ヒーローズ・ログ

ニチアサを中心に、様々な映像作品の感想を垂れ流すためのブログです。

仮面ライダージオウ EP34「2019:ヘイセイのオニ、レイワのオニ」感想

令和初のニチアサ、令和初の『ジオウ』。記念すべき1話は引っ越し先の新居でリアタイ視聴をキメました。ちょうど引っ越し2日目かな。やたら朝早く目覚めたので荷解きをしながら朝9時を待つという。自分にとっても以後記憶に残りそうなニチアサでした。

 

予告に映った響鬼さんは誰なのか。「ただの鬼」認定された京介はどうなるのか。アナザー響鬼となったツトムは果たして救われるのか。か~な~り気になるヒキだった第33話からの第34話でしたが、そのヒキに対する答えとしては充分なものを感じる回だったかと。『アギト』編と比較すると少々地味な回ではありましたけど、だからこその『響鬼』。2005年のあの独特な作風は、確実に『ジオウ』に反映されていたと思います。

 

 

 

師と弟子

響鬼』のテーマである「師と弟子」。第34話全体にこのテーマが染み渡っていました。かつてヒビキさんと明日夢くんは鬼という関係でなくとも、師弟関係を持っていたと思うのですが、その明日夢くんが本来入るかもしれなかった「鬼としての弟子」という枠にするりと入り込んだのが京介でした。鬼としてヒビキさんの元で修業し、白銀の姿を手に入れた京介を見たのが13年前。あれから月日が経って師としてのポジションを確立したのかと思いきや、「俺は師匠のヒビキさんのようにはなれなかった...」と呟く姿は切なく、現実の厳しさを物語ります。

 

ツトムくんとの関係について、ヒビキさんの名を騙ったという京介。その嘘つき感というか、見栄を張る姿は、彼の性格を思うと相変わらずだなと。それでも、師としてツトムくんの世話をし、育てたという事実は嘘ではありませんでした。きっと段々と育て方が上手くいかなくなり、思春期のツトムくんを少し腐らせてしまったというのは想像に難くないですが、京介なりに頑張ったんだろうな...というのが最後の2人の和解から見えてきますね。

 

師としての資格がないと珍しく弱音を吐く京介。それを引き出したのは、誰に対しても絶妙な距離感で、遠慮なく物を言う我が魔王でした。そしてその弱音に対し、「そんなの関係ないよ。ツトムにとっては、あんたが響鬼だったんだ」と的確に励ませるのがまた良い。例え響鬼を襲名していなくとも、「ただの鬼」であっても、京介がツトムの師匠であることには変わりないんですよね。「響鬼」が「ヒビキさん」当人や襲名を意味するものから、「師匠」を意味する概念になった瞬間である。

 

第33話から幾度となくジオウ達の戦いに割って入り、アナザー響鬼を止めようとした京介ですが、ソウゴくんの言葉を受けて、嘘を捨て真っ向から説得に挑むのでした。「お前の存在が俺を支えてくれた。お前が俺を一人前の鬼にしてくれたんだ」。「偽りの師匠」として始まった師弟関係でしたが、弟子を鍛えることで京介もまた「師匠」として鍛えられていたのです。弟子が師を育てる。『響鬼』本編はどちらかというと「師は偉大」という目線でしたが、こういう逆からの視点もまた「師弟関係」ですよね。13年越しに新たな『響鬼』を見られたのは嬉しい限り。

 

 

レイワのオニ

ツトムくんへの説得を以て、師のヒビキさんから認められた京介。ポケットから出てきたのは何と響鬼ライドウォッチ。予告で「誰が響鬼なのか?」と物議を醸しましたが、その答えは京介でした。ウォッチを起動すると全身が燃え上がり、逞しく煌めくマジョーラカラーの鬼が現れる。「レイワのオニ」誕生の演出として素晴らしいカットでした。

 

この「響鬼継承」、リアタイで見た時は正直あまり納得がいっていませんでした。というのも、京介の内面の葛藤があまりにも見えづらく、視聴者目線としては、「つい先程気持ちが変わったばかりなのに、こんなにすぐに認められていいの?」と思ってしまったんですよね。ツトムを弟子にとってからの過程がもっと見えていたら、すんなりと入ってきたと思うんですけど。あと仕方ないとはいえ、ヒビキさんが日光で終わるという演出とかもちょっと雑だなと(笑)

 

でも色んな感想を読む中で、一つ見落としていた事に気が付きました。「響鬼継承」は決して恒常的なものではなく、一時的なものだったのです。だからこそライドウォッチによる変身という変則的な方法だったと。姿形が響鬼になる事ができたのは今回限りで、「本当に響鬼のようになりたければ鍛えろ」という、ヒビキさんからのメッセージだったのだと、私は受け取りました。その意図を掴んだからこそ、京介はソウゴくんにウォッチを返却したのだと思います。

