皆さんには、幼少期から忘れられないトラウマコンテンツはありますか?
私にはあります。
「天才てれびくんワイド」の番組内で放送されていた人形劇「ドラムカンナの冒険」です。
話の内容はほとんど覚えていません。なんならタイトルも「天てれ ゴミ捨て場 怖い」で調べてさっき知ったくらいです。それでも、実写の女の子がドラム缶のゴミ箱に落っこちた瞬間、薄暗い空間で薄汚い人形へと変身し、絶望に打ちひしがれる姿は、20年近く経っても強烈に脳裏に焼き付いています。
他にもNHKのプチプチアニメやホラー系のFlash動画、『平成うわさの怪談』シリーズ*1、『衛星映画劇場』のOP*2、GBASPのバグ音など、幼少期に不意に出会ってしまい、長らくトラウマとなっているコンテンツがいくつかあります。そんなトラウマを一旦封印すべく、いつか作品群をまとめた記事を書こうと思っていたのですが、なかなか気分が上がらず。
そんな中、ふと「フォロワーにもトラウマを負った作品はあるのか...?」と思い、マシュマロを募ってみたところ、何と30件近い回答が寄せられました!(みんなの記憶の扉開けちゃってすまぬ...)
幼少期のトラウマコンテンツ(アニメ、ドラマ、漫画、ゲーム、CMなど)ありましたらぜひ教えてください
— 柚樹ログ (@exloyrog) 2023年1月6日
(記事にまとめるかはわかんないけど面白そうだから募ってみる)
https://t.co/Rghl8luLHY #マシュマロを投げ合おう
ということで、本記事ではマシュマロやリプライに寄せられたトラウマコンテンツを、ざっくりジャンル分け*3して一斉に放出します。みんなで恐怖を共有し、トラウマを克服しよう!(無理)
金田一、コナン
幼少期というには自我が芽生えていますが、中学生時代にレンタルで借りた金田一少年の事件簿(堂本剛くんのです)の墓場島殺人事件はそこそこなトラウマです。 90年代のドラマってこれ、地上波に流せてたんだ…?みたいな表現を多く感じ、それを分かった上で見るようになった現在はそんなにでもなんですが当時はなかなかに高刺激でした…
初代金田一!検索したら墓場島殺人事件はトラウマ回で名高いのですね。90年代のドラマって結構グロ多めで今見ると思わず目を背けてしまう作品が多いような気がします。「ケイゾク」も怖かったし...。
幼少期のトラウマとしては、コナンの第一話ですね。
第一話のジェットコースターでの首が飛び跳ねるシーンですね。
首が飛び跳ねるシーン(生首は知ってる)を初めて知ったので首が脆い事に恐怖感を抱き、自分の首もふとした瞬間に取れるのでは無いかと不安になりました。
あ~わかります。自分も幼少期に見てたら絶対執拗に首回りを気にするようになってた。ランドのビッグサンダーマウンテンに乗ると未だに思い出しますもん。暗がりで襲い掛かってくる系のホラー禁止にしてほしい...(シャンプーおばけとかも)
コナンの美術館のオーナーが殺される話がトラウマです。悪魔が騎士に殺される絵に見立てた殺人だったんですが、絵の方もなかなかインパクトがあって…「こういう殺され方はされないように生きよう」と心に決めるほどでした…
美術館での殺人は定番ですね。よくそんなグロイ殺し方思いつくよなあ。ほぼ現実ではあり得ないのに、嫌すぎて「こうはなりたくない」と決意しちゃう感じわかります...😢
TVアニメ【名探偵コナン】「美術館オーナー殺人事件」は明日1月21日(土)18:00から!深夜の美術館を歩きまわる…と噂になっていた西洋甲冑が、オーナーを殺害…!?懐かしのエピソードがリマスター版で帰ってきた!読売テレビ・日本テレビ系で放送!お楽しみに! pic.twitter.com/d50WO4HasG
— 江戸川コナン (@conan_file) 2017年1月20日
コナンの伝説の館長回(原作)です
人間の狂気!コナンの方は図書館殺人事件の館長ですかね。一見穏やかそうな奴が見せる剥き出しの狂気ほど怖いもんはない…。
ディズニー
一体何が怖かったのか今になっては分かりませんが、ファインディング・ニモは開始10分で恐怖で爆泣きし連れてきてくれた祖母を困らせ、結局かなり序盤で映画館を出ました。
幼少期あるある:映画館で爆泣きし途中退場
自分の場合は「千と千尋の神隠し」の湯婆婆でした...。名前取られるシーンが怖すぎて...なのでおにぎりのシーンの存在はしばらく知りませんでした。
ニモの開始10分ってブルースも歯医者の女の子も出てないのに何が刺さっちゃったんだ...
