零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第35話~第38話 感想

こんにちは、ログ(@exloyrog)です。

 

今朝で溜めてた分のルパパトをようやく観れました。いやあこんなに面白いのにどうして溜めた。他にもルーブやらグリッドマンやら観たいものが溜まりに溜まっている状態ですが、何とか冬場までに追いつきたいなあという次第です。

 

あと、明日まで配信されている話題のアニメ、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」も早く完走しなくては。「実質仮面ライダー龍騎」とかいう一部界隈のツイートを見て気になっております。弟にも勧められたし。「これ観ないと始まんねえよ」って。何が始まるんです?

 

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それでは4話分一気に感想参りましょ~。

 

 

 

 

第35話「良い人、悪い人、普通の人」

コグレさんはどんな人

34話ラストで怪しいコグレさんの姿を見せた後に、こんなギャグ回をぶちこむルパパトスタッフ、頭おかしいのかな?(褒めてます)

 

しかも性格の異なる3人のコグレさんに分裂して、意味深に心情を吐露するという出来すぎた構成。前回まではコグレさん=ドグラニオの側近説なんて提唱していましたが、ますますわからなくなってきました。ノエルとのシーンでは、快盗の3人に対する後ろめたさも感じられたし、そのために自ら危険を冒してギャングラーに挑んだりもしたし。単に「快盗を利用する悪い人」じゃないという感じです。

 

コグレさんの真意がわかるのはまだまだ先でしょうけど、こんなギャグ回を使って彼の心に触れるのは巧いなあ。温水さんの演技も相まって、彼のキャラクター性がかなり深まった気がします。今後良い人、悪い人のどっちに転んでも、面白くなりそうな予感。特に快盗の戦いを見守るシーンは良かったですね。それも「普通」の方がやってくれたのが嬉しい。「良い」方がやっていたら、「でも本物の方はやらなさそうだよね~」とかますます疑っちゃいそうですし。

 

それにしても、悪いコグレさんの演技はノリノリすぎ(笑)貴利矢さんもビックリのノリに乗ってるぜ。紫のコートにパラリラって古いしダサい。というか今の子どもたちってああいうヤンキーの姿、漫画とかアニメでも見たことないんじゃないでしょうか。あ、あとゲストのザ・たっち懐かしかったんですけど「ちょっと、ちょっとちょっと」を言わせてもらえないの可哀想でした。咲也が言うんかい。

 

ルパンマグナム、まさかの巨大化

マグナム、銃だけかと思いきやまさかの単体で巨大化もできるとは。しかもオート操縦で。地下での戦闘もお似合いです。

 

単体で戦えるロボっていうと、ボウケンジャーのズバーンとかカクレンジャーニンジャマンを思い出します。どちらもゴーカイジャーで見て本編は見てないですけど()グッディがいなくても戦えて、自動操縦できるなんて便利です。巨大戦との共闘も可能だし、今後やりそうな予感。

 

それと地下からの出現に巻き込まれる警察の皆さん(笑)せっかく町の人を戻そうと奮闘していたのに不憫でした。

 

 

 

 

 

第36話「爆弾を撃て」

圭一郎と咲也の最強タッグ

何だかんだ、圭一郎と咲也の相性は最高だなあと改めて思った回。咲也のドジっぷりはいつも以上に露骨でしたけど、まあ敵の能力のせいということでありなのかな(笑)圭一郎のブチ切れ→スッキリ顔の流れはもうめちゃくちゃ笑いました。結木くん何しても面白いからズルいです。

 

圭一郎っていつも濁点つけてキレてるイメージはありますけど、良い&デキる上司なんですよね。特に初期の頃の描写でそれがよく表れていて、最近は少し鳴りを潜めていましたが。37話以降の魁利への接触でも描かれますが、人一倍他人を知ろうとし、理解し、思いやることができるイイ奴だからこそ、咲也の能力を引き出すような褒め方ができるのです。褒められて伸びるタイプと大変相性が良い。

