ヒーローズ・ログ

ニチアサを中心に、様々な映像作品の感想を垂れ流すためのブログです。

仮面ライダージオウ EP05「スイッチオン!2011」感想

こんばんは、ログ(@exloyrog)です。

 

今日は用事があってリアルタイムで見られず、少し遅れて視聴したのですが、もう既に3回観ました。正直ここまでのジオウの中でずば抜けて面白かった...。色んな理由がありますが、何より『フォーゼ』というレジェンド作品の扱い方がめちゃめちゃ上手かったからかと。自分、フォーゼが大好きなので。

 

フォーゼだけでもヤベーイ!のにファイズまで出てくるんだからもうビックリな第5話、感想行ってみましょう。

 

 

「レジェンドから逃げない」、その真意

 

以前から白倉Pの発言として気にしていた、「レジェンドから逃げない」という今作の方針。これ、オリジナルキャストを全部出すよ!というキャストオファー的な意味だと思っていたので、こちらの証言本でこう触れられた時は少し落ち込みました。

 

 

白倉 オリジナルキャストの出演は、絶対の決めごとにしてはいません。平成ライダーの登場には、ジオウへのアイテム授与という、過去のライダーから現在のライダーへのバトンタッチ的な儀式の要素がある。ただ、バトンタッチの儀式がないとアイテムが手に入らないことにしてしまうと、展開が縛られます。なので、抜け道は用意してありますね。それと、この「平成祭」みたいな展開、じつはそんなに長く続かないかもしれません。過去19作あるので、2話1エピソード構成で1作ずつ触れていけば、38回はできるんですが……それは今年いっぱいでいいかもしれない。 

・前同(P73)

https://exloyks.hatenablog.com/entry/2018/09/23/135439

 

 

 

exloyks.hatenablog.com

 

 
そして今回のレジェンドキャストは以下の5名。
 
『フォーゼ』より
・大杉忠太先生
・近藤大太(『アルティメイタム』より怪人同盟メンバー)
・根津誓夫(上に同じ)
ファイズ』より
・乾巧
草加雅人
 
 
これを見ると、ファイズの2人はメインライダーなのでおおっ!と興奮するのですが、弦ちゃんや流星、最初のライダー部は出ないのかよ!とちょっと残念に思っていました。
 
が、それにも関わらず、今回は確かに「レジェンドから逃げない」という姿勢がハッキリと示された!!と感動。何故かっていうと以下の点が達成されたからです。
 
 
 

①2018年の「天高」「ライダー部」を描いた点

 
青が基調の特徴的な制服、アメフト部・チア部・陸上部などの面々、校門に構える「天ノ川学園高等学校」の文字。「あ~!天高だ~!!」と一目でわかる数々の要素に、2011年のあの頃を思い出して懐かしくなりました。また、ライダー部もしっかりと存在。『アルティメイタム』の時代、すなわち2017年に入部した近藤らが続けており*1、顧問に大杉先生がいて、ライダー部はまだまだ続いていく!というのが見えて感無量です。出てこなかったけど、きっとミヨッペやイナズマンの子、ルビィちゃんも部員なんだろうなぁ...。と思うと胸アツ。
 
そしてそんな部員の2人が、ライダーのジオウとゲイツを目撃し、「都市伝説は本当にあった!」と興奮する姿にも嬉しくなっちゃいましたね。ライダーを囲んでがやがやする部員。これこそ『フォーゼ』の醍醐味だと思うので。
 
(ただ、5話に出てきたのは『フォーゼ』の力が無い場合のライダー部なので、ラビットハッチやスイッチ関係は全て消え、なかったことになっています。写真にもラビットハッチで撮ったものは見当たらないし。それでも皆が何らかの形で出会っているということなんでしょうね。『仮面ライダー』の都市伝説を追う部、というのは初期の『フォーゼ』にも匂わせるものがあったし、そういう形で要素が活かされたのにも嬉しくなりました)
 
 

②ライダー部の歴史が確かに存在していた点

 
現ライダー部の部室にある写真や旗、はやぶさくん、ライダー部のマスコット画、段ボールで造ったライダーの面などなど。まだ見逃してるものもあるかもしれませんが、小物を使ってライダー部の歴史を上手く表現できているのがすごすぎる。弦ちゃん、賢吾、ユウキ、美羽、大文字先輩、JK、友子、流星の7人が創って、OB・OGになり、今も続いているんだ...と熱くなりました。これはもう坂本監督だからできる技というか。あと写真OKってことは各キャストの事務所OKも取れたということなんでしょうかね。泣きそう。
 
