零れ落ちる前に。

その時々感じたことを、零れ落ちる前に。

ニチアサの顔・OPナレーション。その歴史を振り返る

ビルドのあらすじ記事を書きながら思っていたのですが、最近のニチアサ、印象的なOPナレーションが多いですよね
 
私の子供時代でいえば、戦隊でいえば『デカレンジャー』や『マジレンジャー』、ライダーでいえば『電王』が印象的。「S.P.D.!」とか「魔法!そしてそれは勇気の証!」とか、「時の列車デンライナー!」とか...。つい言葉にしちゃくなるような印象的なものばかりで、このナレーションを聞けば「日曜朝が来た!」とワクワクします。
 
では、戦隊と仮面ライダーでOPナレーションが入っているものは何作品あるのか?
また、いつから始まったのか?
そんなことが気になってきました。

 

 
ということで、今回はTTFCを使って過去の戦隊・ライダーを振り返りながら、OPナレーションにどういうものがあったのかをまとめていきたいと思います。
皆さんも是非、OPを流しながら、一緒に懐かしい気持ちに浸りましょう。
 
 
 
〇注意点
ここでいうOPナレーションとは、OPが流れ始めたタイミングで流れるものに限定します。Wやオーズのような「これまでのあらすじは!」みたいなのは抜きで。
また、本放送のもののみ、映画は除きます。
それと、今回振り返るにあたってTTFCで視聴したので、もしかしたら当時は違った!というのはあるかもしれません。その辺りもご了承ください。
 
 
◯目次

 

 

◯更新履歴
2019年1月13日:
『ジオウ』17話~の記事を更新。
2019年4月7日:
『ジオウ』30話~の記事を更新。 
『ルパパト』の記事を更新。
2019年6月30日:
『ジオウ』40話~の記事を更新。
キュウレンジャー』の記事を更新。
2019年9月15日:
『ジオウ』の記事を更新。
『ゼロワン』の記事を追加。

 

  
 
 

ライダー編

第1話「俺、参上!」

 

2007年「仮面ライダー電王」 

(ナレ:石丸謙二郎
 
「時の列車・デンライナー。次の駅は、過去か、未来か。」
 
 
電王といえばこのナレですよね。声はオーナーです。
次の「駅」は、という言葉選びよ。放送当時はどうなるんだこれって感じでしたが、今ではすっかり平成ライダーで1番といっていい代表作に。久々に見たいですね、デンライナー。ジオウで出るのに期待。
 
 
 

2009年「仮面ライダーディケイド」 

(ナレ:鈴木英一郎
 
「世界の破壊者・ディケイド。9つの世界をめぐり、その瞳は何を見る?」
 
→21話~
「世界の破壊者・ディケイド。いくつもの世界をめぐり、その瞳は何を見る?」
 
 
ネガの世界に行った時、9以上の世界があると気付いてナレ改変。9以上回るってことが最初から決まっていたのかどうなのか。
その瞳は何を見る?」からの士くんの眼→カメラのレンズ→ベルトに9つのライダーという流れがオシャレです。
 
 
 

2011年「仮面ライダーフォーゼ」 

(ナレ:檜山修之
 
「宇宙。無限のコズミックエナジーを秘めた、神秘の世界。
若者たちは、アストロスイッチでその扉を開き、未来を創る。
スぺース・オン・ユア・ハンド。その手で宇宙を掴め!」

 

 
うぉっうぉうぉっうぉうぉ~、フォーゼ!って真似して言っちゃうやつ。
フォーゼのナレ、個人的にライダーで一番好きです。楽しい事が始まる予感がするのと、OPとセットにしたくなっちゃう点で。2期はこういうナレが多いですよね。
 
 
 

2012年「仮面ライダーウィザード」

(ナレ:平田広明
 
「魔法の指輪・ウィザードリング。
今を生きる魔法使いは、その輝きを両手に宿し、絶望を、希望に変える。」

 

 
後ろで鳴ってる神々しいメインテーマが、言葉とともに蘇ってきます。
晴人くんの説明、魔法使いの説明、主題の説明と、非常に簡潔。
絶望を、希望に変える」というキャッチフレーズが素晴らしい。
 
 
 

