3月、やたらめったらコンテンツを摂取したので分量が多い。「今日こそまとめよう」を先延ばししてたら5月に突入してしまったので気負わずゆるくまとめます。
- ITP featuring Special Live Guest 満島ひかり
- かなでめぐる
- ひめ・ごと
- SCKGIRLSと佐々木莉佳子さん
- 二重のまち
- 和田彩花さんのインライとFC
- Sexy Zone
- 堂島孝平さんのアンジュルム沼落ち
- ひなフェス2021
- あのこは貴族
- SYUUU/ドライブ
- S Cawaii!
- その他
ITP featuring Special Live Guest 満島ひかり
【見逃し配信は本日まで!】先日開催され大きな反響を呼んだ『いとうせいこう is the poet』公演の見逃し配信は、本日いっぱいで終了となります。満島ひかりをゲストに迎えた貴重なステージをお見逃しなく!詳細&見逃し配信チケット購入はこちら→https://t.co/gIdIOR1pFk pic.twitter.com/WEEzGQETLT
— ブルーノート東京 (@BlueNoteTokyo) 2021年3月2日
月の初日から贅沢なもん聴いてしまった......。Blue Noteにて開催された「いとうせいこう is the poet」のアルバムリリースライブ。ゲストは俳優の満島ひかりさん。せいこうさんと満島さんが自由自在に詩を編み、行間に入り込むようにバンドが音を奏でる。無重力空間。時間も忘れて酔いしれる。こんなにも自由な音楽があったのか!と驚愕。
せいこうさんと精神科医の星野概念さんの対談本『自由というサプリ』にて「ラップだとコトバを決まった小節内におさめていかないといけなくて、それはそれで不自由だよね」*1という発言があったが、今回の「ポエトリーダブ」は確かにこれまで聴いてきた音楽の中でも特に自由だった。新たな扉が開かれる感覚。新譜もサブスクで聴きましたが、夜道を散歩しながら聴く「怒り組曲」、最高ですね。体内の闇が暴発しそうだった、気をつけて。
かなでめぐる
翌日は画面越しで新代田をかなでめぐった。新代田FEVERでの生ライブが始まる前に、新代田の名所を巡りながら和田さん×各バンドメンバーで1対1セッションをするという映像コーナーがたっぷり流れたのだが、フェミニズム専門書店のエトセトラブックスやフラワーショップmaltaなど、音楽とは無縁の場とコラボし、アコースティック編成で巡っていく様子はライブの在り方として新鮮。映像内での4曲はライブ中にも全く異なるアレンジで演奏され、「音源と違うアレンジが聴ける」ことをライブの醍醐味だと思う私の趣味とぴったり一致。
YouTubeでも未発表の「パーク」「マリッジブルー」「#15」などの新曲がいずれも素晴らしい。キャッチ-なメロディが重厚なバンドサウンドで鳴らされ、今でも口ずさんでしまえるくらい体内に残っている。和田さんの佇まい、シルエットが美しいけども素朴で、「神格化されたくない」という彼女の在り方を体現していたように思った。
ひめ・ごと
かなでめぐるの二日後には舞台役者・田村芽実さんのソロ舞台『ひめ・ごと』を鑑賞。一回目はひとりで、二回目はめいめいと赤澤えるさんのインスタライブと同時再生して楽しんだ。苦渋の決断で実施したクラウドファンディングは5分ほどで目標金額を達成し、多くのファンの思いも乗せて封切られた舞台は、彼女の積年の思いがたっぷり注ぎ込まれた素晴らしい作品だった。細部までこだわり抜いたセット、ピアノの生演奏と合わせた長回しの一人芝居、口ずさみたくなるファンタジックな作中曲、めいめいの頭に秘められてきたひめちゃんの愛おしくて切ない物語。
先日、田村芽実さんから一通の封筒が届いた。中にはクラファン特典のスタッフパスとお手紙が。「状況が良くなったら打ち上げをしましょう」と記されたお手紙にはめいめいの優しい人柄が滲み出ていた。お会いできるその日まで、大切に保管します。
SCKGIRLSと佐々木莉佳子さん
東日本大震災から10年という節目で、当時子どもだった人たちが徐々に語り始める。佐々木莉佳子さんもその一人で、あまり語られてこなかった気仙沼での記憶がついに表に出ることとなった。
上記の記事だけでなく、『沼にハマって聞いてみた』という番組内でも彼女の過去が語られた。ハロプロ加入前に所属していたローカルアイドル・SCK GIRLSでの姿。現役SCK GIRLSの面々とにこやかに会話し、かつて振り付けを担当した曲を一緒に踊る。当時のことは全然知らなかったけど、昔から莉佳子は莉佳子で、明るくて優しくて人が大好きで。なんか泣けた。信じられる人だなあって。ロコドル時代のことを語るのは莉佳子じゃなくてもタブー視されがちだが、今回開示してくれたのは震災関連のことを話したいという莉佳子の意思があったからなのだろうか。彼女の意思が尊重されてよかった。
こちらの記事では石田亜佑美さんも語ってます。
二重のまち