ディズニー「ダンボ」より、ダンボがお酒を飲む時に見るピンクの象の夢。
ダンボの世界観と全く異なる、蛍光色強めで異常行動をし続ける象の映像を見せつけられ、幼心に莫大な衝撃とトラウマが刻まれました。ディズニー作品で1番見返したくない作品です。
ダンボ見たことないはずなのに記憶がある、何故......。ポリゴンショックみたいな点滅するやつですよね。あんなの幼少期に見たらそりゃトラウマになる。
ディズニーの映画が全般怖かったです。本当に子供向け?と思うほど、絵柄や話の展開にトラウマがあり、今でもちょっと怖いです。特に『白雪姫』の小人たちが怖くて、お話的には味方なはずなのに、小さいのにシワシワな顔や、手足が大きいのが謎過ぎて、悪い魔女よりよっぽど怖かったです。"おとぼけ"という小人が石鹸を飲み込んで、泡を吐きながら、目をキョロキョロさせて、しゃっくりをするシーンを見た時は石鹸すら怖くなりました。アメリカの子供向けアニメの誇張した表現が理解できず、スポンジボブやシンプソンズは今も怖いです。
ダンボに続いてディズニー案件。特に戦時下のディズニー作品は容赦ないですね。あいつら「おとぼけ」っていうんだ...。日用品にまで影響を及ぼす強烈なトラウマ...。アメリカの誇張表現ってグロに片足突っ込んでますよね。
私の個人的な幼少期のトラウマはくまのプーさんに出てくる「ズオウとヒイタチ」です。
プーさんの夢の中に登場したハチミツ泥棒なのですが、サイケデリックな色彩と不気味な音楽に合わせて自由自在に姿を変えたり増殖していく様が怖かったです……
ダンボの夢に似たサイケデリックな描写…。意図のわからなさを聴覚と視覚で同時摂取したらトラウマになります。どういうメンタルで制作しているんだろう…。
クレヨンしんちゃん
個人的なトラウマは、クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!です。
特に、風間くんのママの姿とか印象に残ってます。
これを観てから5年間くらいこんにゃくが食べれなくなりました。
クレしんのトラウマもありますね~!口で驚かせてくるやつだ。こんな呑気なタイトルなのに容赦ないホラー映画...。「オトナ帝国の逆襲」とアミーゴはクレしん二大トラウマです。
有名ですが、クレしんのねねちゃんのウサギが夜な夜な話し始める回です...確か数話あったと思うのですが、ガチホラーでした。クレしんは劇場版といい、トラウマ生み出しがち...笑
クレしん2つ目きた!普段サンドバッグにしているウサギがゆらゆら動き出すやつ...。あの絵柄と薄気味悪い演出の相性が妙にいいんですよね~。
子ども向けアニメ
幼少期のトラウマコンテンツで思い出したのですが、アニメ「うちのタマ知りませんか?」の「さまよえる首輪」という回が怖かったです。
戦時中に飼い犬を失った女の子の幽霊が、現代で幸せそうに暮らしているタマの飼い主から飼い猫のタマを奪おうとする話で、子ども向けアニメにしてはかなり重い内容でした。
知らない作品だ!あらすじの時点で怖いです。ゆるふわアニメで唐突に現れるトラウマ回、エンカウントした時点で詰みですよね...。流石にオチは感動系になるだろうから、今見直せば印象変わるかもしれない。いや無理か。
小さい頃にアニメの再放送で見た「ガンバの冒険」に出てきたラスボス、白イタチのノロイです。圧倒的な画力で鬼気迫る描かれ方をしていてめちゃめちゃ怖かったのと、エンディングテーマが暗くてそれもトラウマです。
調べたら「底なしの悪意を持つ殺戮狂のイタチ」って説明されていて震えました。何ちゅうラスボス。昔のアニメのエンディングテーマって何であんなほの暗いんですかね...。
トムとジェリーの「白いくじら」回がトラウマでした…
確か白いくじらも怖かったような記憶があるのですが、その中に出てくる船長?がとても怖くて、今でもちょっと見ると寒気がするレベル…笑
肌が真っ白で片手がフック、両足が足首までしかなく、なんかずっと怒鳴ってたような…?