2016年「仮面ライダーエグゼイド」

(ナレ:諏訪部順一
 
35話・36話
「人類とバグスターが、命がけの戦いを繰り広げるゲーム・仮面ライダークロニクル。
プレイヤーはゲーム病を発症し、ゲームオーバーになった者は消滅する危険なゲームが、街に蔓延っていた。
これは、かつてないウイルスから患者の命を守るために奔走する、ドクター達の物語である!」

 

 
何故か2話だけ挿入された特殊アナウンス
CRの壁を正面に、左から大我、永夢、飛彩、明日奈の4人が背中を向けて並ぶ図が、たった2話ながら印象的。3人は白衣を、明日奈はピンクのナース服を着ています。ただ大我さん、あなたまだ白衣もらってないよね。7話ほど早いよね。
 
エグゼイドはOPをしばらくEDに変えたり、新OP映像を作ったり、何かと試行錯誤を重ねてる感が見受けられました。
 
 
 

2017年「仮面ライダービルド」

(ナレ:バッキー木場
 
2話~28話
「火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした、スカイウォールの惨劇から10年。我が国は、東都・北都・西都の3つに分かれ、混沌を極めていた。」
 
29話~35話
「スカイウォールの惨劇から10年。世界を滅ぼす強大なエネルギーが秘められたパンドラボックスを開けるため、新たな戦いが幕を開けた...!」
 
36話~48話
「地球を滅ぼすほどのエネルギーが眠るパンドラボックスがついに開かれた!
その力を操る地球外生命体・エボルトの前に、仮面ライダーが立ちはだかる!」

 

 
ビルドもかなり印象に残るナレーションですよね。
世界観説明に完全に振っていた初期ナレ、今後の展開を期待させる2つ目のナレ、そして最終決戦感の強い3つ目のナレと、どれも甲乙つけがたい。
 
ビルドの記事はこちらもあるので是非。
 
 

2018年「仮面ライダージオウ

(ナレ:小山力也
 
1話~16話
「時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達。今その力が、未来へと受け継がれる!
祝え!新たなる王の誕生を!」

 

 
そして最新作。祝え!ってまるでウォズさん。
しっかりと平成ライダー達」の力を受け継ぐ者としてジオウを位置づけているのが良い。メタ的にも、物語の内容的にも。今後が楽しみになるナレーションですね。
 

 

exloyks.hatenablog.com

 

 

 

17話~29話
「オーマの日。仮面ライダーの時代を画する審判の日。
それは歴史の終わりか、それとも始まりか。
選べ!我々自身の未来を!」
 
 
第2章「未来編」より新ナレーション。「オーマの日」という新たな重要ワードと、「選べ!」と未来の選択を促す台詞が印象的です。
 
この選んだ先が、我が魔王が君臨する未来なのか、それとも我が救世主が切り開く新たな未来なのか。ソウゴとゲイツがどちらの道を選ぶのか非常に気になります。前までのゲイツだったら救世主の道を選ぶと思うけど、ソウゴとの信頼関係を築いた今、安易には選ばなさそうですし。
そして仮面ライダーの時代を画する審判の日」という壮大な位置づけが大変カッコよい。『ジオウ』という作品が選んだ道が、平成ライダーにとってか~な~り重要なんだと自ら決意表明をしているようです。
 
新たなナレーションとともに、今後のジオウを楽しんでいきましょう!
 
 
 
30話~40話
「時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達。全ての力を受け継ぎ、新たなレジェンドが始まる。祝え!真の王者の誕生を!」
 
 
第30話の『剣』編後編において、トリニティが誕生。これによってオーマの日は終わり、ウォズの本にも書かれていない新たな未来が始まったようです。第2部で「選べ!我々自身の未来を!」と言われ続けてきたのに対し、ソウゴ・ゲイツ・ウォズの3人が自ら新たな未来を選び取ったということですね。
 
そしてその先の未来では「新たなレジェンド」が始まり、「真の王者」が誕生する。これはオーマジオウでさえも予測できない新たな歴史ということか...?現時点で当初の2068年とどれくらい分岐しているのか不明なので、視聴者にとっても、ウォズ達にとっても、ドキドキです。
 
にしても何故第30話という中途半端な時期で?来週からでも良くない?と思ったのですが、もしかしたらメタ的に「令和」という新たな元号が発表された次の週だからなのかも。そう考えると、「平成ライダー」の歴史が今幕を閉じようとしているんだな...と何だか感慨深い気持ちになります。
 