小森はるか+瀬尾夏美の『二重のまち 交代地のうたを編む』を鑑賞した。震災非当事者の役者4名が、2週間ほど陸前高田市に訪れ、まちに住む人々と交流しながら、瀬尾さんの書いた詩を読む。声に出すことで「語り直す」。伝承の在り方を模索する様子を追うドキュメンタリーだ。
私は大学時代、学生ボランティアに所属し、陸前高田市に10回以上足を運んでいた。その始まりは2015年で、ちょうど「希望の架け橋」というベルトコンベアが稼働し、嵩上げ工事が開始した時期だった。当時語り部の方から「ベルトコンベアで復旧工事が一気に進むんだよ」の好意的に伝えられた記憶があるが、その工事によって元のまちの上に新しいまちができるということは、現地の人たちにとって「二重のまち」ができることになるんだという複雑な事情は察せていなかった。
鑑賞後、瀬尾さんの著書『二重のまち』『あわいゆくころ』を読んだ。2011年の震災発生時から長期にわたって陸前高田や周辺地域と向き合い続けた彼女の記録が記されている。自分が知り得なかった人たちの、様々な心の機微がそこにあった。あの日あの時、色んな場所で「当事者」が生まれた。当事者心理が一様でないのは当然だ。メディアで数十分流される程度の「東日本大震災」を見て知った気になるのではなく、あらゆる場所に落ちている小さな声を拾い続けていくことが大切なのだと思う。
瀬尾さんが定期的にされてたラジオも拝聴しました。「手記を読む」形で伝承を実践されているのが興味深い。
和田彩花さんのインライとFC
今日このあと20:30ごろ〜#国際女性デー
— 和田彩花 (@ayakawada) 2021年3月8日
を記念して、インスタライブでお話ししようと思っています。
ぜひ、遊びに来てくださいね🌷
3月8日の「国際女性デー」に合わせ、和田彩花さんが3日連続でインスタライブを実施。最近の和田さんを知らない人達から妙に噛みつかれたりしたが、悪意も無知も全て拾おうとする和田さんの博愛主義ぶりに驚いた。思えば先日Yahooニュースに載った時も、悪意の温床でしかないヤフコメの言葉を逐一ストーリーズに載せていた。他者を理解したいという彼女の意思は強い。
このインライの後、4日目に「ファニコン」というファンクラブ内でも配信が行われた。ファニコンに私が加入したのは2月なのだが、政治的な話題についても議論されるコミュニティが形成されているのが興味深く、1ヶ月限定で入るつもりがかなり気に入ってしまっている。和田さんがいなくても日々盛り上がっており、降臨したらしたで倍速になる。和田さん自身もこのコミュニティを良い意味で「逃げ場」として活用されており、ファンへの信頼もひしひしと伝わってくる。いい関係だなあ、と思った。
Sexy Zone
とあるきっかけでいただいた『SZ10TH』を入口に、Sexy Zoneにハマった。ジャニーズは元々嵐が好きだったこともあり、SixTONES、Snow Man、関ジャニ∞、A.B.C-Zなど何の抵抗もなく受け入れられたのだが、セクゾは紅白でドアップセクシーをやらされる中島健人氏がやや苦手だったので、ずっと抵抗感があった。キンプリを聴けてないのも、やたらめったらキラキラしてるのが苦手だからだ。
しかし、いまのセクゾは全然違った。渋かった。Base Ball Bear、娘。、エビ中、こぶし、アンジュルムのいずれも、黎明期より成熟期にハマってしまった人間なので、いまのセクゾのスタンスはドツボだった。何かと苦難が多いのも(担の方には申し訳ない)たまたまとはいえ共通している。
ざっと聴いて特に好きだったのは「男 never give up」「ぎゅっと」「カラクリだらけのテンダネス」「RUN」「NOT FOUND」。あと堂島さん絡みでわざわざ初回Bを購入して聴いた「HIT THE HEARTBEAT」。それと全然関係ないが、朝井リョウさんがケンティーを「信じてる神が違う」と評している動画を見て中島健人氏の印象がガラリと変わった。セクシーサンキュー。
堂島孝平さんのアンジュルム沼落ち
堂島孝平氏のアンジュルム信仰告白、この辺りからだろうか(前提の話はこの5分くらい前からだけど)https://t.co/40oV2MBrD2
— 柚樹 ログ (@exloyrog) 2021年3月14日
1月のヤノフェスで出会った堂島孝平さんがこんなことになるなんてかけらも思っていなかった...。事態が急変したのは3月14日。自身のリリース記念YouTube配信で、唐突に「私の人生に!アンジュルムが現れましたぁ!」と声高々に告白した。この時期の私のTLがそこそこ堂島さんに近かったから気付いたのだから、何事もタイミングだなーと思う。すごいタイミングですごい瞬間に立ち会ってしまった。
ここから怒涛の「アンジュルム大好き配信」が続き、4月30日に至っては「マナーモード」を弾き語りしてしまう始末。当初は若干プロモーションのためなのかと疑ったが、そんな裏事情はありませんと言わんばかりにただただ狂っていった。その狂気に惹かれ、私自身も「私の人生に!堂島孝平が現れました!」状態に陥っていくのは後の話である。4月編で語ります。
ひなフェス2021
おはようございます!
