零れ落ちる前に。

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仮面ライダージオウ EP13「ゴーストハンター2018」感想

こんばんは、ログ(@exloyrog)です。

 

通りすがりの仮面ライダーの数年ぶりの登場に湧き立った12月の第1日曜でしたが、『ゴースト』メンバーも負けていませんでした。そこにアナザーゴーストのドラマや、ウォズの暗躍も盛り込み、欲張りまくりなゴースト編前編。それでも、とっちらかっているという印象は無く、面白いのは凄いなあと感心しちゃいます。

 

 

 

通りすがる世界の破壊者

『ジオウ』が平成仮面ライダー20作品記念作と初めて聞いた時から、「きっと出てくれるに違いない」と思っていたディケイド/門矢士。先週の驚きから一週間、その姿がいよいよ現れました。『ウィザード』特別編の放送は2013年9月なので、テレビへの登場は5年ぶりですね。「通りすがりの仮面ライダーだ」「だいたいわかった」「世界の破壊者だ」などなど、名言が続々。少々ジンガっぽくドスの効いた声でしたけど、ディケイドアーマーを継ぐということはそのうちこちら側に付いてくれるということでしょう。いやあ、嬉しいなあ。

 

しかも士くんとして登場するだけでなく、アギトや響鬼に変身するという破格の優遇っぷり。2期ライダーへの変身は次回以降にお預けでしょうが、とにかくカメンライドが久々に出てきたことへの嬉しさといったらないです。夜の雨の中や駐車場など、暗い中での戦闘が似合うアギト。魔化魍を退治するかのように、ゴーストアーマーを叩き清める響鬼。ジオウやゲイツのアーマーも良いですが、やはり本物が出てくると興奮しますね。厳密には本物ではなく、カメンライドなんですけど(笑) ややこしいけど、ゲイツのアギトに対する勘違いも含めてこれぞディケイド。

 

アギト、響鬼にカメンライドし、ファイナルアタックライドをしてくれただけでも嬉しすぎるのに、2期ライダーにも変身し、ディケイドウォッチを継ぐんですよねきっと。特に2期ライダーへの変身とアタックライドは気になりすぎる......。結局最後に使用したカードはダブルまででしたよね。オーズ以降に変身する姿、まあ全部見られるとは思いませんが、やれるだけたくさんやってほしいと思います。せっかく「ネオディケイドライバー」として販売するんですし。

 

 

p-bandai.jp

 

 

残念ながら商品化はされていませんが、ファイナルフォームライドも妄想しちゃいます。オーズはタカカンドロイド、フォーゼはロケット、ウィザードはでっかい指輪、鎧武はミカン、などなど。「ちょっとくすぐったいぞ」と言って後輩たちの関節を外し、戦いが終わった後に景色を撮る士くん。ピンボケの写真を撮って旅する姿が容易に浮かびます。あ~、こんな語ってたら『ディケイド』見返したくなりました。TTFCやAmazon Primeで観られるので皆さんも是非!!

 

 

第1話「ライダー大戦」

 

 

「孫み」よりも「兄み」

門矢士が登場するだけで文句なしの大盛り上がり回でしたが、『ゴースト』組も全く負けていない活躍っぷりでした。今回のアナザーゴースト事件に、不可思議事件研究所として大きく関わるタケル・ナリタ・シブヤ。ゴーストの歴史が改変された世界で、彼らがどういう経緯で研究所を立ち上げることにしたのかわかりません。しかし、彼らの行動力を見ていると、眼魔がいなくても立派に人助けをしてるんやな......と目頭が熱くなりました。

 

特に注目したいのはタケル殿。西銘くんの演技の上達っぷりには目を見張るものがあります。彼の「重み」が乗った演技が生んだ天空寺タケルは、確かに「レジェンド」でした。正直、『平ジェネFINAL』でもまだレジェンド感は薄かったと思うんですけど、今回はもう文句なしでしたね。彼から感じられた「孫み」は健在でしたが、そこには「兄み」も乗っていたように思います。うん、逞しくなったよタケル殿。御成がいたら「立派になられましたなあ」と泣いているに違いない。

 

 

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そんなタケル殿が追うアナザーゴーストの正体は、妹を守って死んだ警察官の兄。何と、ウォッチの効力は死体にも効くんですね。おっそろしい。悪に堕ちるくらいならここで死んだ方がいいと散った彼の正義感を踏みにじるような行為に、吐き気を催す邪悪を感じました。

 

彼を倒してしまったら、死んでしまう。5,6話のフォーゼ×555編に近いですが、護られた妹がここにいる手前、中々難しい問題です。『ゴースト』本編は「生き返るために英雄と心を通わせ眼魂を集める」というコンセプトでしたが、それを逆手に取ったようなアナザーゴーストの生き様はエゲツないですね......。今回の場合、生き返る気がしないですし。

 

また、死体なので意識がないという要素とアナザーゴーストの恐ろしいデザインが見事に合致。意識のない化け物みたいな顔、白髪、パーカーをとったら頭に浮き出る血管などなど、これまでのアナザー以上に不気味です。うわごとのように語る「人を傷つけるヤツは許さない」という空っぽの正義感が、怖さに拍車をかけています。ひぃ、早く倒してほしい。でも倒したら死んじゃう、というジレンマよ。

 

 

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また、今週の見どころに、ジオウゴーストアーマーの登場がありました。ゲイツの専用フォームじゃなかったのが嬉しい。久々のドライブアーマーや、ウィザードアーマー、鎧武アーマーなど2期フォームてんこもりの今回。改めて、どのフォームも良いなと感じますね。ゴーストアーマーのシンプルな落とし込まれ方も◎。

 

 

仮面ライダージオウ DXライドウォッチホルダー

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13話感想でした。ディケイドは当然のように変身しましたが、次回はタケル殿・マコト兄ちゃんも変身するようで。「どうして変身しない!?」と叫ぶ予告のマコト兄ちゃんに初期の雰囲気を感じますね。台詞からマコト兄ちゃんは記憶があるような様子ですが、ゲイツがゴーストウォッチを所持していることと何か関係あり? 「最初から持っていた謎」は単にオーマジオウから盗んだだけで収まらない気がするので、この辺も気になります。

 

また、中間フォームらしきディケイドアーマーも登場。また大胆なデザインだなあ。どんな破天荒な戦いっぷりを見せてくれるんでしょうか。

 

 

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