 
 
41話~
「時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達。彼らの力を集め、最後の戦いが幕を開ける!切り拓け!真の王となる未来を!」
 
 
おそらく最後のナレ編。『ビルド』は3パターンの変化がありましたが、『ジオウ』はそれを超え、ライダー史上最多の4パターンとなりました。
 
新たなる王の誕生を祝った1クール目、未来の選択を迫った2クール目。オーマの日を乗り越え、真の王者の誕生を祝った3クール目。そして、最後は「真の王となる未来」を切り拓け!と、最高最善の魔王を目指すソウゴを鼓舞するような内容に。ドライブウォッチを集められていないとはいえ、一旦は彼らの力を集めきったこのタイミングでの変更でした。
 
物語も「最後の戦い」へ。とはいっても、謎はまだまだ多く、どこに着地するのか検討も付きません。オーマジオウとウォズの真の目的は何なのか。タイムジャッカーの目論見はどこへ向かうのか。ジオウの世界に介入した士は何を見るのか。スウォルツとツクヨミは何者で、先の展開にどう絡むのか。今週リセットされた世界は復元されるのか。そもそも元の世界もどんな未来へ向かうのか。そして数々の障壁を、ソウゴとゲイツは乗り越えることができるのか。
 
いよいよクライマックスの『ジオウ』。平成ライダーの歴史の最後の1ページまで、この目に焼き付けましょう。
 
 
 
そして8月25日、『ジオウ』の物語は完結しました。上記の謎については大方解決できたのではないかと思います。尺不足というか、夏映画で示された『ジオウ』や平成ライダーの「凸凹で何が悪い!」という姿勢を表すように、新たな世界を創造して1からやり直すという大胆な終幕。オーマジオウに縛られた運命を壊すための1年間だったと思うと納得です。
 
結局のところ本編でソウゴは「真の王」にはなれませんでしたけど、それは名目上の問題であり、本質的には「真の王」になれたのではないでしょうか?ゲイツやウォズ、ツクヨミがいない未来は寂しいという発言は彼のエゴに見受けられますけど、「民を想う王」の選択としては、間違っていないと思います。
 
「王」の夢を捨ててでも世界を救う。常盤ソウゴの大いなる選択は、誰にも知られない。いや、ウォズと視聴者だけは知っている。彼が「真の王」となったことを・・・。
 
ということで、小山力也さんもといオーマジオウの力強い鼓舞に支えられた楽しい1年間でした。またいつか未来で! 
 
 
 

2019年「仮面ライダーゼロワン」

(ナレ:山寺宏一
 
3話~
人工知能搭載人型ロボ・ヒューマギアが、様々な仕事をサポートする新時代。AIテクノロジー企業の若き社長が、人々の夢を守るため、今飛び立つ!」
 
令和ライダー1号の『ゼロワン』、OP映像が3話にしてついにお披露目されました。第1話、2話の視聴満足度が既に高すぎて、スタッフの熱量をビシビシと感じる素晴らしい日々ですが、3話もそれらを超える見事な出来栄え。OP映像のテンションもそれに負けず劣らずのものでした。
 
山ちゃんの聞きなれた声で始まるナレーション。今回は『ゴーバスターズ』や『ビルド』に近い世界観説明系の台詞ですね。ただ、滅亡迅雷.netの事は語らず、あくまで「人々の夢を守るため」に戦うというのは好印象。或人が目指すのは敵の殲滅より先にある、人々の暮らしを豊かにするという目標ですから。
 
そして「飛び立つ!」は「跳び立つ!」というバッタライダーのイメージとも掛けているご様子。ライジングホッパーがどこまで高く飛んでくれる1年になるのか。物理的にも心理的にも楽しみです。
 
さて、もうひとつ。ナレーションだけでなく映像にも触れておきますか。これがもう~~~かっこいい!!初見でこんなグッとくるのは久々な気がします。気になるポイントを以下挙げてみますと・・・
 
・謎の紫ライダーズ(迅と滅が変身すること確定)
・デイブレイクの拠点のような場所でハッキングされた赤目&ロングヘアのイズ
→過去の記録なのか、未来の展開なのか
・大量のヒューマギアに囲まれた或人、不破、唯阿
→後に協力体制は確実?
・雨の中地面に転がるゼロワンドライバーとエイムズショットライザー
→敗北の予兆?
・イズの涙→シンギュラリティの予感
・ボロボロの或人と手を差し伸べるイズ
・ルパパトOPラストカットのようなカッコイイ5ライダーズ
 
 
意味深なカットに派手な画、洗練された画など、楽しめるところ盛りだくさんなOP映像でした。これから1年間見られると思うと楽しみすぎる!Jさんと西川兄貴が時間が無い中即作ったという楽曲「REAL×EYEZ」も完璧に合致しています。1年間、よろしくお願いします!!
 