 

響鬼』1期のOPである「輝」をバックに戦う響鬼。やはり艶があって美しいスーツだなあ。アナザー響鬼もカラーリングは似ているので、暗い工場内での両者の戦闘は物凄く映えましたね。ただ少し残念だったのは、ウォズのくだりが少し長かったこと。それなら「輝」が流れる前か流れた後にやってください(笑) 

 

輝 〜一之巻〜

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  • provided courtesy of iTunes

 

とはいえ響鬼の音撃打を再び見ることができたのは嬉しい事。流石にトリニティも太鼓というわけにはいきませんでしたが、シンプルな太鼓×キックの共演は逆に新鮮で、『ジオウ』響鬼回の〆として正解だったと思います。

 

そして今回のタイトルにもなった「レイワのオニ」について。これは京介が変身した響鬼のことだけでなく、ツトムくんの事も指すと思っています。京介の下で今後も修行に励むと思われるツトムくんは、いつか鬼の姿を手に入れ、一人前の鬼になっていくのでしょう。そんな彼や、彼に並ぶ次世代の鬼達の門出を祝福する意を込めて、「ヘイセイのオニ、レイワのオニ」と纏めたのだと思います。タイトルを通して、『響鬼』の世界観が今後も継続していくんだという事を示唆する。流石平成ライダー20作記念作です。

 

 

トドロキと祝福

京介達が葛藤する一方、完全に別ルートで動いていたウォズ。何故か成り行き上、トドロキさんに一日限定弟子入りすることになるのでした。いつもの服装から着替えたラフスタイルでふんどしに驚くウォズさん、可愛すぎかよ。

 

ウォズの弟子入りに動揺しつつも、ちゃんと教えを説くトドロキさん。当時の姿を思うと成長が見られて大変良いシーンでしたね。そしてその口から語られる師のザンキさん......。「今でも思うんすよ、師匠がいてくれたら何て言うかって。力になってほしいって」と師匠を想うトドロキさんの姿を見られただけでも救いですが、「君の存在が祝福そのものっすよ」とちゃんと師としてアドバイスする姿も同時に見られるなんて。ザンキさんが不在でも、立派にやれてますよ。

 

派手にしなくたっていいんだ。普通でいい。ただ側にいてあげるだけで、それは祝福なんだ。そう気付いたウォズの我が魔王バースデーイベントは、シンプルながら温かいものでした。まあそう言いながらライドウォッチケーキを作るという派手なことやっていますけれども(笑) ウォズの珍道中は、『響鬼』編の本筋と絡みませんでしたが、何だかんだ浮いていませんでしたね。京介が師としてツトムの側にいれば充分であるのと同様に、ウォズも我が魔王の側にいさえすれば、それは「祝福」なのだ。

 

そうそう、トドロキさんのファンサでもう一つ言うと、「日菜佳さん...」がありましたね。「たちばな」で働く立花家次女こと、立花日菜佳さん。演じる女優の神戸みゆきは、残念ながら本編から数年後に逝去されました。でも、『響鬼』の作品世界では日菜佳さんは生きている。トドロキさんの帰る場所に、彼女はいる。そう知れただけでも、当時の『響鬼』ファンは救われたのではないでしょうか。大変粋なホンでした。(もしかしたらトドロキさんは日菜佳さんと結婚していたりして...)

 

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トドロキさん、弟子を取るつもりは無いというスタンスですが、これを機に弟子とってみてほしいですね。トドロキさんと「レイワのオニ」となる弟子の成長譚を描く『RIDER TIME仮面ライダー轟鬼』。東映さん、ひとつどうですか。

 

 

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以上、第34話感想でした。令和初投稿。書きたいものが沢山溜まっていますが、全然消化できていない状態です。引っ越ししたて、仕事始めたて、1人暮らし始めたてと新しい事ずくめで、ブログ以外にやりたい事ややるべき事があるせいですね。

 

まあ、それも良い。ブログは趣味なんだから。ということで、書きたい時気ままに書いていこうと思います。『ガイア』感想とか相当残ってるしね(笑) 最近毎週水曜の配信さえ観る事ができていないので、まずはTSUTAYAにいこう。

 

そうそう、新居に入ってからBlu-rayプレーヤーを買いまして。初購入したソフトは『平成ジェネレーションズFOREVER』です。たのしい。本編のオーディオコメンタリー付き(山口監督×下山さん×白倉P)で鑑賞したり、佐藤健くんが出まくっているメイキングで泣いたりと、充実の1枚です。また、モー娘。のロッキン2018を観たり、ライブBlu-rayを買ったりと、ソフトが増えていく(笑) 一人暮らしの魔の手に惹かれつつ、通帳を観ながら気をつけつつ、気ままに楽しく暮らしていく所存です。

 

 

 

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