宮外苑・聖徳記念絵画館。卒業発表時に「個展を計画している」と報じられた時、失礼ながら「どうせひなフェス内での展示程度だろうな…」と鷹を括っていた。まさかこんな大きな会場で催すことになろうとは。すまない事務所。ありがとう事務所。半信半疑のままJR信濃町駅から歩くこと約10分。静謐な地に佇む歴史ある建造物の正門には、間違いなく「煌々舞踊」の看板が立てかけられていた。

 

入場すると、煌舞正師範が手掛けたまだ見ぬ書が厳かな空気の中に並んでいた。23の誕生花、アンジュルム、「煌舞の私」、幼少期からの軌跡。躍動感溢れる思い切りのよい書から、全てを削ぎ落とした凛とした書まで様々だった。

 

入口が混みあっていたため、先に一番奥へと向かう。「煌舞の私」と題して、一文字、二字熟語、四字熟語の書が並ぶ。書体、サイズ、レイアウトも様々。出口付近には「煌々舞踊」と「有終完美」が掲げられており、竹内さんの15年間に終止符を打つかのような風格のある作品だった。

 

四字熟語のチョイスの多くは、過去のツアータイトルや楽曲名から来ている。「輪廻転生」、「百花繚乱」、「起承転結」、「風林火山」、「大器晩成」、「七転八起」。アンジュルムが歩んできた歴史を、力の籠った作品たちから辿っていくという稀有な体験。後述するアンジュルムのコーナーと、誕生花のコーナーも同様だ。グループの歴史を書というアートに次々と落とし込んでいく。書家としての夢を叶えるためにグループを旅立つ彼女にしかできない芸当だ。

 

四字熟語だと他にも「報恩謝徳」、「天下無敵」、「初志貫徹」、「勇気凛々」、「全力前進」、「雲外蒼天」などの語が選ばれた。漢字は得意ではない、と公言する彼女だが、今回の個展で選ばれた言葉たちには彼女の精神性が宿っており、開催するにあたって考え抜かれたのだと推察される。『S Cawaii!』にて連載中の「人生墨まみれ」での経験も活かされているのだろう。そういえば、入口には「人生墨まみれ」の一部連載記事と、記事内で言及された書のサンプルも展示されていた。この連載が決まった時にアンジュオタ一同で大いに盛り上がったものだが、遥か昔の記憶のように思える。

 

 

一文字、二字熟語で特に気に入ったのは「夢」、「龍」、「永遠」。「夢」は好きすぎて時間内に何度も帰ってきた。スマートなシルエットと、上に向かっていくはらいのリーチが美しい。竹内さんのひたむきさと、まだ見ぬ未来に向かって突き進んでいく姿を体現したかのような作品だった。

 

「煌舞の私」コーナーの向かいには小中学校時代の軌跡が展示されており、これまた貴重。自分の同じくらいの時期に習字教室に通っていたため、昇級試験の課題や、シールを沢山貼られた月謝袋などの展示を見て懐かしい気持ちを覚えた。「悪ガキ」として名を馳せていた頃の彼女が、コツコツと習い事を続け、着実に腕を上げていったのだと思うと、何だか愛おしくなる。それが今や正師範なのだから、まさに「続けるお前めっちゃストロング」。

 

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中央に大きく掲げられた「縁」と「愛」。どちらも大作だ。「愛」はアンジュルムの核であり、つい最近も別の作品がアルバムのパッケージとして採用されている。その時より更に雄大で美しい「愛」は中央に鎮座するのに相応しい。右上に小さく「愛」の落款も押されているのがお洒落。

 

また、「縁」のチョイスは意外であったが、竹内さんらしさ、アンジュルムらしさを強く感じた。

 


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書道パフォーマンスで「縁」と書き上げた理由を聞かれると、デビュー当時から「たくさんのご縁があって」と回想。「私の人生の中でこの『縁』という文字は欠かせないものだと思って、最後にこれを書いて展示が完成する感じだったので、この文字で締めるというか、始める、という思いを込めた」と明かした。