 

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戦隊編

 

急げ!地球を救え

 

 

1986年「超新星フラッシュマン

(ナレ:小野田英一)

 

「ある日、地球から5人の子供が宇宙の果てにさらわれた。
そして、20年後...」

 

 

正直、21世紀以前の戦隊はとびとびでしか見たことがなかったので、フラッシュマンにもあったのは知りませんでした。宇宙感あるBGMと映像、小野田英一さんの渋い声が見事に合っています。

 

 


1987年「光戦隊マスクマン」 

(ナレ:武田広)

 

「人の体には、未知の力が秘められている。
鍛えれば鍛えるほど、それは無限の力を発揮する。」

 

 

ムキムキのマッチョが出てきてオーラパワーを出してる映像の圧が強すぎる
鍛えれば強くなる!というパワー系戦隊にぴったりなナレーションですが、どういう話なのかはスッと伝わっては来ないですね...(それはそれで味がある)
その後に来る影山ヒロノブ氏の力強い歌声が良いですね。余談ですが、影山さんこの頃から今まで声のハリが変わってなくてすげえ。

 

 

1988年「超獣戦隊ライブマン

(ナレ:桑原たけし)

 

「友よ。君たちは何故、悪魔に魂を売ったのか?」

 

 

ライブマンも見たことはないんですけど、ゴーカイジャーでのエピソード(30話「友の魂だけでも」)が印象的で、このナレーションもすんなり入ってきました。主題がスッと入ってくる、短いながら良ナレーション。

 

 


1992年「恐竜戦隊ジュウレンジャー」 

(ナレ:大平透

 

「一億数千万年前の恐竜時代から、今蘇った五人の戦士たち!」

 

 

いきなり恐竜たちがバンッと出てきて、このナレーション。非常にわかりやすい。
恐竜たちって書きましたが、後のアバレン、キョウリュウと違って、恐竜で統一してるわけじゃないですね。サーベルタイガーとマンモスもいるし。そういうところからも、てんこ盛り感が伝わってきます。

あと、冒頭ナレーションって使いまわしじゃないんですね。1話~2話はこもった感じの低い声色ですが、その後はテンション高めだし。それとも3話から変えただけ?

ご存知の方、是非情報をください。

 

 

1995年「超力戦隊オーレンジャー

(ナレ:田中信夫

 

1話~6話
「地球侵略を企むマシン帝国パラノイア
人類最大の危機を救えるのは、超文明のパワーを身に付けた彼らしかいない。」

 

 

ナレーションは序盤だけで、7話以降は「今回の展開はこれだ!」みたいなアバンが数秒入っていました。こういうのって普通前回のあらすじでは。だいぶ珍しいスタイルです。

オーレンジャー、ちゃんと見たことないんですけど、確かパラノイアって歴代でも最強クラスの敵と聞いたことはあります。6話まででしたが、ナレとともに姿を見せるパラノイア軍団のオーラが圧倒的です。

 

 

 

1998年「星獣戦隊ギンガマン

(ナレ:若本規夫

 

「星獣。それは、銀河の平和を守るために戦う、神秘の動物たちのことである!」

 

 

ジュウレンジャーとか、キョウリュウジャーに近いナレーション。
アナゴさんなんですね~。クセの強いアナゴさんしか知らないから一瞬わからなかった。

小林靖子戦隊、ということでいつかしっかり見てみたい。近いうちにチャレンジしたいです。

 

 

 

2000年「未来戦隊タイムレンジャー」 

(ナレ:堀之紀

 

「西暦3000年の未来人たちと、1人の男が出会った。新しい時を刻むために...」

 

 