— アンジュルム (@angerme_upfront) 2021年3月28日
今日は
🌸Hello! Projectひなフェス 2021🌸
11:30~アンジュルムプレミアムです!
ニコニコ生放送で配信されるのでお家でもひなフェス楽しみましょ〜☺️https://t.co/te6sKIUtGz pic.twitter.com/NoMZW7R28p
ひなフェス2021に2DAYS4公演参加した。充実しすぎている。ひなフェスはそうそう当選するイベントではないと思っていたが、今年はコロナの影響なのか、当選祭りだった。この機を逃してたまるか、と有り金を突っ込み、幕張のお祭りに身を投じることとなった。
当然だが行ってよかった。最高すぎた。各グループの単独ライブが見れたことがただただ嬉しかったし、一日限りの最強ソロ・ユニット・シャッフル曲コーナーを堪能できたし、松本わかなさんの「大器晩成」大抜擢という歴史的瞬間にも立ち会えたし。あとからニコ生で「オタクは喉を切ったのか?」と揶揄されていたが、正直拍手でも全然楽しめる。そりゃ叫べたらどんなにいいか!という瞬間は山ほどあったが、現場の空気感は何にも変え難い。「この瞬間を、この場所で」味わえたことが何よりも幸せなのである。
石田のパンは美味しかったし、ハロメン達は誰もが発光していたし、アンジュルムはいつだって元気だった。竹内朱莉さんのエネルギーに当てられて、クソみたいな現実を生きる勇気を得た。これこそアイドルを追う醍醐味だ。
あのこは貴族
今のところ2021年のマイベスト。東京の上流階級で不自由なく生きてきた華子と、富山から上京し綱渡りのような生活を続ける美紀。絶対に交わるはずのなかった二人が、華子の婚約者・幸一郎をきっかけに邂逅する。あらすじだけ読むと不倫や女同士の泥沼を連想してしまうが、作中で華子の友人・逸子が「女同士の分断を期待されるのはもううんざり」と断言している通り、ステレオタイプの泥沼劇は全く展開されない。この作品での2人はあくまで「邂逅」するだけ。たった数時間のゆるやかな連帯が、それぞれの階級で生きる二人の呪いを解きほぐす。
上流階級であること、「自分」が無いことの象徴として乗り続けていたタクシーのドアを開け、美紀のテリトリーへ足を踏み入れた華子が、ベランダにて美紀から聞かされた言葉が忘れられない。「どんな階層にいても、最高の日も、泣きたくなる日もある。そんなとき、旦那さんであれ、友人であれ、話せる相手がいれば何とかなる。そういう人って、案外出会えないよ」。美紀には里英が、華子には逸子がいるから、周りの空気に息苦しさを感じても生きていける。他者との分断が進む現代、誰かひとりでもそういう相手を持つことが何よりも大事なんだと思う。
上記の画像は一見ベランダのシーンっぽいけど全然違います。水原希子さん演じる美紀と、山下リオさん演じる里英が未来に向かって歩み出すカット。映画館のスタッフさんのコメントですが、「何か劇的に変わるわけじゃないけど少し心が軽くなった気がした」ってほんとそれな。最近は人と人がゆるやかに連帯していく映画を探してしまうなあ(4月に観た『街の上で』も最高でした)。
SYUUU/ドライブ
Base Ball Bearのニューシングル。エクストリームシングル以来のシングルカット、2曲とも最強でした。ベボベはいつだって最高を更新してくれる。全信頼を置いています。
アップテンポで爽やかだけどどこか影のある「SYUUU」は、どうしてもあの人のことを思い出さずにはいられなかった。小出さんのインタビューをいくつか読んだけど、日記的に書き溜めていた曲の中でも、この曲はとある受け入れ難い体験がもとになっていると書いてあって、きっとそのことなんだろうなあと。違ったとしても、私はこの曲に重ねざるを得ない。爽やかでベボベらしいギターロックと、鮮烈な歌詞がラジオの先行オンエア時から忘れられず、近年のベボベのマイベスト。なお、あの人が誰を指しているのかは、現段階ではこのブログに書くことはできない。まだしんどい。
「ドライブ」はゆったりとしたビートであたたかみのある一曲。「僕」「君」を意図的に廃したとインタビューに明記されており、より一層普遍的な曲になっている。Bメロの<届いたスニーカー/部屋着のまま合わせてみたら/固結びしてた自分のこと/ゆるめてもいいとそっと思えたの>という歌詞がものすごく優しくて、日常のちょっとした出来事が生きる上で大切なんだということを再確認させてくれる。宝物にしたいフレーズ。「Flame」、「Cross Words」もだけど、最近の小出さんのあたたかみのある歌詞にものすごく救われています。
S Cawaii!