アンジュルム竹内朱莉、書道展前に書く“縁”「この文字で締めるというか、始める、という思い」 | BARKS

 

こちらの「縁」も素晴らしいが、「煌舞の私」コーナーの「縁」も見事な出来映えで、大変気に入ったため色紙を購入。グッズ購入時に「"えにし"でお間違えないですか?」と問われたので、こちらの作品は「縁(えにし)」が正しいよう。男女間の縁を指す読み方らしいので、「えん」では…?と思っていたら、竹内さんご自身は「えん!」と言っていた(笑)でも印象深い出来事だったので、題に残しておく。

 

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『BIG LOVE』の楽曲が賑やかに流れる中「アンジュルム」コーナーへ。竹内さんが現役メンバーの10人に対し、ひとりひとりをイメージして認めた書だという。これがまた素晴らしくて。語に込められた意味もさることながら、それぞれの書体にもメンバー愛が溢れている。例えば、「情」の一文字取ってもかみことしおんぬでは書体が全く異なり、前者は思いやりに溢れたさまを、後者はフレッシュな躍動感を表現していたように思う。いずれの作品も素晴らしいが、特にかみこへ宛てた「愛情」と、鈴蘭に宛てた「可憐」がお気に入り。また、これはフォロワーの受け売りだが、『BIG LOVE』の初回盤Aに付いてきたブックレットでもメンバー別に書を書き下ろしており、個展用のものとは選んだ言葉が異なっている。見比べて考えるのも楽しい。

 

アクリル絵の具と墨を混ぜたもので書いた蒼色の作品も。「魂」、「夢」、「翔」。いずれも躍動感があって心を揺さぶられた。

 

 

そして、感激のあまりその場からしばらく離れることができなかったのが誕生花のコーナー。事前の口コミで何となく聞いていたが、スマイレージ及びアンジュルムの歴代メンバー23人分の誕生花を認めた書がずらりと並んでいた。決して平坦では無かったスマアンジュの歴史を一本の道に均す試みは昨年の秋ツアーでも見られたが、このような形で見られるとは思ってもみなかった。これも歴史を彩ってきたすべてのメンバーと「縁」がある竹内さんにしかできない所業。誰を対象とした作品なのかは明言せず、「わかるひとにはわかる」で収めるところも粋(だしここが限界なのだろう)

 

入口から順に、4スマ、2期(サブメンバー)、3期、かみ、かさ、ふなかむ、はちれら、鈴ちゃん、三色団子、そしてぺい。それぞれの人となりをどのようにイメージして書に込めたのかは師範にしかわからないが、彼女らひとりひとりの人となりがダイレクトに伝わってくる書が多かったように思う。

 

以下、それぞれの書の印象を箇条書き。

 

和田彩花さんと福田花音さん、すなわちあやかのんの「朝顔」と「土筆」。2人の対となる性質がよく表現されていたように思う。「土筆」の下降する勢いが好き。

・「有加利」はゆうかりんではなく小川紗季さん。ゆうかりんは「石榴ざくろ」。初期メンの誕生日はわからないのでググりながら鑑賞した。小数賀芙由香さんの誕生花、「吾亦紅(われもこう)」もあって一安心。一文字一文字が丁寧で、拘って書いた作品であることが伝わる。

・「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」。ストレリチア花言葉を調べると「輝かしい未来」「万能」「女王の輝き」などギラギラとした言葉が出てくる。強き王である竹内さんに相応しい言葉。

・勝田さんの誕生花が「金蓮花」、別名「ナスターシャム」なのは驚き。末満さんはそこまで当て書きしてたのかな。色も黄色とオレンジだし。ちなみにここまでの書で「竹内朱莉」の落款を使っているのは「極楽鳥花」と「金蓮花」だけ。たけりな!