「go over time and space...」といういきなりの英語と、特撮史上最もちびっこが歌えないOP
短いナレーションですが、壮大な物語を感じさせる印象深いナレーションです。

 

 

 

2004年「特捜戦隊デカレンジャー」 

(ナレ:古川登志夫

 

「S.P.D。Special Police Dekaranger。燃えるハートでクールに戦う5人の刑事達。
彼らの任務は、地球に侵入した宇宙の犯罪者たちと戦い、人々の平和と安全を守ることである!」

→最終回のみ
「S.P.D。Special Police Dekaranger。燃えるハートでクールに戦う6人の刑事達。
彼らの任務は、地球に侵入した宇宙の犯罪者たちと戦い、人々の平和と安全を守ることである!」

 

 


ハードボイルドで、もっとも熱いナレーション。いつ聞いても燃える。
S.P.D、特撮史上最もカッコイイチーム名といってもいいんじゃないでしょうか。
若干惜しむらくは「6人の刑事」になったのが最終回だけなこと。テツ加入時から変えても良かった気がする。

 

 

 

2005年「魔法戦隊マジレンジャー」 

(ナレ:玄田哲章

 

「魔法、それは聖なる力。魔法、それは未知への冒険。魔法、そしてそれは勇気の証!」

 

 

魔法三原則。「勇気」がテーマなんだよ!という制作陣の思いが見える。
これも未知の冒険へいざなってくれそうな壮大なナレーションですよね。

 

 

 

2006年「轟轟戦隊ボウケンジャー

(ナレ:太田真一郎

 

「命がけの冒険に今日も旅立つ者がいる。
ひそかに眠る危険な秘宝を守り抜くために、あらゆる困難を乗り越え進む、冒険者たち!」

 

 

冒険者=ぼうけんじゃ=ボウケンジャー!!このセンスの良さ。
あくまで「敵を倒す!」じゃなく、「秘宝を守り抜く!」というコンセプトなのがボウケンジャーの特色です。

 

 

 

2007年「獣拳戦隊ゲキレンジャー

(ナレ:ケイ・グラント

 

「獣を心に感じ、獣の力を手にする拳法、獣拳。獣拳に相対する2つの流派あり。
1つ!正義の獣拳、激獣拳ビーストアーツ。
1つ!邪悪な獣拳、臨獣拳アクガタ。
戦う宿命の戦士たちは日々、高みを目指して、学び、変わる!」

 

→最終回のみ
「獣を心に感じ、獣の力を手にする拳法、獣拳。獣拳には相対する2つの流派があった。
1つ!正義の獣拳、激獣拳ビーストアーツ。
1つ!邪悪な獣拳、臨獣拳アクガタ。
2つの流派は一つに帰り、最後の戦いが、今、始まる!」

 


こちらも最も熱いナレーション。
最終回で激獣拳と臨獣拳がナレーションでもついに交わるんですよね...これ、リアルタイムで見たかった...。
中華風BGMも引き立ててます。「高みを目指して~」の部分に、ゲキレンジャーのテーマである「修行」が詰まってます。

 

 

 

2011年「海賊戦隊ゴーカイジャー」 

(ナレ:関智一

 

通常回
「冒険とロマンを求めて、宇宙の大海原を行く若者たちがいた。
宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、海賊の汚名を誇りとして名乗る豪快なやつら。その名は...!」


レジェンド回
「地球の平和と、人々の笑顔を守り続けてきた34のスーパー戦隊
宇宙帝国ザンギャックとの戦いで失われた、その力を受け継いだのは、とんでもない奴らだった!」

 

最終回
「冒険とロマンを求めて、旅を続けてきた6人の若者たち。
宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、海賊の汚名を誇りとして名乗る豪快なやつらの、その名は...!」

 

 


凄く頻繁に変わるなあと思ったら、パターン1の通常回、パターン2のレジェンド回でナレーションが変わっていました。通常回では海賊の紹介、レジェンド回ではレジェンド大戦の紹介、というルーティンですね。
例のBGMとともに伝説が始まるような感覚を味わえるのはゴーカイジャーならでは。いやあ、かなり楽しくて贅沢な1年だったな...。ちなみに49、50話も何人かレジェンドが登場するためレジェンド回換算です。

 

 

 

2012年「特命戦隊ゴーバスターズ

(ナレ:宗方脩

 

