零れ落ちる前に。

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ウルトラマンガイア 第9話「シーガル飛び立つ」感想

こんにちは、ログ(@exloyrog)です。
 
今週はずっと卒論を進めてて、昨日でやっと一山越えました。大変だったぁ。こっからが終盤戦なので、体調に気をつけながら冬を越えたいものです。その影響でブログもなかなか更新できなかったのですが、今日は溜まった分を一気に消化していこうと思いますよ~。にしても日曜ニチアサお休みで助かったぜ。
 
ガイアは相変わらず単発回が続きそうですが、またも本格的で渋いエピソードを披露してくれました。何というか、今まで見てきたどのウルトラマンよりも「本格的」「匠」といった言葉が似合う作品だなと。まあそんなに見たことあるわけじゃないからあれなんですけど。人情に訴えるとか、娯楽に全振りとか、どシリアスとか、そんなウルトラがほとんどだったので、「匠の技」に唸りながら毎週見ております。

 

 

 
 

本格レスキュー・シーガル隊

 
唐突に初登場したレスキューチームことシーガル隊。ホントびっくりするほど唐突でしたよ。我夢誰と喋ってんの?1話飛ばしたっけ??といきなり動揺した。これまで出てこなかったのは、機会がなかったからなんですね。
 
そんなレスキューチームが、取り残された民間人のためについに出動。救助する相手を扉越しに呼びかけ続けながら、扉の切断作業を続ける男2人には、「あれ、この番組ウルトラマンガイアだっけ?ゴーゴーファイブとかと間違えてない?」と錯覚してしまうほど。
 
いやそんな冗談はさておき、戦闘がメインの番組なのに、レスキュー隊にスポットを当て、じっくりと救助活動の一部始終を描いてくれたのには感動です。「息子さんとキツツキ見に行くんだろ?」の声をかけ続けるとことか、「ひとりでも助けられる命があるなら」という隊長の言葉とか、静かだけど熱い展開。直接戦わなくても、彼らも命がけの戦いをしているんだ、というのがひしひしと伝わってきましたよ。
 
防衛チームと救助チーム。2つあってこそ、人々の平和を守ることができる。過去の作品の中でもXIGは特にチーム力が高いのではないでしょうか。
 
 
余談ですが、救助された2人の男性、「怪獣災害基金」なるものを立ち上げようとしてましたね。ガイアの世界だとこんな動きをする人がいるんだなぁ。その辺ちょっとリアルでした。「災害基金」がもしできるなら、後に「保険」もできるようになるのかなと思ったり。後の展開で触れてくれたら非常に面白そうです。
 
 

無機質な怪獣と本格特撮セット

 
今回は特に、ほぼ全編特撮シーンということで、かなりセットに気合が入っていたなあという印象。大胆に破壊されるビルとか、その中で必死に声をあげる民間人とその周りのガレキとか、最後の救助シーンとか、諸々がとにかくリアルで驚きました。
 
そして諸悪の根源こと、光熱魔石レザイト。個人的にはマックスのイフを思い出させる、無機質で恐ろしいやつでした。天然ガス爆発に始まり、東京沈没させようだなんてマジパねえ。
 
にしてもガイアの敵は不気味な奴が多いですね。特にここ3話近くはフィギュア化なんて無理そう&売れなさそうな奴ばっかり。愛嬌のある怪獣も見てみたい気持ちと、いやこのままでも面白いなあって気持ちとがせめぎあってる。
 
あの手この手でXIGを困らせた強敵に立ち向かうは我らがウルトラマンガイア。OPにもあるように、ギリギリまで頑張って踏ん張って、どうにもならない!っていうところでガイアに変身するのが超熱い。まずは人間でしっかり立ち向かおうとする姿勢が、「本格派」な作品だと感じられる要因の一つなのかも。そして戦闘自体もかなりギリギリでしたが、気合でぶん投げておデコビームでフィニッシュ! サムネにもある真っ赤なガイアが美しい。我夢の少年っぽさと、ガイアの凛々しさが合わさって、「クールだけど熱い奴」「熱いけどクールな奴」感がたっぷり楽しめた戦闘シーンでした。
 
 

シーガル飛びたつ

 
 
以上、9話でした。もう今日の夜で10話だと思うと早いなあ。キャラ紹介が終わってからのガイアは本筋から外れ、単発回が続きますが、どれも本格的で見応えがありすぎます。なんなら終盤ギリギリまで本筋やらなくてもいいんじゃないかってくらい。いや、そんなことしたら藤宮くんの立場が......。がんばれ、負けるな藤宮くん。もっと絡んで。

 

 

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