零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

playlist 2022/夏 Side 夜

9月もギリ夏です。

 

 

・夏の夜の曲を探すと無限に出てくる。タイトルも直球が多い。こっちの探し方が直球だから?でも一番描きやすい、記憶に残りやすい季節と時間帯なんだろうね。とある夏の一夜にあらゆる曲の物語を並列すると面白そう。片思いしたり、一緒になったり、すれ違ったり、未来を語り合ったり、お別れしたり、過去に思いを馳せたり、別々の道を歩く相手と夜空を分かち合ったり。大体物語の登場人物はふたりだな~と思ったので、「君」よりも「子猫」の登場回数が多いくるりの『7月の夜』や、視点が壮大なきのこ帝国の『夜鷹』なんかも入れてみた。

 

・せっかくだからplaylistの中からお気に入りのフレーズを抜粋。

 

ロマンチック フルコース/でもね どうでもいい/欲しいのは これじゃない

『23回目のサマーナイト』より

居場所なんてものいつだって流動的

『Summer Gate』より

思うより短い夏に生きる/熱帯びる街灯よ/どうか冷めないでいて

『異星人と熱帯夜』より

ただ歩いた夏の夜/刺されてかゆいのは腕だけじゃないんだよ/ただ歩いた秘密の夜/たまに触れるのは熱い手と冷たいプラチナ

『プラチナ』より

こんなやさしさは夜空へ消えてゆく/子猫のためにミルクを買った/子猫夜へと消えて行ったんだ

『7月の夜』より

得意げに笑って少し先を歩く/ばらばらの歩幅で彷徨った夜は/もう終わってしまった

『夏の夜の街』より

人は愛せば愛すほど/終わらない詩を探すけれど/はじめるためのサヨナラを/教えてくれた君は特別な人さ

『夜空1/2』より

遠ざかる 遠ざかる/あの夏 この夏 遠ざかるよ/そう簡単に オーバーラップ/繰り返す季節の"色んな"が

『YOUNG LOVE』より

 

・今年は夏を好きになれた気がする。特別嫌いなわけではないが、気温と蝉だけがどうしようもなく嫌だった。でもこやつらはあくまでも夏の一部分でしかない。沢山の人との交流を通して、夏の良いところを見つけられた気がする。解釈次第でまだまだ夏は終わらない。

 

・1ヶ月限定で加入していたマッチングアプリの目的が果たせたのでプラン解約した。か~な~り面白い飲み友達に出会えた。この先定期的に会う中でどういう間柄になるかはわからないけれど、関係性を何かしらの枠に当てはめるより前に、この良縁を大切にしたい。とりあえず次回の予定も決定したので楽しみ。

 

・自分は歌詞を読むのが苦手だ。つくづく読解力がない。どちらかというと苦手なワードやフレーズに反射的に拒否反応を覚えてしまう。そんなことで引っかかるなんてもったいないとか、歌詞に違和感を覚えているのにも関わらず目を逸らして表明しない逃げだとか、これくらいで引っかかってるのにあの曲には何も言わないの?とか詰問されたって、そう言われましても......としか思えない。この文章にも「まだ認めないのか」なんて言われそうだけど。playlistの抜粋も好きな歌詞ってか好きな言い回しだしなあ......。

 

・小一時間ほどの長距離散歩が最近のマイブーム。歩くついでに面白そうなお店も探す。昨日はナンバーガールANNを聴きながら、数駅先まで歩き、目星をつけていた古本屋併設のバルに入った。常連客が盛り上がる中、黙々と古本を読みながら焼酎を飲むという贅沢な時間を過ごした。本の内容と常連客の会話が頭の中で混じり合う感覚が結構好きだった。