そしてこれも上手いな!と思ったのは、ウォズの「流れ星」というキーワードから「朔田流星」に迫った点。いやまさかそこに言及する!?とびっくり。恐らく「流れ星」というキーワードが『フォーゼ』関連というのはミスリードで、『ファイズ』の「流星塾」あたりと絡んでくるのだとは思うのですが、こういう話の自然な流れでレジェンドの流星に触れるとは思っていなかったので新鮮かつ驚きでいっぱいでした。それと、「まさかメテオが出るのか!?」と視聴者に期待させるのも大変GOOD。いやウォズがアナザーフォーゼを止めた時、一瞬流星(=吉沢亮)が助けに来たのかと思ってビビりましたよ。こういう驚かせ方は今までの共演モノでは真新しく、『ジオウ』ならではだなぁと唸りました。
 
 

③ライブラリと代役を上手く使った如月弦太朗

 
そしてもう一つ、東映がついにここまでやるのか!?と思ったのが、弦ちゃんの表現法。レジェンドとして『フォーゼ』を扱うからには当然主役の弦ちゃんに触れなくてはならない→けど福士蒼汰を呼ぶハードルは高い。ではどうするか?となった時、自分だったら①と②の要素でも十分だと思うんです。大杉先生が弦ちゃんから託されたウォッチを箱から出し(ここで箱の中に園田先生の写真が入ってるのが大杉先生らしすぎてあまりにポイント高い)、弦ちゃんのことを匂わせながら託すだけでもよくやった!という感じ。
 
ですが、ダメ押しとばかりに使ったのが、過去の声のライブラリと代役。2018年では行方不明の女子生徒に関するビラ配りをする教師・弦ちゃんの後ろ姿を見せたり、2011年では前回ラストの制服弦ちゃんや、スコーピオン・ゾディアーツと戦闘時の声ライブラリ流用→変身解除で代役を使ったりと、全く違和感なく処理してくれました。ありがとう、それしか言葉が見つからない。(てか背丈がめちゃくちゃ似た代役を持ってきた人天才か?)
 
このライブラリ使用は『平成ジェネレーションズ』の鎧武でも使われた、おそらく坂本監督流のやり方なのですが、ついにテレビでもやったかと。かなりの冒険だと思いますが、ここまで上手くやられたら文句はありません。今回の『フォーゼ』の描き方で、今後の『ジオウ』でのレジェンドの扱い方に可能性が見えた。そんな確信が持てて嬉しいです。
 
 
 
という感じで、『フォーゼ』という作品自体を『レジェンド』として扱う。キャストをただ出すのではなく、しっかりと向き合うスタンスは、まさに「レジェンドから逃げない」姿勢なのではないでしょうか。
 
 
そしてもう一つ、今週良かったと思うのは、こういったかなり大きな挑戦をしているのにもかかわらず、『フォーゼ』がわからなくても面白い!と思える点です。後述しますが、あくまで主役は『ジオウ』だ!と言わんばかりに5話のテーマはソウゴとゲイツツクヨミの関係性を通して見る「仲間とは?」という点にフォーカスされてて、そこがメインだと強調されています。だから『ジオウ』単体で見ても面白い。このレジェンドとのバランス感覚が、特に今回はしっかり描かれていたのではないかなと思いました。
 

 

 

仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム

 

対極カラーの2作から継承する「仲間とは?」

ここまで『フォーゼ』のことを書いてきましたし、もうこれだけで十分では?って思ったところに投入されるまさかの『ファイズ』。次回6話でどのように『ファイズ』という作品が扱われるのか?555が平成ライダーの中でも最も好きといっても過言ではない自分にとって、不安もあり、期待もありって感じなのですが、今回の『フォーゼ』の扱い方を見る限りきっと大丈夫だと思ってます。でも、ホント凄い挑戦だなぁと。
 
今回2作を通して継承するテーマは「仲間とは?」というものだと思うのですが、これを描くために、平成ライダーの中でもカラーが対極とも言える2作を持ってくるのが面白い。『フォーゼ』はシリーズの中で最も陽性で、「ライダー部はみんな仲間!」「この学校の全員が友達!」と、「仲間」を扱う上では一番やりやすいのではないかなと思う作品。一方、『ファイズ』はシリーズで最も陰性でシリアス、かつドロドロした人間関係が特徴的。それを通してどう「仲間とは?」を描くのか。恐らく、巧と草加の奇妙な仲間関係を活用するんでしょうね。
 
巧と草加の関係ってシリーズの1号・2号関係の中でもかなり異質だと思ってて、基本は馴れ合わず、それどころか草加は巧のことを敵視するという、最悪ともいえる関係なんですよね。それは最後の最後まで変わらない。いや、むしろ巧の正体を知ったことによりむしろ悪化します。それなのに、戦闘時の連携の取り方は、むしろシリーズの中で最も上手く、強い。ファイズ・カイザの連携プレーで右に出る者はいないといっても過言じゃないほどです。そんな、利害関係を一種の仲間として扱うのが、次回なのでしょう。(ただ、巧は次回にもあるように草加のことを仲間だと思っていて、心からは信頼してなくとも、嫌ってはいない。そんな微妙な心理の関係性がこの作品の醍醐味です)
 