とにかく顔も怖いし、子供向けのビジュアルでは明らかにないような気がします笑
こっそり見てみたのですが、船長のパワハラぶりが度を越していてダメでした...人間コワイヨ......。
アニメ『学校の怪談』はトラウマの宝庫です。第8怪が特に印象に残っていて、Webサイト『黄泉ネット』にアクセスすると地獄に引きずり込まれる話で、誰もいない街の描写が妙にリアルで、しばらく一人になるのが怖くて仕方なかったです。。
「学校の怪談」シリーズもありましたねー!00年代のWebサイト表象は今見ても怖いのに、小さい頃だとちびっちゃうレベルで不気味に映りましたよね…。
NHKでやってた5分くらいのストップモーションアニメの「ハムスターサム」です
生まれて初めて目的の分からない不気味な映像に出会って、得体の知れない恐怖感に包まれたのを覚えています
プチプチアニメからのエントリー!あの手の不条理な作品って言いようのない恐怖が襲ってきますよね。下手なホラーよりよっぽどこわい…。
劇場版アンパンマン(どの作品か失念)と劇場版ドラえもん(恐らく緑の巨人伝)は訪れる困難への絶望が大きすぎてクライマックスの一致団結→解決で昇華できずこんなの子供に見せるものじゃない、とずっと思っていました。いまだにそう思います。いずれも弟の付き添いで小学生のときに見たと記憶していますがこの手の劇場版は全部怖すぎる
ビジュアルじゃなくて展開がトラウマになるパターンもありますね!いくらなんでもこんなクソデカ脅威を用意せんでええやろ......っていうね。ガオレンジャーのウラ戦を思い出しました。
映画
モロの目は意外なトラウマ!確かにアイツめっちゃ睨んでくるしな...。ジブリ系のトラウマはどの世代でもきっとあるんじゃないでしょうか。宮崎駿は少しは手加減してほしい。
ギレルモデルトロの青白い女です
ド直球怪異!ビジュアルのインパクトにやられて数日間夢に出続けるやつ...。
ハリポタのドビーです ドビーは悪い子!と頭を壁にガンガン打ち付けてるシーンがとても苦しくハリポタはそこで挫折しました。
い、痛い!つらい!ホラーっていうか心が痛む系のトラウマですね。
「秘密の部屋」のキャラクターってことは序盤で挫折しちゃったんですね...。ドビーには悪いがそこだけカットしてくれ.....
映画「チャイルド・プレイ」に出てくるチャッキーが幼少期のトラウマです。記憶の彼方に追いやっているので今となってはどこがどう怖かったのかも曖昧ですが、あれ以来リアルな人形(ぽぽちゃん等)が怖くなりマトモに顔も見られません。ホラー映画は大好きですが「チャイルド・プレイ」だけは一生見返す勇気がありません!!!!!!
チャッキーはド直球の恐怖。あいつマジで害しかないからな…。ホラー好きでもこいつだけはムリ!って作品ありますよね。何でも楽しめるわけじゃねえんだぞっていう。
ゲーム
あああわかります、もりのようかんは全小学生のトラウマ...。文字面見た瞬間BGMが頭に流れて寒気がしました。初代のシオンタウンもだけどポケモンってトラウマ生みがち...。
幼少期と言っていいのか分からないけど、小学生でポケモンをプレイしていて、シオンタウンに入った時のBGMが怖すぎて音消してました…。
シオンタウンともりのようかんはポケモン二大トラウマですねえ…。投稿者さんがプレイしてたのは初代かリメイクかわかりませんが、どちらも怖かった記憶があります…。
DSの「マリオ&ルイージRPG2」ですかね?確かに毒キノコみたいな奴不気味だった。やったことないのにサントラをクラブニンテンドーで貰った思い出…。キノピオとヨッシーは果たして無事に帰ってこれたのでしょうか…
幼少でもないけどMOTHER2のムの修行とラストダンジョンに行く手段
さらにもう大人になってからだけどMOTHER3のタネヒネリ島とラスボス登場の展開は「ヒエェェェェェ」ってな?
