零れ落ちる前に。

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仮面ライダージオウ EP11「ジオウ・オン・パレード 2018」感想

こんにちは、ログ(@exloyrog)です。

 

なぜか飛んできたキツツキに爆笑してたら、ジオウ公式からいつの間にかとんでもねえニュースが。

 

 

 

 

次なるレジェンドは『仮面ライダーゴースト』!! 1号2号に加え、ナリタとシブヤまで登場! 大天空寺もまだまだ健在ってことですな。某住職が不在なのは海外にいらっしゃるからかな。また役者として大きくなられたら、NEW拙僧として帰って来てほしいですぞ。

 

『ゴースト編』のお楽しみはおいといて、開幕した『鎧武編』は最初からクライマックス。"神"堀内監督と毛利さんらが魅せる「パレード」に、朝から大盛り上がりです。

 

 

 

 

仲間がいるなら

神様、ダンス、ヘルヘイム、戒斗さん!! 前編からぶっ飛ばしまくりの鎧武編。何より、初っ端からアナザー鎧武に変身し、敵を撃破するところから始まり、神時空へ誘導されるというアバンに仰天しました。10話までとは全く異なる構成です。事件が起こる→レジェンドと出会う→継承して過去へ行くという流れの中で色々な工夫が成されてきましたが、ここに来て大胆な変化球。いやあ大歓迎ですよ。

 

アバンだけでなく、全体的にミステリー、サスペンス風味もある今回。一番の謎・2人のソウゴについてですが、冒頭の神様との出会いがキーでしょうね。11月20日にアナザー鎧武を撃破したソウゴはゲイツを見つけることができず、1人で戦い撃破した。それを見ていた神様は、その方法ではゲイツを仲間に戻すことはできないという意図で声をかけたのでしょう。そして改めてゲイツを信じた行動をするために、タイムマジーンで2日前に戻ったという。いやあ、これを絋汰さんが諭すという点が非常に熱いです。

 

 

『鎧武』本編で、絋汰さんは何もわからないまま戦いに巻き込まれ、考える間もなく次々と邪の道を選択し、最後には人類の未来を賭け、滅びゆく世界の中で戒斗と決闘をしました。その過程では仲間を信じ、協力する道もたくさんあった。けれど、1人で突き進むうちに、選択肢がどんどんなくなり、気付いたら戒斗と命を奪い合うしかなくなっていた。「俺は泣きながら前へ進む!」と戒斗に叫んだ男の胸の中には、きっと後悔もたくさんあったと思うんです。

 

そんな孤独を経験した彼だから、「信じてみると良い。その男の力を!」という言葉には物凄い説得力があります。このまま進んでしまっては、ゲイツとはきっと別の道を歩んでしまうとの危惧もあったのでしょう。王の歩む道を空から見ていた神様によるソウゴへの干渉。一瞬で彼の言葉を理解し、2日前に戻る決意をしたソウゴも凄いですが、そんな器の大きさをわかっていたからこそ、神様は声をかけたんでしょうね......。それにしても、ワンシーンだけで本編の色んな記憶が蘇ってくる本日のアバンは最高でした。鎧武ファンの皆さんはきっと浄化されたことでしょう。私はされました。

 

 

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さて、アナザー鎧武によりヘルヘイムの森に閉じ込められたゲイツ。彼が出会ったのはもう一人のレジェンド、駆紋戒斗でした。いや、もうなんか出てくるだけで貫禄がすげえ。ゲイツくんは飛彩→仁藤→戒斗とどんどん2号の洗礼を受けていきますねえ。ここにマコト兄ちゃんが出てくるとかもう完璧すぎる教師陣じゃん。

 

5年もヘルヘイムに閉じ込められている戒斗さんにはちょっと笑っちゃいましたが、流石の強者。早速ゲイツから迷いを感じ取ったようです。彼の下で学びを得たゲイツなら、きっとヘルヘイムも抜け出すことができそう。神様もきっと戒斗がいることを知っていたから、ソウゴに伝えにきたのかも? 離れていても、記憶がなくても繋がっている2人というのは何とも感慨深いです。

 

