零れ落ちる前に。

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仮面ライダージオウ EP04「ノーコンティニュー2016」感想

こんにちは、ログ(@exloyrog)です。
 
さて、第4話。エグゼイド編も完結です。毎週こんな感じで「◯年ぶりのレジェンドだー!!!!」→「ああ、もう見れないのか...。寂しい」を繰り返すんでしょうか。記念作品ならではの楽しみ方・感情の振れ幅ですね。
 
次回のたたたたっくん!!!に555世代的にはヤバイですが、一旦気持ちを落ち着けていきましょう。

 

 

 

永夢先生の信念と受け継ぐソウゴ

 
冒頭襲ってきたり、記憶が消えてソウゴ達を認識できなくなったり大変な永夢先生。ただ、彼が「邪魔しないでほしい」と言ったということは...「患者を優先する」時ですよね。飯田さんを追うシーンで例の屋上が出てきて嬉しい!このBGMを流したくなります。
 
My Destiny

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アナザーエグゼイドになった飯田さんの目的はケイスケくんの臓器を見つけること。それを見抜いた永夢は、飯田さんを阻止し、ケイスケくんの傍につかせてあげようと動いていたのでした。これは患者=ケイスケくんの笑顔を取り戻すために、という本編の永夢先生のモットーですね。『トゥルー・エンディング』の家族を思わせる一幕です。本編も思い出して懐かしくなりました。
 
今回特徴的だったのは、永夢が飯田さんを諭すのではなく、彼ら2人の意図を見抜いたソウゴが説得に臨んだ点。エグゼイドらしさを活かしつつも、この番組はジオウだと示す上手いシーンでした。その説得の際に、「助けたい人を助けるために必死になっているのは、ここにいる皆の共通点」だと、飯田さんも含めて語ったのがソウゴの良い所ですね。例え間違った方向に行っても否定せずにまずは受け止める。ソウゴのキャラクター性がだんだん見えてきましたね。
 
そんなソウゴを見てウォッチを渡す永夢先生。この2人はメタ的には先輩・後輩関係なのですが、同じ志を歩む同志という感じがしました。戦兎の時とはまた違って良い関係性だと思います。
 
あと、ケイスケくんを救えるのは天才外科医・飛彩先生というのもエグゼイドらしさでした。
 
 
 

衝撃のキメワザバンク破壊

 
今回の目玉は何と言ってもエグゼイドアーマー。「ノーコンティニューで!」「なんかクリアできる気がする!」の可愛い掛け合いから始まり、「ヒット!」「クリティカルストライク!」と文字表示が全てカタカナになるというソウゴくん必殺のお馬鹿改変が炸裂します。前回の「よくわからない数式」のバトンを受け、中澤監督がやってくれました。こういう形で当時の監督が、セルフパロディをするのは非常に面白いですね。今後の監督も何かしら工夫してくれるのか、画的に楽しみです。
 
そして1番の衝撃は「クリティカルストライク!」のバンクで攻撃。「なんか違う」どころじゃなくて、「それやっていいんだ!?」というか、「それ壊せるんだ!?」というか。笑 ソウゴくんの攻撃法はなんでもありって感じで良いですね。こんな子がオーマジオウになるなんて。
 
それと面白かったのが、エグゼイド本編の2話再現。というかあれは一部映像流用?詳しくは確認していないですが、何にせよ2話でブレイブ・エグゼイドが共闘する時間軸に飛ぶというビジュアル的にわかりやすいタイムトラベルを見せてくれたのが好印象でした。近年の作品ならともかく、昔の作品だったらどうするんだろう。せっかくなら演出にこだわってほしいなあと期待しています。あと2016年の飛彩先生が今よりツンツンしてるのも◎。
 
最後に、アクション面ではロボットバトルがありましたね...。正直一回見た時はあんまり印象になかったんだけど。もうちょっと派手な戦いを見せてほしかったなと思わなくもないので、今後期待してます。
 
 
 

道を誤ったら倒してほしい

 
今回でソウゴ・ツクヨミゲイツの関係性をどういう方向で描いていくのか、その方向がハッキリとわかりましたね。特にソウゴの「俺がオーマジオウになる道を選びそうだったら、いつでも倒してほしい」というスタンスが目新しくて印象的。
 
ソウゴは「俺様系」主人公ではないですが、周りに対して「挑戦的系」主人公で、先輩だろうが構わずタメで当たって行きます。そのスタンスが同期の2人にも現れていて、「俺は俺の信念を貫くから」と挑戦的。ただその上で、「2人を信頼してるから、何かあったら倒してほしい」という器の大きさを見せるという不思議なキャラ造形をした主人公だなと思います。だんだん魅力を感じてきました。
 
個人的に、というか皆さんそうだと思うんですが、ゲイツくんがソウゴを庇うシーンを見たいですよね。敵にソウゴが貶されるのを見て庇う時に「アイツはそんな奴じゃない!それに、アイツを倒すのは俺だ!」的なツンデレを見せてほしい。
 

 

EXCITE

 

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以上、4話感想でした。エグゼイド編はビルド編よりもスッキリしていて見やすく、とても面白かったです。何より変身しなくても患者としっかり向き合うドクター・宝生永夢と鏡飛彩が見られたのが嬉しい。彼らはライダーでなくてもヒーローなのです。ドライブのゴースト特別編で、ドライブに変身できなくても俺は刑事で仮面ライダーだ!と叫んでいた彼を彷彿とさせました。
 
ただ一つ気になったのは、アナザーライダーはライダーの力でないと倒せない、というのがウォズから説明されたシーン。補完計画2.5話で語られたのに、本編では今回語られるという。合わせてできなかったのかな~とちょっと不満でした。
 
そして次回は...なんとフォーゼ×555。弦ちゃんらしき後ろ姿は今回だけの代役?その辺りはちょっとわかりませんが、『平ジェネ』の鎧武のように、キャストを呼べなくてもちゃんとキャストがいるように見せてくれるのはさすが坂本監督。ドッカンドッカン爆発するのも、たっくんや草加が出るのも、ライダー部の先生と怪人同盟(アルティメイタムの人達)が出るのも楽しみ。要素が多すぎて平静を保てるかわからない次回です。
 
 
 
 
 
 
 
あと余談。
 
 

 

 

 

キバ編、よろしくお願いします。東映さん。

 
 
 
 
 
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