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映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア~超時空の大決戦~』第2章~第4章 感想

こんにちは、ログ(@exloyrog)です。

 

映画版のガイア、見終わりました!『平ジェネFOREVER』が控える中で、良い映画体験が出来ました。「世界は滅んだりしない 君たちが明日を信じるかぎり」。テレビの中から現れたヒーローによるメッセージは、勇気を出した少年の心に間違いなく残ることでしょう。映画を観た私たちにも伝わってきたんだから間違いない。

 

今回は3章一気に感想をいうことで、かる~く箇条書きでいきます。

 

 

第2章「パラレルワールド

 

 

 

 

・テレビの世界から、ウルトラマンが放送されている現実世界へ。我夢の時空旅行はなかなかに衝撃的なものだと思うのですが、彼があんまり動じていないのが面白い。頭の良さ故に、時空を超えて別世界へやってきたという理解が早すぎますね(笑) それにしても、我夢の前で「ぎーりぎりまーで~」とOP映像が流れ始める画は、なんともシュールです。

 

・もしおバカ系のキャラクターだったら「俺がフィギュアになってる!!!!!」と興奮してそう。ルーブの兄弟とか、ジードのリクくんなら良いリアクションをとってくれると思います。別シリーズですが、戦隊やライダーの皆々様の反応も見たい。『平ジェネ』では戦兎くんとソウゴくんの反応が見られそうですね。正直どちらもあまりオーバーリアクションはとらなさそう。戦兎くんなら我夢に近い反応をする気がします。

 

・そしておいかけっことファイターに群がる子供たち。本編では絶対にないであろうシーンにワクワク。現実にあんなデッカイ戦闘機出てきたらそりゃ大問題に発展しますわ。警察に取り押さえられる姿には悲しくなりましたが致し方ない。

 

・我夢の時空旅行を例えるのが『ガリバー旅行記』というのも面白いですね。ガイアの世界でもあるんだな。我夢の説明は難しく、勉くん同様「我夢っぽい~~~」という感想しか浮かびませんでしたけど、『ガリバー旅行記』を挙げてくれるとすぐに理解できて助かります。

 

・世界が戻ると記憶が消えちゃうのは定番。でもすぐに思い出す辺り、やっぱり優秀な主人公ですね。頭いいな~(頭の悪い感想)。

 

 

 

第3章「アドベンチャー

 

 

 

 

・操られる隠れ怪獣オタク上級生ズ。「ぼくのかんがえたさいきょうのかいじゅう」を具現化しちゃう夢のような出来事に笑っちゃいましたが、彼らにしても「好きなものを好きといえない」ことが辛かったんですね。彼らというか、主に中心のねちっこいヤツ。粘土で作る怪獣の再現度が地味に高い。

 

・同じ脚本家、最近の放送ということで浮かぶのはやはり『SSSS.GRIDMAN』のアカネちゃん。世界をぶっ壊したいという欲はかなり近いものを感じます。映画の彼らはウルトラマンの光に最終的に救われますが、裕太はアカネちゃんを救うことができるのか。『GRIDMAN』も必見です。

 

覚・醒

覚・醒

 

 

 

・時空を超える戦闘機「アドベンチャー」。いつの間にそんなすげえもん開発してたんですか我夢さん。移動した異空間で止まってしまったら絶対帰ってこられなさそうなのに、迷わず突っ込んでいく辺りに、ヒーローとしての胆力を感じました。ただ、せっかく出てきたけど怪獣強い!!! しかも3体に増えるし!!! 全く勝てる気がしません。ずっと赤く点滅しているし。頑張れ我夢! 頑張れガイア!!

 

 

 

最終章「超時空の大決戦」

 

 

 

 

 

 

 

 

・一連のツイートも凝っていて楽しいですが、本編は何よりティガ、ダイナの登場に唸りました。勉くんの決死の行動により出現した2つの光。怪獣消滅が無理な願いなら、ウルトラマンを新たに出現させればいいんだ! という、現実世界でないと出来ない発想ですね。前回まで「残りの尺でどう出すんだ?」と思っていたのは全くの杞憂でした。

 

・ティガ、ダイナはどちらも未視聴で、一瞬見分けがつきにくいな~と思ったんですが、海・宇宙と戦闘場所を分業したことでわかりやすく。水中で戦うティガが映える映える。配信できてるってことは声は長野さんではないんでしょうけど、きっと呼ばれた2人はご本人なんでしょうね......。本編を見てからまた映画を観るときっと新たな発見ができそう。

 

・そして勉くんの決死の行動に全人類が泣いた。七瀬さんの絶望も否定し、希望をもって球を掲げる彼は、子供ながらに確かにヒーローでした。球を使ってガイアを呼び出してしまったのも彼だけど、世界を救ったのも間違いなく彼なのだ。街の復興にも、球に頼らない姿勢を示してくれてナイス。まあ、復興を実際に行うのは大人の皆さんなのでいい迷惑ではありますが......(笑) でも救ったのは事実なので帳消しじゃ!

 

・自分にも、お母さんにも素直になった勉くん。今回の事件を通して、大きな成長を遂げました。「ウルトラマン好きだけど、お母さんも大好きだよ!」と笑顔で語る彼は、もう「好きなことは好きといえる」人になっていた。そんな成長っぷりも素敵だし、その成長を親の知らないうちに遂げてる感じも良いですね。子供は親の知らないうちに成長していくのだ。

 

・あれ、でも最後ちょっとよくわかんなかったんですが、球の力で壊れた街はもとに戻ったってことですか? 球は完全に消えたけど、勉くんの勇気に応えてくれたのかな。最後の七瀬さんの転校もどういうことなのか。我夢のメッセージが残ったということは確かに現実だったんでしょうけど、この辺りが絶妙にぼかされていて不思議な感じでした。

 

 

 

・そしてその続きは小説へ! 余裕が出来たら読む予定です。

 

 

 

以上、映画版の感想でした。「超時空の大決戦」と称するに相応しい戦いで大満足。戦闘も見応えがありますが、そこよりも勉くん達の物語が面白かったです。新規撮影と思われる我夢のメッセージも含めて感動。子供たちの活躍を見たんだから、私も明日を信じなきゃあなあ。

 

ガイアの戦いも引き続き応援します。微妙に黒くなったのがV2ってやつなのか。本編でいつ変身してくれるのか、楽しみです。

 

 

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