絋汰さん(フリーター)がどのようにソウゴと接触するかは置いといて、今回の事件はチームバロン内のリーダーが起こした物でした。気にいらないメンバーを次々とヘルヘイム送りに。アナザーの干渉によって、アーマードライダーやインベスは消滅したけれども、ヘルヘイムは残っている? でもヘルヘイム内ではインベスが出現したけどなんで? 謎は色々ありますが、次回明かされるのでしょうか。この辺の擦り合わせは結構難しそう。あ、リーダー自体のドラマは正直あんまりなさそうですね。スウォルツさんがあまりにも強引すぎるので。

 

細かい点でいえば、「Never Surrender」のインストが使われたダンスシーンは嬉しかったなあ。『鎧武』といえば何だかんだでダンスバトルですよね。せっかくなら途中で音楽を止めて別のチームが乱入してきても面白かったんですけど、乱入したのは激おこツクさんでした。どっからマイク出してきたんじゃ。

 

 

Never Surrender

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鎧武の造形

ストーリーについてはだいたい語りつくしちゃいましたね。あとは2人のソウゴという設定で奥野くんが大変そうとか、ツクヨミちゃんの怒りっぷりが可愛いとか、次回タイムパラドックスの影響があるのかとかその辺り。あと「こんにちは~」と現れる未来ソウゴと、まあいっかと納得する今ソウゴも可愛いです。今回は久々に特撮面とかデザイン面に触れていくとしましょう。(いつもストーリーの話ばっかですいません)

 

まずは何と言ってもアナザー鎧武ですよ。毎度毎度「アナザーライダーのフィギュア欲しい!!」と思わせてくれる大人すぎるデザインに惚れ惚れしてしまうわけですが、今回も期待に違わずやってくれましたね。鎧武のデザインは「オレンジ×甲冑」という奇抜なものですけど、アナザー鎧武はその"裏返し"がコンセプトになっていそう。すなわち「腐ったオレンジ×落武者」。この「落ちぶれた感」が渋くてなんともカッコいいんですよね。

 

 

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カラーリングがグリドンや黒影のようなモノトーンなのもナイスだし、使う武器がみかんの剣じゃなく、ロシュオが使っていた大剣っぽいのがまた「アナザーオーバーロード」って感じがして良い。うん、オバロとして『鎧武』に登場しても違和感ないんじゃないでしょうか。

 

また、ライダーバトル的な見どころは、冒頭の鎧武アーマーと、2人のソウゴによる共闘の2点ですね。前者に関して、装甲がデカすぎて地面に刺さる高岩さんには勿論笑っちゃいましたが、それはおいといて。個人的に、オレンジアームズに似てるけど、カチドキアームズっぽいのが好きです。特に背中にしょってる「ダイダイゴウライワン」っていうサブアーマー、カチドキの背中の旗を意識してますよね。取れたら面白いけど流石に無理かな。あとは、胸の鎧武の顔の主張の激しさよ。このちょっとした雑さは「1号アームズ」を彷彿とさせます。

 

 

 

 

必殺技のみかんがどこかゲームっぽいアイコンなのは何故なんでしょうか。それは次回のお楽しみですかね。 

 

後者に関しては、オーズアーマーの戦闘が面白かったです。バッタの脚してるくせにラトラータみたいな走り方でしたが、オーズリスペクトなのでアリ。前回の戦闘には若干物足りなさを感じたので嬉しかったです。トラクローの威力はとんでもねえぜ。

 

 

 

仮面ライダージオウ DX鎧武ライドウォッチ

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以上、11話感想でした。鎧武要素てんこもりな点と、サスペンス調な展開運びには大満足。神様だけでなく、絋汰さん(フリーター)、戒斗さんからの熱い激励も後編にはありそうですね。"神"堀内監督、次回もよろしくお願いします!

 

それにしても今日の神様はいつも以上に神様してましたね。本編では神様になっても、絋汰さんらしさは残っていましたが、それはかつての仲間相手だったからかな。他人には尊厳たっぷりなふるまいで現れる神様、まさに神って感じで大好き(語彙力)

 

 

 

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