 

あと、いかにも怪しいネックレスを何だかんだつけてあげる圭一郎先輩、優しいというかお茶目というか(笑) つけてあげないつかさ先輩もつかさ先輩らしいし、尚パトレンが好きになってしまうのでした。

 

つかさ先輩といえば、ウッカリになっちゃう敵の攻撃を、快盗を利用して敵に跳ね返す→場所をウッカリで聞き出すという作戦は流石。頭の切れっぷりが凄い。頭に血が上っているように見せて冷静、というのもつかさ先輩だなあと思いました。一方使われちゃう初美花の反応が可愛い。

 

ノエルとジム、あとグッディ

ノエルとジムくんは解析班を担当。彼も褒めて伸ばすのが上手い。「おりゃりゃりゃ~~」とキーボードを押すジムくん可愛いですね。キーボード打ててなくない?

 

咲也が銃撃成功した時の「やったねジムくん!」の歌のお兄さん感にも笑いました。ガッツポーズがいつも以上にそんな感じ。更にジムくんとグッディは初絡み? ちょっと覚えてませんけど、初な気がします。くぎゅと三ツ矢さん、濃ゆいからもっと絡んでほしいなあ。

 

 

 

 

 

第37話「君が帰る場所」

夜野魁利の闇は深まるばかり

34話に続いて再び魁利回。今度は圭一郎も絡め、30話→34話→37話と徐々に魁利の闇を深めていくのでした。強制帰宅ビームでギャグ回と思わせて魁利をまた苦しめる、香村さん容赦なさすぎ。帰る家が魁利だけジュレじゃないってのが辛すぎます。

 

圭一郎的にはどんな悩みでも相談してほしいというスタンスですが、その悩みの原因があなたなんだよなあ。そりゃ怒りますよ。でも今回の話で30話以上に魁利・圭一郎の関係は深まった。もう正体バレへの布石は十分に溜まりましたね。あとは圭一郎がどう反応するかで決まってくる。魁利は確実に凹むだろうし、見たいけど見たくない......。そんなドキドキが心地よいです。終盤に向かう直前のこの感じはやはり良いなあと毎年感じております。

 

また、圭一郎だけでなく透真もよい味を出していましたね。魁利との電話、圭一郎との会話、所々魁利を気にする目線、などなど。電話での「おやすみ」には痺れました。言ってあげたいことは山ほどあるけど、そこをグッとこらえてかけた唯一の言葉が「おやすみ」なのがもう......。お互いに干渉しないというルールを敷きつつ、内心では少し気にかけているからこそ出た言葉ですね。その絶妙な塩梅がとても透真らしいです。

 

そこに踏み込むは我らが朝加圭一郎。明らかに触れてほしそうではない透真にも物怖じせず突っ込んでいくのは流石です。ベンチではちょっと距離とられていたけど。でも、その真っ直ぐさに多少やられてしまったからこそ、「自分で聞いたらどうです」と言ってしまったんでしょうね。やはり魁利の心を最終的に解きほぐす鍵は、圭一郎なのだ。

 

 

フラッシュバック、お兄ちゃん

圭一郎のズカズカ踏み込む姿につい力いっぱい突き放してしまう魁利。そこに重ねるのはまたしてもお兄ちゃん。ああ、もう本当にここ徹底してきますね......。30話以降止まりません。

 

ここまで徹底されると、やはりザミーゴ関連でお兄ちゃん再登場はあるような気がします。初期の頃から問題視されているザミーゴの「化けの皮」問題。お兄ちゃん、彩さん、しほちんの皮を使ったギャングラーが出てくるんじゃないかなって。マグナムで兄の幻影を振り払っている魁利ですが、兄の死を知り、快盗の正体がバレ、圭一郎に声をかけられた時どう反応するのか、という。

 

