零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

2018年12月のブログ運営報告/卒論に関する備忘録

あけましておめでとうございます!

 

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2019年始まってますが、年末年始は色々忙しくて年明けた感がなかったんですよね。そう、度々触れてきたように卒論のせいです......。昨日ようやく出せて、今日は何とも晴れやかな気持ちです。(まあ出来に関してはアレなんで口頭試問とかで言われまくる予感しかしないですけど。)やっとこさ2019年キターー!って感じ。
 
ということで、2019年の初エントリはやっとこさの運営報告と、卒論に関する備忘録を書こうと思います。だいぶ遅れてやってきた正月気分に、ひとっ走り付き合えよ!
 

 

2018年12月の運営報告

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合計は30,844PV、最高は12月9日の3,183PVでした!

毎日安定して500PV前後を出せるようになったのが嬉しい月でしたね。1月初旬は卒論で全く更新しませんでしたが、ここ4日間は流石に落ちたとはいえ、このままのペースで見ていただくことが出来ていました。非常にありがたい。

「更新してもしていなくても誰かが見てくれている」という状態って、何というかブログにおける一つの理想形ですよね。2019年の目標として、安定したPVを取る!というのを挙げておきたいなと思います。


続いて恒例、気になった記事。記事数は23でした。今月にはブログ全体で100行きそう!

 

 

exloyks.hatenablog.com

 

ガイア劇場版の配信を円谷さんがやってたので、日頃のガイア感想に合わせて更新。週ごとにはできなかったんですが、書き上げることは何とかできました。

平ジェネを観てから改めて思い返すと、やはりかなり近い内容でした。ギミックにおいては、赤い球がフータロス、アドベンチャーがWウォッチ、どこからともなく駆けつけたティガとダイナが平成ライダー達といったように。テーマにおいても、現実に絶望した勉とアタルが「ヒーローに会いたい」と願い、会った上で「やっぱり虚構」と傷つくも、「信じる限りいるんだ!」という答えに辿り着く。改めて書き出すと大筋が本当に似ている。移動する軸をかなり複雑にしちゃったのが平ジェネ、くらいの違いかな。

 

どちらの映画もやっぱり「ヒーローを信じよう!」というシンプルなメッセージを訴えかけてくるのが実に良いですね。子どもの頃観ても楽しいと思いますが、年齢を重ねるたびに見返すと違った感想が湧いてくる内容。これを子どもの頃に観てたらどんな感想を持ってたんでしょうか。ちなみに、この話しながらずっとRHYMESTERの「Beautiful」が頭の中に流れてます。

 

Beautiful

Beautiful

  • RHYMESTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

RHYMESTER Beautiful 歌詞 - 歌ネット

 

色々悩んだ挙句辿り着く答えが"We got be beautiful!"てのがねえ、もうね......。

 

 

 

exloyks.hatenablog.com

 

続けて平ジェネ感想。おかげ様で大変読まれてます。ありがとうございます。

初見感想、結構絶賛してますけど見た後すぐは茫然自失だったんですよね。じわじわと「よかったなあ......」とくる不思議な映画体験でした。その後2回も観に行ってるので結局は自分にとってドストライクな作品です。是非円盤も手に入れたい。

 

www.oricon.co.jp

 

10億突破もおめでとうございます!まだまだ伸びそう。

 

 

 

exloyks.hatenablog.com

 

さっきとサムネ同じようで違います。こちらは私撮影分でございます。

補完計画、終わったの地味に寂しいです。今週とかだったら多和田くんが登場して「パ~リナイ!!!」「ヒーーーーーハーーーーー!!!」とかできたのにね。是非夏映画連動企画で復活してほしいものです。

ちなみに宇宙船だったかで補完計画の大峯靖弘監督のインタビューが載ってましたが、補完計画はただでさえ忙しい本編のスケジュールの合間というかもはや帰り際に撮影決行という、無理やり捻じ込んだものだったようです。だからリハも一回きりですぐ本番。NGをそのまま使っちゃうノリもこの忙しさが前提にあったとか。でもそれを逆手にとって上手くコメディにできてたと思うので、監督グッジョブです。

 

 

 

exloyks.hatenablog.com

 

昨年イチ運を使ったやつ。や~マジで神様ありがとうございました。

正直『電王』は二度くらいしか観れてないのですが、それでもしっかりと記憶に残ってるし、やっぱり間違いなく面白い作品だったよな~と改めて思いました。その当時の記憶がもう一気に蘇ってくるような素晴らしいイベントでした。

それにしても、ニチアサに関わる全てのスタッフの中で、個人的に神と崇めている靖子さんを拝見できたの、なんかもう奇跡だな......。白倉・武部両Pは東京湾に沈められてなかったので何よりです*1

 

 

こんなところです。とにかく「平ジェネ最高!!」「平成ライダーありがとう!!!」な一ヶ月でした。今年も是非、愛させてください。

 

そして2019年、もっとたくさんの方に読んでいただけるよう日々ゆるっと精進して参ります。何卒よろしくお願いします!