 

ameblo.jp

たけりなといえば勝田さんのブログも必読。きっかけがかみちゃんなのも愛。

田村芽実さんは「紅岩桐(シーマニア)」。岩の掠れ具合に切迫感がある。

・「空木」。本個展の中でいちばん好きかも。真っ直ぐで、芯があって、無駄のない美しい立ち姿。対象が中西香菜さんというのも味わい深い。

・3期のりかむろあいはそれぞれ「瑠璃虎尾(ルリトラノオ」、「紫丁香(シチョウゲ)」、「春蘭」。佐々木さんの字に「虎」が入ってるの流石すぎて笑っちゃった。実際それが選んだ決め手のよう。「王」も2つ入ってるし威厳がある。くずし字で「丁」を挟む「紫丁香」も、原型に近いお手本のような「春蘭」も素敵。

・横並びでかみかさが一文字ずつ。「梅」と「芒(ススキ)」。これまで二文字か四文字だったので逆に際立つ。

・ふなかむは「菖蒲」と「睡蓮」。これも2人っぽいなあ。「蓮」のしんにょうのはらいがのびのびとしていて、かむちゃんの手足の長さ、伸びやかさを連想させる。「昌」の一筆書きも惚れ惚れ。

・多くのオタが涙したはちれらコーナー。はちの「黄花玉簾(キバナタマスダレ」は特に力が篭った作品だと思う。一文字一文字が威厳に満ちている。文字の間隔もバランスが良く、お気に入りの作品。対する鈴蘭もこれまた当て書きのような「雪柳」。「卯」の丸みを帯びたはらいが柔らかくて素敵。

・単独加入の橋迫鈴さんは「女郎花オミナエシ」。こちらも力作。「花」がキリッとしていて良い。

・そして三色団子。川名凜さんが「雪の下」、松本わかなさんが「桔梗」、為永幸音さんが「紫羅欄花(あらせいとう)」。どうしてここまで"らしい"誕生花が当たるのか。特にしおんぬが厳つくて。「紫」はこの異体字だよね。「欄」のキリッとした佇まいも好き。

https://glyphwiki.org/glyph/u7d2b-itaiji-001@1.svg

u7d2b-itaiji-001 (紫) - GlyphWiki

・ラストは最新のアンジュメンである平山遊季さんで「菫トリカブト」。一文字で締める潔さ。どっしり構える末っ子の貫録にアンジュルムの未来を見た。

 

youtu.be

撮影禁止だった作品群は抽選会の動画で見ることができる

 

 

 

ちゃぶ台のちゃぶさん

友人が短期間遠方へ引っ越すというので、一時的に大きめの荷物をお預かりすることになった。ラインナップは衣類のカラーボックス、衣類乾燥除湿器、テレビ、オーブンレンジ、カフェテーブル、シルバーラックなどなど。使いたいものだけ貰ってくれ~と言われたので、今家に無いものをチョイスした。そのうちこれは絶対に借りたい!と真っ先に魅力を感じたのが、ちゃぶ台だった。

 

 

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ブログに精を出す

長らく失われていたブログへの熱意を取り戻したい。

 

初期の頃に課した縛りを解くためにハードルを下げていく作業を続けてきたが、その結果熱意が搾りかすのようになってしまった。書き溜めはいくつもあるが、完成に持ち込むまでのキツイ作業に耐えきることができない。忍耐力も創造力も弱ってきている。ただでさえ元から無いのにね。

 

このまま放置していくといずれ死に絶えてしまう予感がする。そうはしたくない。這いつくばってでもこの場は残したい。閑古鳥が鳴くような状態にあろうとも、更新し続けたい。春の暖気で重たくなった頭にふと浮かんだ僅かな欲望を熱源にし、簡単な決意表明を記す。

 

元々特撮ブロガーとして名を馳せている結騎了氏に倣って開設したブログだが、気付けば氏とはまったく異なる道を歩んでいる。オリジナリティを見つけた、などという大層なものではない。様々な憧れの断片をかき集めていたらなんか違うものができました、くらいの感覚。それでいいとおもう。これからもきっと、さらなる変質を遂げていく。その変化を楽しみたい。楽しむためにも、続けたい。

 