そんな陽と陰の両極から、ソウゴとゲイツツクヨミが学ぶであろう「仲間とは?」。どう落としてくれるのか、来週が待ち遠しいです。
 

 

 草加の目的

今回のメインストーリーのひとつは草加の暗躍。次回の主軸になってくるのでしょうけど、何故草加は女子高生を襲ったのでしょうか?また、アナザーフォーゼ/アナザーファイズの敵の目的との関連性とは?色々考えたり、ツイッターでの考察を見たりしましたが、とりあえず草加が襲った女子高生はオルフェノクという線が濃厚なようですね。
 
そもそも草加って本編で死んでるので、今回アナザーファイズが生まれたことで、ファイズやカイザの力が失われ、死ななかった(木場に殺されなかった)世界に変換されたと思われる今回。でも、ベルトの力ってオルフェノクの存在とは直接は関係ないので、ベルトが失われてもオルフェノクは存在する。ここが鍵になってくると思います。また、オルフェノクがいるということは、流星塾の事件は存在。オルフェノクに対し、復讐の鬼となった草加は健在です。それが今回の女子高生とどう関係するのかは...ちょっと難しいですね。もしかしたら死人だから改変前の記憶があるとか、そういう要素も入って来るかも。色々謎がある感覚は当時を思い出して嬉しいです。
 
そして敵の目的は、2011年の山吹カリンを蘇生させる?とかその辺りですかね。コアスイッチらしきものに女子高生を吸い込んでエネルギーを集め、蘇生させるとか?何かそれだとキバのファンガイアにライフエナジーを与えてるみたいな感じになりますが。オルフェノクにそういうのあったっけ。次回予告で涙を流すアナザーファイズくんには何かドラマがありそうです。(ちなみにアナザーファイズくんの役者さんは『牙狼 魔戒ノ花』で魔戒騎士・クロウを演じた水石くん。特撮繋がりで嬉しくなっちゃいました)

 

 

 

爆発・爆発・爆発!!!

 

ストーリーだけでなくアクション面も充実な今回。爆発時の火薬の量が段違いすぎて、俺達の坂本監督!!!と興奮しました。ただ坂本監督にしては生身アクションやツクヨミの太ももアングルは特になく。もっとツクヨミの太もも見せて!

 
フォーゼアーマーの戦いっぷりには弦ちゃんらしさもあり、その点も熱かったですね。宇宙行くー!と若干違う気がするソウゴくんは必殺技のきりもみキックのためにわざわざ宇宙まで。いやあこれこそフォーゼ。なぜ宇宙でキックしたのにわざわざ戻って来て大爆発すんねん!!とか言いたいのに、かっけえからいいだろ!と問答無用な感じも坂本監督のらしさ全開で笑っちゃいました。
 
また、アナザーフォーゼがアストロスイッチ祭りなのも楽しかったですね。ロケットやタンクを惜しみなく使うのはフォーゼアクションならでは。形状も、ゾディアーツを素体としたゴツイ感じで、フォーゼなのに怪人という難しい要素を見事に落とし切っていました。そしてあんなナリなのに宇宙キター!とかリーゼントキュッとかやってくれるのがチャーミング。
 
そこから出てくるアナザーファイズも、ファイズのスリムな体型と真逆なゴツイ感じが非常に良いですね。アークオルフェノクを明らかに意識した複眼と体つきには惚れ惚れ。次回どんな戦い方を見せてくれるのか楽しみで仕方ありません。クリスマとか打ってくれないかなー!
 
また、それ以外の見どころはゲイツビルドアーマー。アイテム系ライダーだからこそできる互換性なのですが、フィギュアとかの制約があるのか、これまでのライダーではあまり見られませんでしたし、しっかりやってくれそうで嬉しい。鎧武のバナナアームズみたいに一回切りじゃなくて、たくさん使ってほしいです。ジオウのゴースト・ドライブアーマーも見てみたいですしね。
 

 

仮面ライダージオウ DXフォーゼライドウォッチ

仮面ライダージオウ DXフォーゼライドウォッチ

 

 

 

以上、5話感想でした。いやあ、『ジオウ』ついに始まった。前回までは楽しみながらも、ぶち上がる感じはなかったので、こっからが本番だなぁとワクワクしてきました。
 
ネットニュースにもなっていましたが、次なるレジェンドは『ウィザード』からビーストこと仁藤攻介!!『ウィザード』はVシネもなかったのでめちゃくちゃ久々では??マヨネーズやテント健在なのも何より。
 
晴人くんじゃないところに大人の事情を感じつつ、でもその偶然性みたいなものが面白いな~と思います。また、今回見えた「レジェンドから逃げない」姿勢で、何が来ても怖くない。今後がますます楽しみです。
 
 
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*1:正確には事件の後、「少年同盟」を結成し、ライダー部がバックアップすることになったのが『アルティメイタム』のラスト。でも改変後の世界ではもしかしたら普通に入部したのかもしれません。あと近藤めっちゃ喋るやんっていう。