MOTHERはたしかに怖い!自分じゃプレイできないので実況動画を薄目で見ていました。それでも怖かった。スマブラでプレイしている時はまさかこんなゲームだとは想像だにしていなかった。
絵本
小1のときに読み聞かされた「ストライプ」という絵本が怖すぎて何年も夢に出てくるレベルでトラウマでした。人目を気にして嘘をつくと体の色が変化する女の子の話だったのですが、当時はとにかく絵が怖すぎてなんのメッセージ性も受け取れませんでした、、
ほんとうの自分を出せると体の色が戻る的な話の筋は見えましたが、にしても色味が不気味ですね…。夢に出ちゃう…。
おしいれのぼうけんですかね
うわあああ懐かしい!絵柄が怖いっすよね……
ちなみに私のトラウマ絵本は「とべバッタ」です。こいつのせいで虫全般が苦手になりました。表紙さえグロいのでここには載せません。虫苦手な人は気をつけてね......。
その他
にほんごであそぼの、雷の狂言はめちゃくちゃ怖がってました…
「にほんごであそぼ 雷」で検索すると、NHK公式が動画上げてくれてます。
短いけどこれは...なかなか怖いな......。なまはげの類のトラウマ。ちびっこが舌たらずでよかったです。野村萬斎の「ぐあらぐあら」が恐ろしい迫力。
ほん怖で、堀北真希が主演の回が信じられないくらい怖かったです。カラオケのとある部屋が舞台なのですが、当時無名の桐谷美玲がなんとも不気味でした。
ほん怖きた!「6番の部屋」ですかね。世にも奇妙派なので知りませんでしたが、カラオケボックスの怪異とか絶対無理。あらすじだけ読んだら桐谷美玲は味方っぽいですが取り憑かれるのか…?
NHK人形劇の「牛方と山んば」です。あれは怖すぎた
検索して秒で閉じました。顔面がもう怖い。人形劇って容赦ないですよね……。
広島市出身ということもあるのですが、基本的に児童館でみた原爆関係の映画は基本的にトラウマです。(『伸ちゃんの三輪車』と『はだしのゲン』)あと歌だけど「折り鶴」。
戦争・原爆関係の作品は風化させないために知っておくことは必要ですが、受け入れ難い描写が多くて幼心にズシリと来ますよね…。特に映像表現は音も画もより臨場感が増すので忘れられないですよね。
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以上、30件近く寄せられた幼少期のトラウマを紹介してきました。人気アニメ、ゲーム、絵本、人形劇、狂言など多岐に渡る作品が挙げられましたが、トラウマを覚えるポイントがそれぞれ異なったのが興味深かったです。人間の狂気、シンプルな怪異、ビジュアルの迫力、不穏な演出、絶望的なストーリー展開などなど...。大人になってホラー好きを自認していても、あの時受けた傷だけは拭えない...というのもなかなか根深い話です。マシュマロに投稿し、共有したことで少しは傷が癒えたらと思いますが、自分はむしろ色々思い出しちゃったりして....(笑)
それでも一旦記事にすることで、かつての恐怖心を少し浄化できたような気がするので、まとめることができて一安心です。投稿してくださった皆様、ありがとうございました!
...てか年明けからトラウマコンテンツばかり摂取しちゃってる2023年、大丈夫?呪われない?
↓年始初っ端から浴びたトラウマコンテンツ
【配信中!】フェイクドキュメンタリー「Q」シーズン2第1話「ノーフィクション」公開!引きこもり38年—、彼女は何故家から出られないのか? #Q #pro9ramQ #JapaneseHorror
— フェイクドキュメンタリー「Q」 (@pro9ramQ) 2022年12月31日
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↓ニコニコ大百科にまとめられていたトラウマ集。軽めのも多い