1話~16話
「新西暦2012年。都市生活を支える巨大なエネルギー、エネトロン。
それを狙い、人類を脅かす存在、ヴァグラス。
ゴーバスターズとは、人々を守る特命を帯びて戦う、若者たちのことである!」

17話~27話
「新西暦2012年。人類の命の源である新エネルギー、エネトロン。
それを狙い、亜空間からの侵略を進める、ヴァグラス。
人々の平和を、命を護る特命を受けた若者たち、ゴーバスターズ!」

 

 

28話からはOPが変わったため、ナレーションもなし。なんで一区切りついた31話からじゃなくてここからだったのか。17話からは陣さん追加のためか、若干変更です。

ゴーバスターズも大好きなんですが、「エネトロン」があった時の方が好きでした。なのでこのナレがなくなるとともにエネトロンがあまり出てこなくなったのがちょっぴり寂しい。

 

 

 

2013年「獣電戦隊キョウリュウジャー」 

(ナレ:千葉繁

 

ガブリンチョ!
恐竜。プラス人間。
億千年の時を超え、地球を守るために今、史上最強のブレイブチームが誕生した。
聞いて驚け!!!」

 

 

千葉さんの喉が心配になるナレーション。文字ではあの熱量とか声のトーンを表現しきれない。たぶんビックリマーク3つとかじゃなくてもっともっとついてますよこれ。恐れ入った。
余談ですが、同じ恐竜戦隊でもジュウレンジャーは「一億数千万年前」、キョウリュウジャーは「億千年の時を超え」という表現をしています。いや、だからどうだって話ですが。

 

 

 

2014年「烈車戦隊トッキュウジャー」

(ナレ:山口勝平

 

「7時30分発。烈車戦隊トッキュウジャーが発車致しま~す。
お乗り遅れの無いようご注意くださ~い」

 


このナレが流れる時って7時32分くらいだよね!?っていうツッコミは野暮なやつ。
駅員さん風ナレが聞けるのはトッキュウジャーだけ。「白線の内側に下がってくださ~い」とか本編でも結構出てきました。その後に流れる90年代アニソン風のスピード感あふれるOPがたまらん。イセダイ~!

 

 

 

2015年「手裏剣戦隊ニンニンジャー

(ナレ:垂木勉

 

1話~6話、8話~10話
「ラストニンジャの称号を得るために、祖父の志継ぐ5人の孫たち。
倒す相手は、恐るべき敵、戦国最強・牙鬼幻月。
今をときめく若き忍者は、忍びなれども忍ばない!」

7話
「遡ること40年前、1975年4月5日。
地球に最初のスーパー戦隊が誕生した!
そして38のスーパー戦隊に引き継がれてきた正義の魂を、今受け継ぐ若者たちは、忍びなれども忍ばない!」

11話~20話
「ラストニンジャの称号を得るために、祖父の志継ぐ5人の孫たち。
倒す相手は、恐るべき敵、戦国最強・牙鬼幻月。
アメリカから来たロックなアイツは、忍びなれどもパーリナイ!」

21話~33話、35話~
「ラストニンジャの称号を得るために、祖父の志継ぐ5人の孫たち。
倒す相手は、恐るべき敵、戦国最強・牙鬼幻月。
弟子も加わり、熱き忍者は、忍びなれども忍ばない!」

34話「遡ること27年。世界忍者戦を繰り広げたレジェンド忍者、ジライヤ!
今、時を超えて参上した世界忍者の挑戦を受ける若き忍者は、忍びなれども忍ばない!」

最終回「ラストニンジャを超えるため、覚悟を抱いた孫と弟子!
倒す相手は、恐るべき敵、牙鬼幻月、真月親子。
試練を乗り越えし強き忍者は、忍びなれども忍ばない!」

 

 


流石ニンジャ。多すぎる。もう少し忍べよ
ジライヤやハリケンレッド・ニンジャレッドとのコラボ回では特殊ナレーション。何でもありだからこそできる荒業です。他にもしれっとシュリケンジャーやマジイエローとも共演してるし...。
最終回の特殊ナレは熱い。うるっときたのを覚えています。特殊ナレ好きにはたまらないので、今後ももっと増えてほしいな。ルパパトも最終回は共闘してそうだし、特殊ナレ来そうで期待。

 

 

 