 

 

 

卒論に関する備忘録

さてここから超自分語り。

卒論出せました!!12月中ずっとブログ内で「卒論やばい卒論やばい」ってうるさくしてしまいすいませんでした。ならブログ書くなやって感じですよ本当。

 

まあ何にせよ「出せた」という事実は間違いないし変わらないので何よりです。本当焦りましたよ。というのも、ギリギリまでやっちゃって提出の10分前に学務に駈込んじゃったんです......。一番やっちゃいけないよと教授に言われたことをやってしまうというこの至らなさ、社会に出たら本当に気をつけようと身に沁みました。何事も計画的に!!

 

というボロボロっぷりではございますが、主に自分で振り返る用に備忘録として残しておきたいと思います。興味があったら何となく読んでいただけたら幸いです。

 

 

まず前提として、自分がどういう学部にいて、どういう内容の卒論を書いていたのかという話から。ズバリ文系で、歴史学の中でも日本史学を専攻してます。ゴリッゴリに文系なので実験だらけの理系とはまず無縁ですね。この時点でもうだいぶ「俺やってた卒論と違う......」ってなりそう。

で、日本史学といっても色々あって。大きく区分すると、古代史・中世史・近世史・近代史と四つに分けられます。この区分法は中高でやった日本史を思い出してもらえばもうそのまんまです。古代は大抵奈良・平安~鎌倉になる直前、中世は源氏ツエーな時期と室町、戦国時代、近世は織田から江戸時代全部、近代は幕末・明治維新から太平洋戦争。歴史嫌いな人はここでもう「は?」ってなりそうな文字の並びよ。この区分も諸説あるんでややこしい。

その中でじゃあどこやったの?ってことなんですが、近世です。それも末期。幕末に地方*2で起こったとある地震についての研究をしてました。区分的に近代に迫るギリギリな時期ですけど、元々幕末動乱期のざわついた雰囲気が好きだったので、そこから選んだ感じです。

地震史といってもただ地震のデータを取るんじゃなくて、地震の際人々はどのように反応し、どのように生活し、どのように復興を遂げていったのかという過程を追うもの。この過程の部分を深く見ていくと、藩の復興策がどう行われたかとか、どんな感じで逃げたのかとか、情報共有はできていたのかといった色んな様子が見られて面白いんですよね。

ちなみにこれを選んだのは、東日本関連のボランティアに関わってたので、自分の専攻を通して何か返せることはないのかな?って思った事がスタートにありまして。昔の人から学べとはよく言われますが、それをまさにやってやろうということで始めたのでした。(まあ、結局やることの多さに負けてボロボロだったんですけど......)

 

ザックリとこういうテーマで研究してきたのですが、ウチの研究室ではこれを2万字ほどの論文で提出します。はじめに、第一章、第二章、第三章、おわりに、そして註なり表なりつける構成。これを作るまでに、先行研究や史料をひたすら読んで情報を集め、自分なりの考えを添えて、筋の通った論文にするといった流れを通して、完成です。文系だったら、統計データを扱う社会学やらを除けばだいたいこんな感じなんじゃないでしょうか。とにかく、読んで読んで読みまくる。そしてこれまでどんな研究があったのかをしっかりと整理し、文字に起こす。このプロセスが、シンプルだけど本当に厄介なんです。読んでも読んでも論文が出てくる。書いても書いても上手く整理できない.......。空っぽの読解力を駆使に駆使する辛い日々でした。

 

ここからは自分なりのスタイルですけど、とにかく読んだ論文の要旨整理をメモアプリ「Evernote」に書き残すことを心がけていました。論文の難しい内容を落とし込むには、結局読んで要約して書きおこすという作業が一番なんですよね。時間はかかるけど。