縛りを課すとまた面倒になってしまうのはあきらかであるが、すぐ飽きてもいいから設けたい縛りがある。SNSで更新通知をしないこと。しばらくこれでやりたい。リンク共有やブクマなど他者による拡散はまったく構わないが、自分からは更新通知を出さない。いいねやRTの数に頭を持っていかれるのがもう疲れたからだ。さして跳ねないとわかっている記事を載せたときでさえもインプレッションに一喜一憂するようになってしまった。Twitterの改悪により、数値はさらに可視化される。マーケティング戦略は加速する。もうさすがにくるしい。10年Twitterに浸かってしまった私の脳はもう強制できないのはわかっているが、些細な抵抗として実践してみようとおもう。それよりも、ごくまれに、奇跡的に生み落とされる、たまたま読んでくれた見知らぬ人の感想を大事にしたい。

 

そんなわけで、更新頻度をすこし上げながら続けてみる。考え方はすぐ変わるとおもう。それでいい。

 

 

【近況】

井の頭恩賜公園へお花見にいった。ちょうど桜が見頃で、天気も非常によかったため、人だかりができていた。普段は閑散としているボート場にも長蛇の列ができており、池全体が大量のスワンボートで埋まっていた。ほぼ渋滞でもボートを漕ぎたいと欲する人の愚かさを横目に、自らも憐れな群衆の一部となった一日。どちらかというと「Withコロナ」派としてやってきたので、今の世界は「コロナ前に戻った」ではなく「コロナを経て変質した」と捉えているが、そんな変質した世界の大々的な花見大会は、何とは言えないがどこか新鮮だった。道中ですれ違った人が高校時代に仲良くしていた後輩と酷似していたが、声はかけられなかった。LINEでも送ってみようかと思ったけれど、風情がない気がしてやめた。偶然の確認は逃したら逃したままでいたい。あと、たぶん違うだろうし。

 

Podcastの最新回を録った。久しぶりに一人語りand無編集。注意深く話しても「あの~」は多いし、読み間違いも多い。『今夜すきやきだよ』のあらすじ紹介で、あいこを「女の人」、ともこを「女の子」と意図せず差異をつけてしまったことを特に反省している。訂正すればよかったんだけど、テンポが崩れてしまうと思い流してしまった。あと逆に「ダブポエトリー」を「ポエトリーダブ」と言い換えたら前者で正解だったという痴態も晒した。全部恥ずかしい。

 

プレイヤーとしてあるまじき行為だが、ビッグバンドサークルに所属していたとき、自分の演奏を聴き返すことがほとんどできなかった。その時の反省を今更活かすなど遅すぎるが、Podcastにフィードバックの時間を設けるようにした。

 

open.spotify.com

 

・今年の読書記録を取ってみたら、3ヶ月で6冊読了していた。年間で10いくかいかないかの自分にとって大きな進歩である。図書館で借りた本を1冊でもいいから期限内に読み切るという目標もクリア。欲張って10冊借りても1冊も読み切れないのが日常茶飯事なので、ちょっとはマシになった。あとは、じっくり腰を据えて感想を書く時間をつくりたい。先日読了したショーン・フェイ著『トランスジェンダー問題』は一読しただけでは整理し切れない著作だったため、長い時間をかけて噛み砕きながら整理したいと思った。いまはまずそういう根気が欲しい。スピードは二の次だ。SNSで身につけてしまった正確さを欠いてでも早く反応しようという反射神経を見直していくことが今の私に必要だと考える。そういったリハビリとしてのブログもありかもしれない。

 

柚樹ログバースデーイベント2023

「柚樹ログバースデーイベント2023」開催決定!

 

「柚樹ログバースデーイベント2023」の開催が決定いたしました。

本イベントはDVD等の販売・配信の予定はございませんので、是非会場へお越しください!

 

●出演:柚樹ログ

●ゲスト:????

 

【注意事項】
※本公演は、コンサート開催におけるガイドライン規制緩和に伴い、不織布マスク着用を前提に、声量の制限などなく全編において声出しをOKとさせていただきます。
※立ち上がっての鑑賞も可能です。

 

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