2016年「動物戦隊ジュウオウジャー

(ナレ:チョー)

 

「多くの命が生きる星、地球。1人の人間と、4人のジューマンが出会い、ひとつの群れが生まれた。
地球を守るために!」

 


大和とジューマン4人が出会い、「群れ」が生まれた。当初はタイムレンジャーの竜也と4人みたいだ~なんて言われていましたね。懐かしい。
この頃、「スーパー戦隊レジェンドウォーズ」というアプリにハマってたので、このOPに合わせてめっちゃナレ読みしてました。最近どうなってるんだろ、あのアプリ。

 

 

2017年「宇宙戦隊キュウレンジャー

(ナレ:木村昴

2話~31話

「宇宙が心無き者の手に落ち、人々が涙する時。

キュータマに選ばれた9人の救世主が、宇宙を救う!」

32話

「時は、遙か彼方の未来。88の星座系は将軍ドン・アルマゲ率いる、宇宙幕府ジャークマターに支配され、希望が失われていた。

しかし、宇宙には一つの伝説が伝えられていた。宇宙が心無き者の手に落ち、人々が涙する時。9人の救世主が現れ、宇宙を救う!

彼らは今や、12人の究極の救世主となって、宇宙の平和を取り戻すために、宿敵ジャークマターと戦っている!」

 

 

ここで一つ謝罪しておかなければならない事が。キュウレンジャー、実は4話くらいで脱落しておりまして、ナレーションがあったことを忘れておりました。面目ない。

 

たった4話で脱落した理由は、当初の期待値と本編の面白さの大きな乖離。放送前のプロデューサーさんの言葉に期待し過ぎていたんですよ。それを読んだ時、「あ、これまでの戦隊とは一線を画す、『ワンピース』的な大冒険ロマンなんだ!」とワクワクしたものです。1話が宇宙スタートだったことで、いつか来る地球編を夢見たんだ。そう、4話までは......。一瞬で集まってしまった9人の救世主、一瞬で辿り着いた地球。結局例年の「戦隊の枠」に収まってしまった事で、心は離れてしまったのでした。

 

とはいえ、個性豊かなキャラクター達、斬新なロボ戦、超カッコイイスーツなど、見所は山盛り。本筋は知らなくとも、たまに『ビルド』からの流れで見て気分転換的に楽しんでました。丁度枠が移行して、ライダー・戦隊の順が入れ替わったのも幸いだったのか。おやつ感覚で摘まんだり、摘ままなかったり.....。というのが自分にとっての『キュウレンジャー』。ファンの方には申し訳ない。

 

ただ、先日『ルパパトVSキュウレン』で、「本編ちゃんと見ておけば良かったな......」と少し後悔は持ちましたね。見ておけばもっとのめり込んだかなあって。TTFCに加入している内にいつか見ておかなきゃな。そんな後悔の念を込めつつ、忘れてた自分を殴りつつ、ナレーション記事をここに更新します。

 

 

2018年「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー

(ナレ:安元洋貴

 

「大快盗・アルセーヌルパンが遺した不思議な宝物・ルパンコレクションが、ギャングラーに奪われた!
失った者を取り戻すために戦う快盗。世界の平和を守るために戦う警察。
君はどっちを応援する?」

 


絶賛放送中、ルパパトはVS戦隊らしいナレーション。快盗と警察の対比が端的に伝わります。
毎回、「どっちを応援する?」と聞かれるので「どっちもだよ!!!」とテレビの前で答えてしまう。快盗、どうか失った者たちを取り戻して.....ほしい.....。

 

ルパパトの記事はこちら。

 

exloyks.hatenablog.com

 

 

 

30話~最終回まで無事感想を書き終えました。失った人が取り戻せて良かった...。ロスが続いています。

 

exloyks.hatenablog.com

 

 

 

 

長くなりましたが、以上がライダー、戦隊のOPナレーション。ライダーの初見は電王、戦隊はフラッシュマンでした。合わせて見るとフラッシュマンが一番最初という結果に。

ただ、増えてきたのは21世紀以降、戦隊でいえばデカレン、ライダーでいえば電王以降という感じでしょうか。途中から入った人でもどんな内容かがわかるナレーションが多く、長寿シリーズだからこそできることなのかなと思います。

 

今後も是非続けていってほしいです。