明日発売、S Cawaii!5月号『春のあざと可愛いトレンドメイク』にJuice=Juice稲場愛香さんが登場。最新メイクを公開。同じグループの工藤由愛さん、BEYOOOOONDS 前田こころさん、里吉うたのさんも登場。#稲場愛香 #juicejuice #まなかん #工藤由愛 #beyooooonds #前田こころ #里吉うたの pic.twitter.com/WfshHpl62r
— S Cawaii!編集部 (@mag_scawaii) 2021年3月16日
アンジュルムより上國料萌衣さん、伊勢鈴蘭さん。Juice=Juiceより稲場愛花さん、工藤由愛さん、井上玲音さん。BEYOOOOONDSより里吉うたのさん、前田こころさん。そして竹内朱莉さんの書道連載「人生墨まみれ」。エスカワ5月号は「ハロプロまるわかりBOOK」と言っても過言ではない。主婦の友社には足を向けて寝れません。
特にまなかんとうーたん、そしてれらたんに撃ち抜かれたなあ。ファッション誌のカタカナ造語はアレルギー反応が出るのか全然読めないのだが、「黒髪清楚パリピ系ハーフアップ」というハイパーワードには全然抵抗感がないからすごい。語感が良すぎる。大発明。そして「れらぴ系」となんか相性が良い。やはり主婦の友社には足を向けて寝れません。なお、かみこの大進撃はここから始まるのである...。
その他
・BEYOOOOONDS新譜
「ワタシと踊りなさい!」はいいぞ。
・和田桜子さんの誕生日
和田桜子さん20歳のお誕生日おめでとうございます🎂🎉㊗️#和田桜子#和田桜子生誕祭#和田桜子誕生祭 pic.twitter.com/RSzpvXCS7K
— 柚樹 ログ (@exloyrog) 2021年3月7日
黒フードさこ、超イケてて何度見ても惚れる。
・ウルトラマン・ゼンブ
TLの影響でオザケンにハマり始めた時期。
・TRIBUTE TO TRICERATOPS
Base Ball Bearさん、職人級の完コピ...。
・『進撃の巨人』【第137話】巨人
諌山先生の悪魔の所業に頭抱えました。
・竹内正師範
【秘蔵動画】アンジュルム竹内朱莉さん連載『人生墨まみれ』読んでいただけましたか? まだの方はS Cawaii!5月号を書店さんにてぜひお買い求めください。サイン入チェキプレゼントもあります。足裏墨まみれの竹内さん、、、あの書ができるまでのパート①をお届け! pic.twitter.com/YJ0ySlQlKl
— S Cawaii!編集部 (@mag_scawaii) 2021年3月19日
国交省、 エスカワ、石田のパン...と書家としての仕事を拡大する竹内朱莉さんのバブい動画。
・【シン・エヴァへの道】
上田監督の動画を観たいがためにシン・エヴァを観にいった。
・コトバノコトバ
#コトバノコトバ #広瀬彩海 pic.twitter.com/tCvvF0PRKu
— 柚樹 ログ (@exloyrog) 2021年3月20日
公演中に起きた地震怖かったな...。林千浪さんの存在感はやはりピカイチ。
・ハライチのターン!満島ひかりゲスト回
満島ひかりさんのはっちゃけぶりが好きすぎる。
3月、いくらなんでもジャンルがごちゃ混ぜすぎる。あんまりコンスタントに書く体力が無かったので、結局まとめて書いてしまいました。体力つけたいなー。今年の目標にします。
4月は4月で楽しかったです。現実がクソな分、エンターテイメントを創造する人たちの煌めきに救われました。アンジュルムみたいな人たちが世の中を取り仕切ってくれたらいいのにな。そうもいかないので自分でバランス取りながら生きてこう。