や、まあもちろん生きて再登場説も全然あり得ますけどね。ルパレンの目標だし、コグレさんの願いを叶える話も本当かもしれないし。生きて再会したとしたら魁利はどんな顔を向けるんだろうというのも気になります。どちらにせよ、今の魁利ではまたその手を振り払ってしまう。そしてまた自分を責めてしまうのです。そこをどう乗り越えていくのかが魁利のキャラクターの終着点になりそう。

 

自分としてはやはり魁利の心の底からの笑顔を最後に見たいところ。そして圭一郎が本当の意味で「友人」になってほしいなあ。あ、ついでに初美花×つかさ、透真×咲也も見たいですね。後者は正体バレした後も仲良くはならなそうですけど(笑)

 

 

 

 

 

第38話「宇宙からのコレクション」

国際警察とノエル

うーん、今回の話は一番燃えると思っていたのですが、ここまでの4話で一番微妙でした。大人の事情みたいなものをひしひしと感じてしまって。

 

というのも、今回の強化は「スーパーパトレンエックス」で良かったのでは? という一点がどうしても気になってしまったのです。どう考えても展開的に警察側で強化するのが筋なのでは。「ルパンコレクション」なので、警察仕様に改造しないとパトレンエックスには装備できない、みたいな理屈を無理やり通せば納得できなくもないんですけど。自分で書いといて、そんな設定あったっけ。

 

W戦隊なのにルパン側の強化が多すぎる、というのは前々から少しは感じていたのですが、30話以降の展開を見ているともう流石に酷すぎるなと書かずにはいられませんでした。どれもルパンカイザーの装備になるし、次回も「スーパールパンレッド」だし。制作側の皆さんは上手く展開を作ってらっしゃいますし、違和感は最低限押さえられていると思います。ただ今回はさすがに感じちゃったな。ううむ。

 

それに、警察との絆を確認するノエルというストーリーラインも少し過程が物足りなかった。そりゃ警察ですもん、助けにきますよ。何ならもっと大袈裟に仲違いしてから助けにくるとかでも良かったなあ。ノエルのキャラに似合わないとは思いますけど、パンチラインの強さで言えばそっちの方が良いと思うのです。

 

などと不満を漏らしましたが、役者の皆さんは熱演でした。傷だらけになりながら強敵デストラと戦う4人の姿は映える映える。特につかさ先輩、初期と比べると顔つきがかなり凛々しくなったな。この4人なら終盤戦も良い演技が見られそうです。

 

 

デストラさんの本気

久々に下界に降りて戦闘するデストラさん。いや本当にお久しぶりです。相変わらずお強いですね。今回ザミーゴも久々に現れたので、彼が動くのかと思ったら、まさかのデストラさんで驚きました。

 

ノエルとは初めて戦うと思うのですが、ビクともしない。こんなに硬いっけ? ってほど守りが硬いし、攻撃もいちいち重たそうです。パワー系幹部畏るべし。

 

感想で敵キャラに触れるの久々だなあと書いていて思ったのですが、本当にこの作品敵キャラが本筋に絡んできませんね。もっと幹部が掻き回してくれてもええんやで。早くしないと終盤ラッシュで倒されることになってしまう。在庫処理みたいな戦闘はみたくないのでどうかお願いします。来週からはザミーゴが本気を出すようですが、ボスもそろそろ動いてくださいな。宮本充節をもっと聞かせてちょうだいな。

 

 

 

以上、35~38話感想でした。明日の放送以降は1話ずつ触れるようにしたい......じゃないと思ったことが書けなくなっちゃう。などと実感しております。もうクタクタ。

 

上に貼った38話登場の「サイレンストライカー」「ビクトリーストライカー」は明日の放送でもどうやら活躍する様子。どちらもルパン側なのは悲しいですが、まあいいでしょう。もうこの辺は財団のせいにして諦めるしかないのかもしれない。それよりもザミーゴとどんな戦いを見せてくれるのかに期待します。それともしかしたら凍らせられた3人の秘密も次回か40話辺りで分かるかもしれないし。ルパパトもいよいよ終盤戦です。

 

 

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