最初はノートに自筆でやってましたが、どこに何を書いたのかわからなくなって苦しんだので、文字検索できるメモアプリはかなり役に立ちました。これがなかったら、積み重なっていくノートを付箋だらけにして、イチイチ「どこに書いたっけ......」と探しまくってました。考えただけで恐ろしいです。

 

evernote.com

 

無料版でも十分すぎる便利さなんですね~。PCとスマホで同期できるので、思いついた時にメモり、PCからそのまま見られるから強い。ブログ書く時も下書きはこれでやってます。

 

先行研究の本や雑誌探しは、基本大学の図書館、研究室で事足りますが、自分の場合地元を研究対象に選ばなかったので現地の図書館までわざわざ行ってました。くっそ遠かったし、もちろんその地域住民じゃないので借りられず、大量コピーさせていただくハメに。本当にご迷惑をおかけしました。

で、後から気付いたんですけど、そんな地方にいかずとも全ての本が揃った最強の図書館が東京にあるんですよね。そう、国立国会図書館である!!!

 

www.ndl.go.jp

 

今までわざわざ図書館巡りしてた自分を殴りたいほどの凄みがここにはあった。蔵書が半端ないので開架図書は辞書くらいしかありませんが、申請すればすぐ読めます。一度に申請できるのは書籍が3冊、雑誌が10冊。持ち出しは不可能なので、コピーできる複写窓口に持っていき、待ち時間を経てマイ資料が完成!そんなことを先日やってきました。

一応先行研究目的で行ったんですけど、ここ、漫画も漫画雑誌も全部置いてあるユートピアなんですよ。例えばジャンプは創刊号からほぼ最新号まであるし、人気漫画から打ち切り漫画まで全部あります。や、ホントビビリます。試しに何か検索してみてください。

 

ndlonline.ndl.go.jp

 

なんかもう、東京に住んだら毎週通いたいです。

 

先行研究に関しては図書館で借りれば大丈夫なのですが、厄介なのは史料。すなわち古文書です。これは文書館やらに行かなきゃ無い。翻刻されて本になってるものもありますが、なければ現地に足を運び、撮影させてもらうしか道が無いのです。

 

ja.wikipedia.org

 

↑要はこういう墨で書かれた歴史番組でよく出てくるやつ。これを撮ってひたすら読みます。基礎は授業で習っているとはいえ、人によって字の感じは異なるのでただただ読めず地獄。

 

https://www.jacar.go.jp/

 

上のURLは「アジア歴史資料センター」というサイトで、国立公文書館やらがインターネット上で文書を公開してる超便利なとこです。だがしかし!!近代以降のものがほとんどなのである!!!! 近世人*3には無縁でした。

 

www.nijl.ac.jp

 

ということでお世話になったのが、立川にある国文学研究資料館というとこでした。研究者か近くに住んでる人じゃないと絶対に行かないようなとこです。裁判所とかの並びにあるから色んな意味で行きづらい。

私が読む必要のあった文書群はこちらに保管されていました。これを事前申請して撮影させてもらう流れ。ただ、特に見張りも無く普通に触れるのでめちゃめちゃ緊張しましたね。厳重なのかザルなのかわからん。虫喰いのため開きづらかったり、めちゃくちゃ長い書状を開いた後元に戻すのが大変だったり、そもそも撮るべき量が多すぎたりと色々ありましたが、貴重な体験をさせていただいたな~とは思います。170年前に書かれたものに触ったんだからね。もうびっくりだよね。

 

 

このように本や史料を集めて、整理して、書くという作業を脳みそ振り絞ってやり続ける1年間でした。結局大した論を書けなかったのは非常に後悔してますけど、その過程自体は色々貴重な経験だらけで楽しかったので、自分としては良しとしたいです。ただし、教授にはみっちり絞られる未来が見えてます。来月に口頭試問と報告会がありますからね。それまでに自分の言いたい事を再度整理してまとめておかないと。いや、でも疲れたし一回引き籠って特撮やアニメを見る時間を作ろう......(そして気付けば当日である)

 

 

......2019年は計画的に生きたいと思いますっ!!!!!

 

 

 

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*1:補完計画最終話で「東映の殺し屋によって沈められた」と噂された

*2:「じかた」ではなくフツーに「ちほう」のこと。じかたって読んじゃうと「村」を指します。指摘されることはまずないだろうけど一応。散々注意されたんで......

*3:近世期を研究してる人のことを指す。古代は古代人といったように。古代人って聞くとめっちゃ槍持ってマンモス追っかけてそう